速度vで移動する電荷によってrの位置に生じる磁場Bは、その電荷によって生じる電界をEとすると、近似的に
B ( r ) = 1 c 2 v × E ( r ) {\displaystyle {\boldsymbol {B}}({\boldsymbol {r}})={\frac {1}{c^{2}}}{\boldsymbol {v}}\times {\boldsymbol {E}}({\boldsymbol {r}})}
で表される。この式はv/cがゼロに近いときに有効である。
厳密にはリエナール・ヴィーヘルト・ポテンシャルから導かれる。※ただし量子論の対象となる領域を除く。同ポテンシャルは電場の伝播が光速度とする特殊相対論に則るもので、電荷の移動による静電場からのずれや、電荷が加速する際の電磁波の放出を包含する。
脚注[脚注の使い方]^ 国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版 産業技術総合研究所、計量標準総合センター、p.108 表5、2020年4月
^ The International System of Units BIPM, p.139, Table 5
^ 佐藤憲史「相対論的な効果としての磁場について (PDF) 」 、『沼津工業高等専門学校研究報告』51巻 pp. 7-10
^ E.M.Purcell (1963). Electricity and Magneism. MCGRAW-HILL COMPANY
^ R.P.Feynman; R.B.Leighton; M.Sands (1964). “13.6-13.11”. Lectures on Physics. 2. ADDISON-WESLEY PUBLISHING COMPANY
関連項目
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