出版傾向としては少年・少女向けコミック、青年コミックなど確実な消費の見込める分野への参入が多い。『冒険王』のテレビ向け路線変更も『テレビランド』や『テレビマガジン』の後追いという印象を受けるが、メディアミックス路線の先駆的存在ではあった。
『週刊少年チャンピオン』は「五大週刊少年誌」(『キング』『サンデー』『ジャンプ』『マガジン』および『チャンピオン』)の一角として、1960年代から1970年代のスポ根、エロ・グロ・ナンセンスの時流に乗り、『バビル二世』・『ブラック・ジャック』・『がきデカ』・『マカロニほうれん荘』・『ドカベン』など幅広いジャンルで一時代を築きトップセールスを誇ったこともある。