ポートアイランド内には、厚生労働省が発表する「全国救命救急センター評価」において2年連続で第1位[4]となった「神戸市立医療センター中央市民病院」や、世界初のiPS細胞を用いる網膜細胞シートの移植手術[5][6]を行った「先端医療センター病院」など日本最先端の医療技術を提供する施設が多く立地し、その医療技術を活用すべく多くの製造工場や研究開発施設が進出する。2007年(平成19年)には神戸学院大学や兵庫医療大学などの医療系学部を持つ大学が開設され始め、「大学都市KOBE」の一端を担う学園都市としての成長も著しい。また、理化学研究所が主体となり国家プロジェクトとして文部科学省が推進する世界最速の次世代スーパーコンピュータの建設地に決定し、2012年(平成24年)にスーパーコンピュータ「京」が完成、供用を開始した。2014年(平成26年)には「京」よりさらに100倍高速なエクサスケールスーパーコンピュータの建設地にも決定、シミュレーション分野でも多くの活用が期待されている。 「メディカル・クラスター」「バイオ・クラスター」「シミュレーション・クラスター」の3つから形成される。 高度専門医療機関が集積・連携し、市民への高度な医療サービスの提供や事業者等の新たな事業機会の創出、国際貢献を行う。医療センター駅周辺のほか、南公園駅周辺にも広がっている。 再生医療の実用化や超高齢化に対応する先制医療に取り組み、基礎研究から臨床への橋渡しを担っている。医療センター駅周辺に集積する。 計算科学分野の研究機関、企業等が集積し、世界最先端のシミュレーション技術を創出する。
主な施設
メディカル・クラスター
神戸市立医療センター中央市民病院
神戸アイセンター病院
兵庫県立こども病院
ドナルド・マクドナルド・ハウス神戸ハウス
先端医療センター病院
神戸医療産業都市推進機構
西記念ポートアイランドリハビリテーション病院
神戸低侵襲がん医療センター (KMCC)
チャイルド・ケモ・ハウス
伊藤忠メディカルプラザ (IMP)
神戸大学医学部附属国際がん医療・研究センター
兵庫県立粒子線医療センター附属神戸陽子線センター
神戸市立医療センター中央市民病院
兵庫県立こども病院
神戸大学医学部附属国際がん医療・研究センター
神戸低侵襲がん医療センター
バイオ・クラスター
理化学研究所
多細胞システム形成研究センター (CDB)
ライフサイエンス技術基盤研究センター (CLST)
分子イメージング科学研究センター (CMIS)
融合連携イノベーション推進棟 (IIB)
神戸医療産業都市推進機構(旧・先端医療振興財団)
先端医療研究センター (IBRI)
日本麻酔科学会本部
神戸大学先端融合研究環 統合研究拠点
計算科学教育センター
アネックス棟
神戸大学大学院
神戸バイオテクノロジー研究・人材育成センター (BTセンター)
神戸大学インキュベーションセンター
甲南大学 先端生命工学研究所 (FIBER)
多細胞システム形成研究センター
神戸MI R&Dセンター
融合連携イノベーション推進棟
シミュレーション・クラスター
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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