一方では「ぼくらの入門百科」「写真で見る世界シリーズ」といった、ハウツーもの、ノンフィクション系での児童書でも、学研およびその子会社であった立風書房、小学館、講談社などの大手(これらは大手であるだけでなく、学習雑誌や図鑑類を大きな柱にしていた)に対抗する実績を築いていた。
1973年(昭和48年)、現在地に本社ビルを建設。それまでの木造2階建ての小さな社屋から本社を移す。
1974年(昭和49年)に『月刊プリンセス』を創刊、同誌に連載された『王家の紋章』(細川智栄子あんど芙?みん)や『悪魔の花嫁』(原作:池田悦子、作画:あしべゆうほ)、『イブの息子たち』、『エロイカより愛をこめて』(青池保子)、『アンジェリク』(原作:セルジュ・ゴロン&アン・ゴロン、作画:木原敏江)、『オリンポスのポロン』(吾妻ひでお)、『妖精国の騎士』(中山星香)、『アリーズ』(冬木るりか)、『最終戦争シリーズ』(山田ミネコ)などの漫画作品がヒットし、少女誌でも一定の人気を得ることに成功した。
2013年(平成25年)、雑誌の読者プレゼントに関して、消費者庁より平成25年8月20日付けで不当景品類及び不当表示防止法第6条の規定に基づく措置命令を受けた(詳細は#読者プレゼントの水増しを参照)[5]。
本社所在地は東京都千代田区飯田橋二丁目。流通部門として、秋田書店ブックセンターを埼玉県戸田市に設置している。
略歴
1948年(昭和23年) - 創業[1]。
1949年(昭和24年) - 月刊漫画誌「少年少女冒険王」創刊[1][6](のちに「冒険王」[7]→「TVアニメマガジン」[8])。
1952年(昭和27年) - 月刊漫画誌「漫画王」創刊[9]。(のちに「まんが王」[10]→「小学生画報」[11]→「まんが王」[12])。
1956年(昭和31年) - 「ぼくらの入門百科」刊行開始。
1958年(昭和33年) - 月刊少女雑誌「ひとみ」創刊[13]。
1961年(昭和36年) - 「ひとみ」休刊[13]。
1966年(昭和41年) - 他社の週刊誌に掲載された作品を単行本化する「サンデーコミックス」刊行開始[1]。
1968年(昭和43年) - 月2回刊青年漫画誌「プレイコミック」創刊(のちに月刊化)[1][14]。
1969年(昭和44年) - 月2回刊少年漫画誌「少年チャンピオン」創刊(のちに週刊化)[1]。
1970年(昭和45年) - 月刊少年漫画誌「月刊少年チャンピオン」創刊[1]。
1971年(昭和46年) - 「まんが王」休刊[12]。
1973年(昭和48年) - 本社を千代田区三崎町から、現所在地の千代田区飯田橋に移転[1]。
1974年(昭和49年) - 月刊少女漫画誌「月刊プリンセス」創刊[1]。