神無月の巫女
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常に鎖を武器として持ち歩いている。強面の大男が表すように、粗暴な性格だが、姉のミヤコには頭が上がらない。スレンダーな女性が好みのタイプ。姫子のことは「姫ちゃん」と呼ぶほど気にいり、恋心を抱く。また、恋敵とはいえ、姫子への恋心に嘘はないソウマを評価したり、普段は恐れているミヤコを千歌音の攻撃から庇うなど、粗暴だけではない一面も見せた。再生後の世界でもミヤコと暮らしている。アニメ版では、戦争で元の家族が死亡したことでオロチになった。姫子への恋心は歪んで変態的なものとなっており[注 6]、千歌音への嫌悪も増し、彼女がオロチ衆に加わっても、相も変わらず挑発し、真っ先に石化された。再生後の世界ではミヤコと共に布教活動を行っていた。
コロナ
声 - 植田佳奈オロチ衆・四の首にして、アイドル歌手の少女。オロチの紋章の位置は右胸。口紅を飛び道具として用いる。最高順位は68位と今一つだが、仕事に向ける情熱はとても高く、アッパー系の性格。レーコとはケンカばかりしている。再生後の世界ではレーコと共に乙橘学園に居た。アニメ版では、過去に枕営業に手を染めた経験があり、それがトラウマかつオロチ化の原因になった。オロチ入りした千歌音に「いろいろ負けている」ことから嫉妬していた。再生後の世界でもアイドルを続けている。ドラマCDでは単に姫子とソウマを消すつもりだったが、ソウマが好みだったので誘惑するも、結局は拒絶される。「ドール」という特殊能力を用いて姫子の精巧な分身を作り、場を混乱させた。
レーコ
声 - 能登麻美子オロチ衆・五の首にして、売れっ子学生漫画家で『あたしのブレーメンラブ』の作者。オロチの紋章の位置は背中。ペンは武器にもしている。ダウナー系の性格。表には出さないもののオロチ衆に仲間意識を感じており、千歌音に倒される間際、コロナとネココに仲間意識を感じさせる台詞を告げた。再生後の世界ではコロナと共に乙橘学園に居た。アニメ版では漫画家として成功したがために、漫画を自分の好きなように描けなくなったジレンマを抱え、それがオロチ化に繋がった。再生後の世界でも漫画家を続けているが、ジレンマは解消されたのか、楽しく描いていた。ドラマCDではあくまで漫画家としての立場でサインをもらいに来た姫子と会うが、その際に姫子が褒めた箇所が自分の本位で無かったためか、姫子に対して突き放すようなことを言っている[注 7]。彼女自身は、本来もっと殺伐とした漫画を描きたい模様[注 8]
ネココ
声 - 野中藍オロチ衆・六の首にして、猫耳と尻尾を生やしているナース少女。オロチの紋章の位置は尻。動物やオロチ衆の怪我を治す巨大な注射器は武器としても用いる。天真爛漫な性格で、いつもお菓子を食べており、語尾に「にゃーの」を付ける。再生後の世界ではミヤコ・ギロチ姉弟と一緒にいた。アニメ版では、猫耳と尻尾があるのは、生体実験の被検体であったためで、それがオロチ化に繋がっている。再生後の世界では猫たちと仲良く遊んでいた。ドラマCDでは姫子の焼いたクレープを一口食べて突っ返した[注 9]
八の首
正体不明。アニメ版では存在を仄めかす会話がなされているがコロナ曰く「毎度のかくれんぼ」との事であり、基本的に姿を見せない様子。オロチ衆が壊滅しても姿を見せなかった。
ヤマタノオロチ
声 - 納谷六朗オロチ衆の支配者である邪神。黒いボールのような姿をしている。部下たちのことは手駒としか思っておらず、千歌音の手でオロチ衆を壊滅させられても平然としていた。最終決戦ではオロチ魔神の集合体に宿って、姫子とソウマが乗り込んでいるムラクモと交戦し、ソウマが単独操縦後のムラクモと相討ちになる。アニメ版では姫子と千歌音の手で真の力を発揮したムラクモによって魔神の体を破壊された後、ソウマと共に蘇った武夜御鳴神に倒された。
その他
乙羽(おとわ) / 如月乙羽(きさらぎ おとは)
声 -
西村ちなみ姫宮家のメイド長。千歌音を敬愛しており、彼女からの信頼も厚い。それゆえに千歌音を親しくする姫子に嫉妬を抱いた。再生後の世界でも姫宮家でメイド長をしている。アニメ版では如月乙羽とフルネームが設定され、名前の読みも変更。千歌音とは年が近く、幼少時に姫宮家のメイドとなったことが描かれた。千歌音が心許している数少ない人物であり、自身は千歌音に好意を抱いている。姫子に千歌音を横取りされたような形になった為、姫子に対しては、あまり良い感情を持っておらず、嫌がらせもしていたが、憎からずも姫子のことは認めている。千歌音の命を受けて東京にいる叔父の下に行き、手紙を通じて千歌音を姫子に託した。原作同様、再生後の世界でも姫宮家のメイド長として日々を過ごしている。
マコ / 早乙女マコト
声 - 大谷育江姫子の親友にして、ルームメイト。陸上部に所属。姫子からはマコちゃんと呼ばれている。オロチ衆の最初の侵攻に遭って負傷するが、へこたれず、持ち前の明るさで乗り越える。住んでいた寮が壊された後、村にある農家に下宿することになり、畑仕事を手伝わされるようにもなった。村人たちが姫子を捕らえようとした際には、姫子を助ける。アニメ版では早乙女マコトというフルネームが設定されている。オロチ衆の侵攻でインターハイに出られなくなり入院。一時は姫子との仲が疎遠になるが、姫子がイズミたちに絡まれていたところを助けたことで和解する。ソウマのことは他の女生徒同様に「ジン様」と呼んではいるが「あやつ」とも呼んでいることから、そこまで入れ込んではいない模様。再生後の世界でも姫子とはルームメイト。
大神 カズキ(おおがみ カズキ)
声 - 斉藤茂一ソウマの義兄。民俗学者。オロチと戦うソウマたちを厳しくも優しく見守る。アニメ版では、学者兼代々巫女達に仕えてきた一族の末裔として、姫子と千歌音に巫女の衣装を渡した。
ユキヒト
声 - 南央美大神家の居候でカズキと一緒に古代の遺跡を巡っている大学生。アニメ版とドラマCDでは、ソウマに纏わりつくなど奇怪な面もあるが第3話ではオロチの呪いに苦しむソウマを気遣ったり、第5話でソウマの過去を知った際には同情するなど良心的な面も描かれた。
青い髪の縦ロールの女子生徒 / イズミ、緑の髪とメガネの女子生徒 / ミサキ、黄色のロングヘアーの女子生徒 / キョウコ
声 - 浅井清己(イズミ)、峯香織(ミサキ)、田上由希子(キョウコ)乙橘学園の生徒。千歌音の大ファンたちの中心的存在の3人組。千歌音の家に居候している姫子を嫉妬から嫌っており、嫌がらせを行う。アニメ版ではイズミ、ミサキ、キョウコという名前が設定されている。イズミは千歌音がいなくなった際、事情を知らなかったとはいえ、多くのファンたちと共に姫子を責め立てるが、マコトに追い払われる。その後オロチとの最終決戦での避難時に階段から足を踏み外すが、マコトに助けられ、一緒に大神神社に避難する。
姫宮翁
千歌音の祖父で姫宮財閥の代表者。原作のみ登場。オロチの後ろ盾として暗躍する。
アメノムラクモ
声 - 田中敦子剣の姿をした神。この世をオロチから守る者ではあるが、オロチによって破壊された世界の再生のための生贄として、2人の巫女の片方を犠牲にしている。
オロチ神と剣神天群雲剣

ロボットのような外観を持つ。日本神話に登場した神々がモチーフとなっている。
嶽鑓御太刀神(タケノヤスクナズチ)
一の首・ツバサが使用。外見は武夜御鳴神に似ているが、相違点としては背部にビームウイングが付いており高い機動力を持ち、武装やパワーも武夜御鳴神より強力なものとなっている。千歌音が乗り込んだ武夜御鳴神と戦った時は牙を剥き出しにした素顔を露わにしている。ツバサの技量もあり他のオロチロボを寄せ付けない。武器は剣が主体となるが腕から怪光線・胸から熱線など豊富。
八雄炬御鎚神(ヤツノオノコシズチ)
二の首・ミヤコが使用。オールラウンドに戦えるものの零距離戦を苦手とする。武器は触手状のドリルや放電。更には隠し腕まで備える。
飛埜御脚神(ヒノアシナズチ)
三の首・ギロチが使用。ギロチは「ギャンギャル(アニメ版では「ギロチ専用ガンギャル」)」と呼ぶ。巨大な右手に自分の体を入れて体当たりをする「メガトンナックル」が最大の武器。左手からは鎖を出して、相手を行動不能にする事ができる。
大宇邊御蟲神(オオウベノセナヅチ)
四の首・コロナが使用。コロナは「ファイナルステージ」と呼ぶ。移動時は太陽をモチーフにした形態に変形する。人型時は、下半身が妖怪“磯女”のように長い尻尾が現れる。武器は怪光線や溶解液など。
火殊羅御雹神(ホノシュライズチ)
五の首・レーコが使用。土偶型の機体で裏表に顔があり、その顔から火炎や吹雪を出して攻撃する。人型にも変形できる。
鋳都祓御霊神(イズハラノタマズチ)
六の首・ネココが使用。ネココは「にゃーにゃー」と呼ぶ。機体は鈍重ながら、オロチ一とも言える火力が売り。ほとんど移動要塞に近い形態をしている。
武夜御鳴神(タケノヤミカヅチ)
七の首・大神ソウマが使用。物語後半ではオロチとなった千歌音が使用するようになる。必殺技は両肘から展開した端末からのエネルギー弾で相手の動きを止め、ダッシュと共に放つパンチでトドメを刺す日輪光烈大撃破。アニメ版では剣や腕部が変形した大小2種類のビーム砲「射魔破弾」と肩部分から円盤状のエネルギー弾を飛ばす「飛光斬盤」も装備しているが、基本的には肉弾戦を主体としている。日輪光烈大撃破のバリエーションとして、サッカーボールのように蹴って放つ日輪烈光・飛天鳳凰脚や同乗した姫子の巫女の力で強化された巨大エネルギー弾を放つ日輪光烈絶撃破といった技がある。第7話で姫子と共に乗り込んだ時は全身が金色に輝き、コロナ、レーコ、ネココのオロチロボをまとめて破壊する程のパワーを発揮した。千歌音が使用するようになってからは、ビームの矢を放つ弓を装備して、全身の配色が赤となり、フェイスマスクはキバの生えた口に変わった[注 10]。また、ヤマタノオロチに合体するときは他のオロチロボを統率する役割を果たす。最終話でソウマと共に復活した際は、見た目は最初の武夜御鳴神だが、嶽鑓御太刀神のビームウイングも装備した状態で復活。クリスタル色になった状態で「日輪光烈大撃破」を放ち、ヤマタノオロチの本体を撃破。武夜御鳴神も岩となって砕けた。
翼脊深御観神(ヨクセミノミズチ)
八の首が使用。鷹のような姿にもなる。アニメ版では八の首が不在の為、無人で動く。人型にも変形するが、下半身がドリル状になっていて(鷹形態時の翼が下半身を覆ったもの)攻撃戦法は飛埜御脚神と同じで相手に突進する。
邪神八岐大蛇(ジャシンヤマタノオロチ
全オロチロボが合体した邪神。怪光線や巨大な剣、噛み付きが武器。
剣神天群雲剣(ケンシンアメノムラクモノツルギ
本来は姫子と千歌音が召喚する剣神。全身に剣を装備した機体で、頭部から強力な光線も撃てる。このほか、アニメ版の回想シーンでは姫子と千歌音の前世たちが操縦していた頃は光で出来た剣を使っていた。巨大な剣の姿に変形する事も出来る。終盤戦の主役メカで姫子とソウマが搭乗。アニメ版の最終決戦では姫子と千歌音が搭乗した。
書誌情報

介錯『神無月の巫女』角川書店〈角川コミックス・エース〉、全2巻
2004年9月24日発売
[4]、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4-04-713666-2


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