ローマの歴史。異教崇拝の時期にも、戦争や災害は多かった。
第4巻
ローマの発展は真の意味においては、神々ではなく、唯一真の神の御旨によると述べる。ユダヤ人が世界に散らされたのは、これによって、虚偽の神々の偶像、祭壇神殿等が、毀たれるためである。[5]
第5巻
アウグスティヌスは偉大なローマの魂を、キリスト教の信仰のために死をも辞さなかった殉教者の群れのうちに発見する。[6][7] 異教の神々への崇拝は、現世にも来世にも役にたたない。 ユピテルなどの異教神からは、永遠の命は与えられない。 ギリシア哲学史。最高善は神であるとしたプラトン神学の優秀さと限界。 ダイモーンは神と人を仲介できるか。キリストのみが仲介できる。 礼拝の意味。真の救いはキリストによる。それ以外の犠牲は必要ない。 世界の創造時の、神の国と、堕天使による地の国の起源。 悪はどこから来たか。悪は意志から起こる。神は人を創造し、人の罪と救済を予見した。 アダムの原罪の問題。人間の罪と、その刑罰として人間に与えられる死について。[8] 地の国は自己への愛から、神の国は神への愛から生まれた。 弟を殺したカインから地の国が始まった。ノアの方舟は神の国の象徴。 アブラハムの子孫に神の国は保存された。ダビデの即位まで。 イスラエル王国の経過。ダビデとソロモン作の各書の預言。 異邦の歴史。預言者たち。キリスト教会の誕生と迫害。地上で神の国と地の国がせめぎあう。 最高善は永遠の生命と平和である。神の国にはそれが来る。地の国には第二の死が来る。 最後の審判が来る。黙示録を解説。新たなエルサレムが天から下る。 悪魔の国の終焉、すなわち永遠の刑罰について。[9] 聖徒に対する永遠の祝福と他の者にたいする永遠の刑罰の約束について。天において聖徒は罪を犯すことのできない自由意志を受ける。祝福された者は自分自身について知るとともに、滅ぼされた者たちの永遠の苦しみを知る。[10]
第6巻-第10巻
第6巻
第7巻
第8巻
第9巻
第10巻
第11巻-第14巻
第11巻
第12巻
第13巻
第14巻
第15巻-第18巻
第15巻
第16巻
第17巻
第18巻
第19巻-第22巻
第19巻
第20巻
第21巻
第22巻
脚注^ 岩下p.96-102
^ 中山p.61-74
^ 岩下p.102-110
^ 中山p.75-77
^ 中山p.78-82
^ 中山p.83-
^ 岩下p.111-116
^ 中山p.135-141
^ 中山p.713-174
^ 中山p.174-186
書誌情報
「抄録神の国」-『世界大思想全集 第52』野々村戒三編訳、春秋社、1929年。
『神の国』J・W・C・ワンド編、出村彰訳、日本基督教団出版局、1968年。
『神の国 1
『神の国 2』服部英次郎・藤本雄三訳、岩波書店〈岩波文庫 青805-4〉、1982年12月。ISBN 4-00-338054-1。
『神の国 3』服部英次郎・藤本雄三訳、岩波書店〈岩波文庫 青805-5〉、1983年7月。ISBN 4-00-338055-X。
『神の国 4』服部英次郎・藤本雄三訳、岩波書店〈岩波文庫 青805-6〉、1986年6月。ISBN 4-00-338056-8。
『神の国 5』服部英次郎・藤本雄三訳、岩波書店〈岩波文庫 青805-7〉、1991年4月。ISBN 4-00-338057-6。
「神の国(1)第1-5巻」-『アウグスティヌス著作集 第11巻
「神の国(2)第6-10巻」-『アウグスティヌス著作集 第12巻』茂泉昭男・野町啓訳、教文館、1982年2月。
「神の国(3)第11-14巻」-『アウグスティヌス著作集 第13巻』泉治典訳、教文館、1981年6月。
「神の国(4)第15-18巻」-『アウグスティヌス著作集 第14巻』大島春子・岡野昌雄訳、教文館、1980年12月。
「神の国(5)第19-22巻」-『アウグスティヌス著作集 第15巻』松田禎二・岡野昌雄・泉治典訳、教文館、1983年11月。
参考文献
岩下壮一 『アウグスチヌス 神の国 大思想文庫6』 岩波書店、復刊1985年
中山昌樹 『聖アウグスティヌス伝及神の都』 基督教文献叢書:新生堂
関連文献
エティエンヌ・ジルソン『「神の国」論 アウグスティヌス、平和と秩序』藤本雄三訳・解説、行路社、1995年5月。
アルバン・イシドア・シュトルツ『聖アウグスティヌスの哲学』藤本雄三訳、南窓社〈キリスト教歴史双書 15〉、1995年12月。ISBN 4-8165-0159-2。
柴田平三郎 『アウグスティヌスの政治思想 「神国論」研究序説』 未來社、1985年
矢内原忠雄 『アウグスチヌス 神の国 土曜学校講義2』 矢内原伊作・藤田若雄編、みすず書房、1971年、復刊1998年
外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ラテン語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。