神秘の世界エルハザード2
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エルハザードに転移した影響で、超人的な身体能力の持ち主になっている反面、酒類を飲むと能力が低下する弱点がある。酒が切れている状態だと怪力に、煙草が切れるとさらにパワーアップするため、TV版第3話では作戦の為にその怪力がどうしても必要となり、砂風呂に入れられるなど、徹底的に酒抜きされていた。ひょんなことから大神官の一人であるミーズに見初められる。 戸惑いつつも、藤沢自身も満更ではない様子で、OVAの第2期にて結婚(ただし、彼女に相応しい男になりたいという思いから、式直前に修行の旅に出た)。TVシリーズの第2期では、別次元の世界に飛ばされた際にミーズが妊娠しており、エピローグでは無事に一子をもうけている。
イフリータ
声 - 天野由梨(OVA『神秘の世界エルハザード2』のみ川村万梨阿)先エルハザード文明によって創られ、それを滅ぼした女性型の鬼神と呼ばれる戦闘用アンドロイド、またはその一種。OVAでのヒロイン。OVAとTV版では容姿とキャラクターが異なる。OVAでは色素の薄い若い女性。1万歳。相手(機械も含めて)の持つ力、技を一度でも見ることさえすれば自らの力とし行使することができる。これがゆえにイフリータは最強最悪の鬼神らしい[1]。システム上「望む望まぬにかかわらず、ゼンマイの主に命ぜられるがまま永遠に破壊と殺戮を繰り返しざるを得ない」自らの存在意義に深く絶望していた。誠により服従回路が消滅し、そのことからは解放された。その後、神の目の暴走を止めるために中枢に飛び込み一万年前の地球の次元に飛ばされ誠との再会を目的に眠りについた。倉田小説版では3体のイフリータが存在するため、この性格のイフリータは誠たちにより「イフリータ」と呼称される。倉田小説版に登場する3体のイフリータのうち、最初期型であり、妹2人と比して実直にして不器用。さらには嘘がつけない。倉田小説版における「神の目」操作においては「認証」を司る。TV版は小柄な少女。回路が欠落した不完全な体であるため心優しく明るい天然ボケで鬼神としての強大な力を使いこなせず、主人である陣内に叱られてばかりいた。その後、陣内の命令で神の目の操作をしたことで、欠落していた回路が繋がった。そのため彼女の奥に眠っていた人格「世界を消滅するためだけに創られた魔人」を目覚めさせてしまう。真の魔人として目覚めた彼女は人格が全く異なり、OVA版の最初期に近い突き放したような口調になる。倉田小説版では3体のイフリータの中で最後期型であり、誠たちにより「イフリーナ」と呼称される。また姉2体と比して、より人間的なプログラムを持っており、前述の性格はこのことを反映しての物であったことが明かされる。そのため、姉たちとは異なり嘘をつくことが出来る。倉田小説版における神の目操作においては「制御」を担当する。OVA『神秘の世界エルハザード2』の幻影の森に出会うイフリータは同型の別個体。なおその後イフリータはカーリアとの戦いが終わった後は幻影の森に一人残った。倉田小説版に登場する3人目のイフリータは中期型として初期型よりも人間的な性格を持つことを主眼に開発されたもの。誠たちからは「イフリーテス」と呼称される。ギャル的ないしは、お姉さん的な性格を持ち、誠をマスターとする。初期型と同様、嘘をつくことが出来ない。神の目操作においては「機動」を司る。ゲーム版はTV版準拠で攻略は可能。
ロシュタリア王国
ルーン・ヴェーナス
声 -
井上喜久子エルハザード同盟盟主ロシュタリア王国の王女。OVAでは23歳と誠達よりも年齢が離れており、妹と婚約者がいる。春のように優しく、気丈な性格。王女としての自覚が強く、公の場では決して凛とした態度を崩さない。ガレスとの婚約もロシュタリアの安泰のため。同盟の精神的後ろ盾、神の目はロシュタリア王族2人が揃わないと起動しないためファトラの失踪した事実を同盟諸侯に悟らせないよう誠を替え玉にしていた。TV版では16歳で、物語のヒロイン。プライベートではぬいぐるみ(マペット)に話し掛けている。服装は臍を出していたり、胸の谷間が見えていたり、スカートの下に黒タイツを履いていたりと、OVA版よりも肌の露出の多さと体のラインが強調されている。王女としての責務は自覚している反面、誠を思うあまり、城を抜けては勝手に彼の旅に同行し、時には足を引っ張ってしまうことも少なくない。
アレーレ・レレライル
声 - 小桜エツ子OVAではファトラ姫の愛人、TV版では城に仕える侍女。レズビアン。フルネームは漫画版が初出。誠や藤沢達の案内役兼お目付け役として行動を共にし、その中でちゃっかり自分の好きなタイプの娘を探していた。博識で、藤沢に講義をするシーンがある。小柄だがスタイルは良く年齢は10代半ば。仕事はきちんとこなす。シリーズで二度エンディングテーマを担当した。
ウーラ
声 - 阪口あや生体甲冑族のネコ。王族の生きた盾となるのが役目。限定的にだが人語を解す。実は守るだけでなく戦うこともできる。モモンガのように空を飛ぶシーンもある。OVA版ではファトラのネコであったが、身代わりすることになった誠にあっさりなつき、その後は誠のネコに。どうやらファトラの乱暴ぶりにはかなり辟易していたらしく、彼女が戻ってきた際もあまりうれしそうではなかった。甲冑時は、ナイフをはじいたり、イフリータの光線を食らっても痛がるだけで済むなどかなり頑丈になる。また、甲冑のまま手足を出して誠を背負う形で崖を走ることができ、力もあることがうかがえる。TV放送版では初登場当初に怪物に間違われたり、本来の怪物に狙われたりと散々な目にあって負傷するが、誠の献身的な看護の末に持ち直し、以後誠に懐いて幾度かその危機を救っている。
ロンズ侍従長
声 - 中博史ロシュタリア王室侍従長。国政にも影響力を持つ人物。生真面目で融通が利かないが、国を思えばこその行動であり、決して冷たいだけの人物ではない。
ストレルバウ博士
声 - 大木民夫ロシュタリア王室学術顧問。本業は王立学院院長。ロシュタリアの知の頂点に居る人物。先エルハザード文明にも詳しい。早い段階からガレスのことを疑っていた。エルハザードに飛ばされてきたばかりの誠達の良き理解者。
ファトラ・ヴェーナス
声 - 柊美冬OVA版のみに登場。ルーンの実妹。初登場時は意識を失っており囚われの姫君といった感であったが、OVA版5巻で解放されいわゆるオレ様キャラクターであることが発覚。男性に興味はなく、美女に目がない百合女または美少女キラー。誠と瓜二つで、誠にウィッグを着けさせると外見で見分けるのは困難。炎の大神官シェーラのファーストキスを奪った。誠のことを慕っている菜々美やシェーラを自分のものにすべく、行動していることから二人からはあまり信頼はされていない様子。だんだん話が進むにつれ、誠たちから王女という扱いがされなくなりつつある。OVA続編TV版で再登場。アレーレのベットに忍び込むがアレーレとパルナスを間違えて襲ったことでパルナスに好かれてしまいレレライル姉弟での取り合いとなった。クレタリアで会ったギルダを気に入り浴室に忍び込み込むが逆にボルケニアのスパイ容疑で捕われる。倉田小説版では、さらにナルシストかつバイセクシャルであり、自分と瓜二つの容姿を持つ誠に目をつける。
パルナス・レレライル
声 - 石川寛美アレーレの双子の弟。姉同様に美女には目がない。クァウール・タウラスの従者。姉と瓜二つだが髪の色に若干違いがあり、本編後を書いた小説版では姉より背が高くなっている。
大神官
ミーズ・ミシュタル
声 -
島津冴子水の大神官で三神官の一人。最年長なので大神官のまとめ役。OVAとTV版では性格付けが異なる。三十路を前に嫁き遅れることを心配している。怒るとシェーラとアフラの二人がかりでも止められないらしい(OVA『神秘の世界エルハザード2』1話の発言から)。
アフラ・マーン
声 - 吉田美保風の大神官で三神官の一人。祇園言葉を使う知的でクールな女性。大神官の内では最年少だが、最も才能に恵まれている。クァウールの大神官就任までは大神官就任最年少記録保持者。シェーラとは昔からの腐れ縁。
シェーラ・シェーラ
声 - 櫻井智炎の大神官で三神官の一人。19歳。博打や酒が好きな鉄火肌の女性。考えることが苦手で、ミーズやアフラからそのことを指摘されているなど、才能はあっても性格面は大神官に向いていない。また、ミーズに対して余計なことを言うことが多い。勝気な言動とは裏腹に、乙女チック。男性に免疫がなく、誠のことが気になっていた。その為、同じく誠に想いを寄せる菜々美とは諍いが絶えない。OVA続編TV版でも誠との距離は全然縮まらず、それ所から新たにクァウールがライバルとして加わった結果、個人的感情を挟む形で彼女の大神官就任を反対。あまりの我儘さからミーズ達他の大神官だけでなく誠にまで注意されてしまい、結局翌日の就任式には顔を出さなかった。その結果、自身や誠達が別次元に飛ばされる原因を作ってしまう。結局別次元での冒険は、誠との距離が更に離れてしまう遠因となり、エピローグとなる第13話では、誠は菜々美とクァウールの二人と三角関係を演じており、アフラからも諦めるよう諭されてしまった。
クァウール・タウラス
声 - 坂本真綾OVA続編TV版でのヒロインの一人。結婚し引退するミーズの後任に推された、次期水の大神官。修道院主席の成績を持ち、かつアフラの持っていた最年少記録を上回っての大神官就任だった。慈愛に満ちるが怒ると恐い。お嬢様育ちのせいか若干天然。男性にあまり接したことがないらしく、誠と過度に接近して菜々美やシェーラをやきもきさせていたが、彼女自身も誠に特別な感情を抱くようになっていった。昆虫が大嫌いで、特に間近で見るとキレて力が暴発する。
イシエル・ソエル
声 - 根谷美智子ゲーム版のみに登場する地の大神官。エルハザードに飛ばされ間髪入れずバグロムに襲われている誠と藤澤を助けて以来、何かと世話を焼いてくれる。地の神殿に相当する「聖石の丘」なる拠点があるが、他の神殿と違って巨岩以外何もないので、誠たちが王宮に入って以降(仲間に入れていない時は)いつもロシュタリア首都フリスタリカの宿屋にいる。酒好きで藤澤先生とは飲み仲間。気さくで朗らかな女性。なぜかイフリータが怖いらしく、イシエルを仲間に入れたまま鬼神の墓所に行く、あるいはイフリータと遭遇すると面白いように驚く。地の大神官だけあって、神の目の上など地を離れると力を発揮できなくなる。
バグロム
ディーバ
声 -
沢海陽子バグロム達の絶対的な女王。外見はスタイルのよい人間の女性のようだが、習性や身体構造の一部は昆虫に近い。高慢な物言いや蠱惑的な仕草とは裏腹に、恐ろしく純朴。術策を用いる陣内の言動に心底から感心したりしていた。女性らしくヘアスタイルを気にするシーンもある。OVA第1期では黒のTバックのようなパンツや膝上までのロングブーツを履いていたりとボンデージ風の露出の多い際どい外見だったが、TV版では茶色の全身タイツのような垢抜けないコスチュームだった。陣内のことは異性としても気に入っているらしく、TV第2期シリーズではバグロムの増産計画を提案された際に、彼と肉体関係を持とうとしている。自動で翻訳されている陣内とは普通に会話が成り立つが、翻訳がされていない状態だと「ギーギーガーガー」という言葉になってしまい、言葉による意思疎通は不可能である。
バグロム
声 - 高橋広樹、他エルハザードを二分する聖大河の彼方に、独自の大帝国を築く昆虫型の種族。主に7種の形体が知られている。体の大きさは大小あるが、人間より二回りほど大きい者がメインに登場する。人間とは言語も文化も根本から違い、陣内克彦(TV版では菜々美も)を除いて現在に至るまで意志の疎通が取れた例はない。人に比べ身体能力が格段に高いが、例外なく皆単純で馬鹿正直。そのため陣内が現れるまで人類とはパワーバランスが取れていた。全体を一人(一匹)の女王によって統括されている。陣内克彦によって数体(おそらく直属の部下達)には、「カツオ」「ナミヘイ」「イクラ」「マスオ」「タラオ」「ワカメ」という名前をつけられている。
幻影族

OVA版のみ登場。
ガレス
声 -
大友龍三郎ルーン王女の婚約者でさる大国の貴公子。その正体は、聖戦と呼ばれる、先エルハザード文明を滅ぼす直接の要因となった大戦争の折、時空を捻じ曲げる神の目の力によりエルハザードに引き込まれた種族、幻影族の長。彼らは特異な能力と肌の色から迫害されていた。独自に高い技術力を持つが、それが彼ら独自のものか先エルハザード文明の技術であるのか不明。ファトラ王女を誘拐したのも、バグロムと内通していたのも、全ては神の目を再起動しエルハザードを滅ぼさんとするガレスの陰謀であった。その後、自分の能力に気付いていなかった菜々美の何の気なしの発言から正体が露見し最後でイフリータに倒された。遺体はナハトが連れ帰った。
キライヤ
声 - 大塚瑞恵幻影族の種族でガレスの配下。ガレスがファトラ王女の誘拐や誠の抹殺に使わされた刺客。ファトラ王女の偽者(誠)を偽者と知りつつ抹殺しようとしたが菜々美に正体を見抜かれミーズ・ミシュタルに倒された。


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