碇ゲンドウ
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加持ミサトとは大学時代からの友人[注 2]コーヒーを愛飲しており、かつヘビースモーカーが好きで小物を集めている。飼い猫がおり多忙のため祖母に預けていたが、第23話で死亡した。MAGI開発者の赤木ナオコの娘[注 3]であり、コンピューター技術者としては母譲りの優秀な技能を持ち、仕事に関しては時に冷徹とさえ思える姿勢でこなすが、一方で碇ゲンドウと愛人関係にあった。ゲンドウを愛していながらも、母もゲンドウの愛人であることも知っており、母を「女(=愛人)」として気に食わないと思いながらも、それでいて優れた科学者と尊敬していたことから[5]、愛憎が交じり合う複雑な感情を抱えている。また、母の人格を移植したMAGIを母と同一視していた。大学時代から頭髪を金髪に染めている。左目の下に印象的な泣きぼくろがあり、第9話では加持から「悲しい恋をしている」「(なぜなら)涙の通り道にほくろのある人は一生泣き続ける運命にある」と口説きの種にされる。NERVの持つ数々の秘密を知る者の1人であり、冬月と共にゲンドウを支え彼の計画を推進することを己の役割としている。NERV内において、レイの次にゲンドウに近くいる人物だった。しかし第23話でゼーレに召喚された際にキールからレイの身代わりと告げられたことで憎悪をつのらせ、シンジとミサトにダミーシステム(=レイ)の秘密を暴露した上で破壊。その後はNERV内で拘禁されていたが、旧劇場版第25話でのMAGIに対するクラッキングに対し防御作業を実施する。第26話ではセントラルドグマでゲンドウを待ち受け、復讐と愛を貫くためにMAGIごと自爆しようとしたが、カスパーが命令を拒絶したために失敗し[注 4]、逆に射殺された。その際、ゲンドウから言葉[注 5]を掛けられるが、小さな笑みを浮かべて「嘘つき…」と呟いている。漫画版では葛藤が強調されており、「女としての自分なんていらない」「母さんのようには絶対ならない」と、女としての自分を捨てようとしていた反面、シンジと親密になったレイに対して「父親と息子を一度に手玉に取ろうとするなんて」と嫌味をいった挙句、反論したレイを感情的になって絞殺しかけた。その後、シンジとミサトに「綾波レイの容れ物」を見せ、それらを壊した直後に泣き崩れた。人類補完計画の発動に際してゲンドウと対峙した際に、劇場版と同じように拳銃で撃たれるも即死してはおらず、レイに見捨てられたゲンドウのスキを突いて彼の喉を撃ち抜き、自分とその心の中にある「母親としてのナオコ」の分も復讐を果たして事切れた。その後、彼女自身の遺体がL.C.L.化している描写がある。新劇場版ではゲンドウとの愛人関係はなく、それにともないレイとの関係も良好になっている。NERVの裏にあるゲンドウの計画とも無関係であり、14年後の『Q』においては髪型をベリーショートにしており、反NERV組織WILLEの戦艦「AAA ヴンダー」の副長を務める。『シン』では、冒頭のユーロNERV支部解放作戦から登場し、コア化し、赤く染まったパリの地でマヤやミドリといったWILLEのメンバーたちとコア化したパリを元に戻すという作戦の指揮を執った。その後はミサトたちと共にNERVとの最終決戦に望む。ミサトとの会話の途中でいきなりゲンドウの頭部を撃ち続ける目的優先の毅然とした態度を示した。『新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-』では、ゲンドウとの密会(と見られるシーン)の後、シンジをはじめ全NERV関係者である男性を手玉に取っていき、最終的にゲンドウに対して優位的立場を獲得するシナリオがある。名前の由来は、大日本帝国海軍航空母艦赤城(あかぎ)」と、庵野秀明の中学校時代の友人[6]
碇ゲンドウ(いかり ゲンドウ)
声 -
立木文彦特務機関NERV最高司令官。碇ユイの夫で、シンジの実父。妻の姓である碇姓を使用しており、旧姓は六分儀(ろくぶんぎ)。1967年4月29日生まれの48歳[7]。使徒迎撃、人類補完計画実行を担う組織の長として、時として非情な判断をも下す、冷徹で無慈悲な印象の人物。表向きは上位組織であるゼーレの意に従っているが、EVAに接触し消滅した妻に再び会うべく極秘裏に独自の計画を進めていた。第8話で加持が横流ししたアダムの肉体を右手に移植し、これを用いてリリスの魂を持つレイとの融合を経て地下のリリス(肉体)と融合しユイの魂と再会することを目指していた。しかし旧劇場版第26話では右手をレイに融合させたところで拒絶され、アダムを持ち去られてしまう。最終的に、ユイ、カヲル、レイの幻影と対話する中で自分が他人を恐れていたことを自覚し、シンジを拒絶していたことに対して謝罪を口にした後に「初号機に上半身を食われる」というイメージで補完された。第21話の冬月の回想によれば、1999年時でも面識のない冬月も噂を知っているほどの人物だった。2000年、葛城調査隊に参加し南極にいたが、セカンドインパクトの前日に全資料と共に脱出。2002年の国連のセカンドインパクト調査団には冬月と共に参加する。その後はゼーレの実行部隊として人工進化研究所およびゲヒルンの所長、そして特務機関NERVの最高司令官を務めることになる。冬月のことはユイの紹介で知り[注 6]、自身が警察に留置された際に身元引受人に指定して対面。冬月からの第一印象は「嫌な男」であり、「面白い男ではあるが好きにはなれない」と評された。セカンドインパクト後、真実を暴くべく人工進化研究所に乗り込んできた冬月に対して、ジオフロントとEVAの存在を明かし組織に引き込む。ユイとは1999年かそれ以前から交際しておりセカンドインパクト前後に結婚するが[注 7]、冬月の仲間内ではユイの才能とバックボーンのゼーレが目的だと噂されていた。しかしEVAとの接触実験でユイが消滅した後は、ゲンドウは再びユイに会うためにあらゆる手段を講じていくことになる。赤木ナオコやその娘リツコとはその才能を利用するべく肉体関係を持ったが、これがいつ頃からかは劇中では示されない[注 8]。ただしナオコからはユイが消滅する以前から好意を寄せられていたようである。実の息子であるシンジとは別居していたが、幼少期に離別したらしいことや「先生」という人物の下に預けたこと、3年前に共にユイの墓参りをしたこと程度しか描写されない。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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