外部環境から摂取された毒素は外因性と表現され、外因性毒素には、ガス(たとえば一酸化炭素)、水銀のような金属、液体(エタノール)、そして膨大な種類の固体が含まれている。外因性毒素が摂取された場合、ニューロンへの作用は主として用量依存性である。たとえばエタノール(アルコール)は少量では生物を酩酊させる緩やかな神経毒性を示すだけであるが、長期間にわたりそのような低用量のアルコールに暴露し続けることは神経細胞を緩やかに弱らせ、死滅させる。 エタノールへの慢性的な曝露後の中止は脳の興奮毒性を引き起こす。HU-210
エタノール
カンナビノイド受容体タイプ1
(英語版)作動薬であるWIN 55,212-2(英語版)を36時間培養させた結果、神経細胞をアポトーシスさせた[5][注 1]ヘビやサソリの毒や、その他の生物が脊椎動物に対する防御のために利用する毒の多くは神経毒である。ハチ、サソリ、クモ、およびヘビの毒には何種類もの異なる毒素が含まれていることがある。破傷風菌が産生するテタヌストキシン[6]も該当する。
神経毒をもつ主な生物
セアカゴケグモ - サソリ
スズメバチ - アシナガバチ
ヤドクガエル科
コブラ科 - クサリヘビ科
フグ(テトロドトキシン) - オニオコゼ
フグ毒として知られているテトロドトキシンは鎮痛剤として医療で用いられることもある。
ピトフーイ
スクミリンゴガイ - 卵内部に存在する。
クジャクなど、神経毒に耐性がある生物も存在する。
注釈^ WIN 55,212-2は神経保護作用を併せ持つ。
出典^ Choi 1987
^ Choi 1990
^ Choi 1987
^ Rubio M (2011). ⇒“Pharmacological activation/inhibition of the cannabinoid system affects alcohol withdrawal-induced neuronal hypersensitivity to excitotoxic insults.”. PLOS ONE. 6 (8): e23690. doi:10.1371/journal.pone.0023690
典拠管理データベース: 国立図書館
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