科学忍者隊ガッチャマン
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苗字は作品中では明らかにされていない[注釈 12]アメリカ人と日本人のハーフ。身長160センチメートル、体重45キログラム。普段はユートランドでゴーゴー喫茶・スナックJを経営している美少女。だが、料理は苦手[注釈 13]なので、専ら甚平が担当。このスナックJは、ジュンと甚平の家であると同時に、忍者隊メンバーの溜り場兼情報交換の場になっている。孤児院出身だが、自分の生い立ちをある程度覚えている。変身後の武器は刃が仕込まれたヨーヨー爆弾のプロでもある。バードスタイルは他のメンバーと違い、ピンク色で上腕部と太股を大胆に露出したノースリーブのミニスカワンピースに白いサイハイブーツ姿で、白兵戦では得意なキック技で惜しげもなく白い下着を披露したため、後年発行されたムックではその特集すら組まれていた[9]。健に人知れず恋愛感情を持っていて、甚平には度々そのことでからかわれている[10]。しかし、なかなか健本人にはそれが伝わらず、そのことで悩んでいたりもする。
燕の甚平(つばくろのじんぺい) / G-4号
声 - 塩屋翼推定年齢11歳。身長120センチメートル、体重30キログラム。一人でジュピター山をさまよっている時ジュンに発見された孤児で、ジュンと同じ孤児院で育った。そのため、ジュンを姉のように慕う。健を常に「兄貴」と呼び、ジュンを「お姉ちゃん」呼んでいる。ジュンと同じく苗字は不明。スナックJのウェイター料理人で、普段もジュンと一緒に暮らしている。第1話などでは伊賀忍者一族の末裔と自称している。変身後の武器はアメリカンクラッカー。打撃を加えたり、敵に投げつけて動きを封じたりする。未成年だがバギーを運転しており、劇中では「特別な運転免許証を持っている」と語っていた[ep 2]。担当声優の塩屋はこのころはまだ子役声優で、自身もまさに変声期に差し掛かった時期であったため、第1話と最終話では、声色が変わっている。登場人物(竜)に声変わりを指摘される場面もある[ep 3]。本当の誕生日は不明だが、ジュンと出会った日を誕生日と決めていて、「甚平」という名前もジュンが付けたという設定。なお「甚平」という名の由来は企画の鳥海尽三いわく「ぼくのおじさんの名前」とのことである。
みみずくの竜 / G-5号
声 - 兼本新吾17歳。本名・中西竜[注釈 14]。身長170センチメートル、体重80キログラム。日本の東北地方漁師の息子。普段はヨットハーバーの管理人。のんびりしているが海で鍛えた怪力を持ち、水中戦や船の操船で活躍する。ゴッドフェニックスの機長も務める。メンバーの中で唯一明確に肉親(両親と弟)が健在である(父の声 - 辻村真人[注釈 15]、弟誠二の声 - 野沢雅子[注釈 16][ep 4]。そのため、南部博士の配慮で戦闘に直接加わることは少なく、G-5号で待機していることが多いせいで目立たない。本人も留守番役に文句を言う描写が多い。しかし、一度戦闘に参加させようとした際はG-5号で居眠りをしていたため、そのことに落ち込みチームを辞めようとした。ジョーと同様のエアーガンを持っているが、ほとんど使わず、白兵戦時は専ら怪力一本で戦う。
南部考三郎博士[注釈 17]
声 - 大平透48歳。科学忍者隊生みの親で、彼らの親代わりでもある。国際科学技術庁(ISO)の中でいち早くギャラクターの存在を察知した人物でもある。オックスフォード大学ケンブリッジ大学の両方で学んだ天才的な科学者で、ISOが推進する無公害エネルギー開発プロジェクト「マントル計画」の主任室長を務める。その若さで東京大学名誉教授でもある。それゆえアンダーソン長官からの信頼も厚い。独身。口髭とスクエア眼鏡が特徴。モデルは芦田伸介。沈着冷静とのイメージがあるが、第34話では「脳波交換システム」の怪光線を浴びてサル脳波に入れ替わり、奇声を叫んで暴れ回って三日月サンゴ礁の自爆レバーを入れようとしたことがある。
レッドインパルス
声 - 吉沢久嘉序盤より登場。もう一つの南部博士直属部隊、深紅の戦闘機隊レッドインパルスチームを率いる謎の男。操縦や格闘ではガッチャマン以上の腕を持ち、ギャラクターに苦汁をなめさせるベルク・カッツェの仇敵である。その正体はホントワール国潜入のため、幼いころ行方不明になっていた健の父、鷲尾健太郎。第53話で健に正体を明かした後、V2計画阻止のために我が身を犠牲にして有人ミサイルで特攻。ヴァンアレン帯を押し戻して地球を救った。後に3作目『F』(第46話)では細胞破壊に苦しむ健の夢に登場する。
正木 / 鬼石[注釈 18]
声 - 横井光男(現:玄田哲章)(第76話)、青野武(第104話) / 横井光男(第104話)レッドインパルス隊員。隊長機の列機を務める優秀なパイロットたち。正木は第76話ではレッドインパルス亡き後の隊長を継ぐ。鬼石はギャラクターの拷問で舌が抜かれて喋れないが、「ギャラクターと分かった人間は必ず殺す」のを信条としている。ブラックホール作戦の際には秘かにギャラクター本部へと潜入、一般隊員に成りすまして本部の位置を科学忍者隊に知らせるものの、直後の戦闘にて両人とも戦死している[ep 5]。なおレッドインパルスのメンバーは隊長を含めて3人だが、かつては数人いたらしく、隊長から「親友や部下を何人も失った」と語っていた[ep 6]
アンダーソン長官
声 - 大宮悌二アメリス国のアメガポリスに本部を持つ[ep 7]、国際科学技術庁の最高責任者。地位は明らかに南部より上でありながら、一番という決断はいつも南部に押し切られている。科学忍者隊の正体は一切知らないが、南部以外で忍者隊やレッドインパルスに直接コンタクトを取れる唯一の人物である。
敵側
総裁X
声 -
田中信夫三十数年前のカッツェ誕生の日[11]に200万光年離れたアンドロメダ星雲の中にあるセレクトロ星からある命令を受けてやってきた、正体不明のギャラクターの総支配者。本作品では第21話で登場したヘンジンマン博士によって暴露されそうになるが、最後まで正体は不明であった。一人称は基本的に「私」だが第54話では「わし」と言っている。宇宙最高の頭脳を自称しており、次々と高度な科学力を背景にした作戦を立案するが、ことごとく科学忍者隊によって阻止される。本部からは動けないらしいが、姿を現して、ガッチャマンの手中に落ちたベルク・カッツェの危機を救ったことがある[ep 8]。最後は、故郷であるセレクトロ星が既に消滅していたことを知り、その真相を探るべくアンドロメダ星雲への帰還を決意し、ブラックホール作戦を遂行中だったカッツェに見限りと礼の言葉を残し、忍者隊の眼前で光り輝く鉛筆型宇宙船[12]で地球を去った。その正体は4年後の次作『ガッチャマンII』にて明らかになる。企画段階では「総裁Xは実在せず、ベルク・カッツェが操っていた幻だった」という設定案があったが、アニメではわかりにくいということで採用されなかった。このアイデアは後に『タイムパトロール隊オタスケマン』で採用される。
ベルク・カッツェ
声 - 寺島幹夫[注釈 19][注釈 20] / 北沢洋タツノコファイト)ギャラクターの「首領」で、自称「次期総裁」。総裁Xの忠実な配下として、ギャラクターの実働部隊を指揮する。特技は変装・変身で女性に化けること。これはカッツェ女性説の一因ともなった。他に、時に仕草や言葉尻が女性のようである、濃い色の口紅を好んで付けている、感情の起伏が激しくヒステリー、などが挙げられた。彼の正体を探るのも番組の伏線の1つであった。その正体は総裁Xによって、男女の双子として生まれるはずの二人の人間を掛け合わせた雌雄同体ミュータントである[注釈 21]ヒマラヤ山脈麓の寒村で生まれたが[11]、幼少期は細胞が安定せず、ほぼ一年ごとに性別が入れ替わっていたため、奇異や嫌悪する人目を避け、隠れるように生きてきた。思春期が過ぎ、成長が安定したころには自分の意思で性別を入れ替えることができるようになっていた。
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