小倉百人一首より
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ(第1番:天智天皇)
(解釈) 秋、田に実った稲の穂を刈る季節――田の側の掘っ建て小屋は屋根の苫
三夕(さんせき)とは、下の句が「秋の夕暮れ」で終わる有名な三首の和歌のこと。 秋を含む季語には次のような物がある。 実りの秋から転じて、季節に関わらず収穫時期を秋と呼ぶことがある。 日本プロ野球等の春秋制のスポーツでは、優勝・プレーオフ進出の可能性が消滅または絶望的となったチームや、そのシーズン限りでの解雇が濃厚な選手のことを「秋風」などと表現することがある[8]。
寂しさは その色としも なかりけり 槙立つ山の 秋の夕暮れ (寂蓮法師)
心なき 身にもあはれは 知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ (西行法師)
見渡せば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ (藤原定家)
季語
夏
麦秋
秋近し
秋を待つ
夜の秋
秋
仲秋
行秋
秋めく
実りの秋
麦秋(ばくしゅう):麦の穂が色づく初夏を指す。
南国高知では盛夏8月に早場米の取り入れをするが、炎天下の稲刈り作業も『アキ』と呼ばれる。
比喩表現
秋を題材にした作品
文学
芥川龍之介:『秋』
大岡信:詩集「秋をたたむ紐」
ボリス・パステルナーク:詩「秋」(『ドクトル・ジバゴ』の「ジバゴの詩集」)
アレクサンドル・プーシュキン:詩「秋」(詩劇『エヴゲーニー・オネーギン』第7章29、未完詩「秋」)
音楽
クラシック
ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』 - 「秋」
ピアソラ:『ブエノスアイレスの四季』 - 「ブエノスアイレスの秋」
武満徹:「ア・ストリング・アラウンド・オータム」(大岡信「秋をたたむ紐」が題材)「ノヴェンバー・ステップス」「秋」「秋庭歌一具」
細井博之
童謡・唱歌
『ちいさい秋みつけた』(作詞:サトウハチロー 作曲:中田喜直)
『もみじ』(作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一)
『まっかな秋』(作詞:薩摩忠 作曲:小林秀雄)
『夕焼け小焼け』(作詞:中村雨紅 作曲:草川信)
『赤とんぼ』(作詞:三木露風 作曲:山田耕筰)
『里の秋』(作詞:斎藤信夫 作曲:海沼實)
『虫のこえ』(作詞・作曲:不詳)
『どんぐりころころ』(作詞:青木存義 作曲:梁田貞)
『秋の子
『村祭り
『秋の月
東方風神録 ? Mountain of Faith.
脚注[脚注の使い方]^ “温暖化で日本の四季に変化 「梅雨」が季節になる可能性も