安倍晋三が射殺されたことを受け、清和政策研究会(安倍派)は2022年7月21日に党本部で総会を開き、後任の派閥会長は空席とすること、当面は7人の世話人会による合議制で運営すること、派閥名称を変えないことなどを決定した[22][23]。同年7月27日、福田は東京都内で講演。安倍派について「100人単位の派閥が揺らぐと、結局、日本の政治自身が揺らぐ」と述べ、「いま(課題の解決への取り組みを)やらないと本当に日本は貨幣価値の意味で二等国になってしまう」と強調した[24]。
「何が問題なのか僕はよく分かんないです」
2022年7月11日午後から、日本でも、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家との繋がりが大手メディアで取り沙汰されるようになる[25][26]。7月28日には元参議院議長の伊達忠一が、安倍が統一教会の組織票の割り振りを行っていたことを証言した[27]。福田は7月29日の記者会見で、自民党の議員が統一教会から支援を受けていることについて、「僕自身が個人的に全く関係がないので」と前置きしたあと、「正直言います。何が問題なのか僕はよく分かんないです」「お相手の方もだいぶご迷惑なのかなと正直思っております」と述べた[28][29]。
「新しい集団をつくることが大事」
2024年1月19日、安倍派は政治資金パーティー収入の裏金問題をめぐり、臨時総会を開催。所属議員の3分の2に当たる66人が出席し、安倍派は派閥解散の方針を決定した[30][31][32]。総会後、福田は「反省の上に新しい集団をつくっていくことが大事だ」と党本部で記者団に述べた。