碇ゲンドウ
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いつも強がっているが、第3新東京市で繰り広げられるエヴァンゲリオンや使徒の戦闘にいつも怯えている[注 16]。後にエヴァンゲリオン3号機のパイロット(フォースチルドレン)に選ばれ、妹を設備の良い病院に転院させることを条件として承諾する。プラグスーツの色は緑色[注 17])。起動実験の際、バルディエルの寄生により暴走したEVA3号機と共にダミープラグの攻撃を受け、左足を失う重傷を負ってしまった。なお、劇場版では脚本・絵コンテ段階までは、第24話の直後にドイツへの疎開が決定し、シンジに最後の挨拶を交わしにくるトウジとケンスケの姿が描かれる予定であった[20]が、最終的にカットされた。漫画版では、本籍の欄に「M78」と表記されている[21]。起動実験前日に、シンジにエヴァに乗ることへの恐怖を吐露する。その後ダミープラグの攻撃を直接受けてしまい、死亡が確認された。この事件が原因でシンジはゲンドウを拒絶するようになり戦線離脱した。彼自身の死後は時折シンジの回想に登場するのみとなったが、14巻のカラーイラストでは「冬の世界」に登場している。新劇場版では、『序』においてテレビ版と同じくシンジとの確執と和解が描かれる。『破』では、3号機の搭乗者はアスカに変更されている。そのため前述のような悲劇に遭うことはなく、妹の退院に立ち会い、妹を抱きしめて喜ぶなど元気な姿を見せている。同じく『破』でシンジやケンスケと学校帰りに寄り道し、食べたアイスの棒を見て「はずれかいな」とつぶやくシーンがある。第10の使徒襲来時はクラスメイトとともに避難し、この際戦闘による爆風からヒカリを庇っている。『Q』には未登場だが、シンジがネルフ内で支給された学生服にトウジの名前を見つけたことが、カヲルから14年前に自身が招いた災厄のことを知らされるきっかけとなる。14年後の『シン』では成人した姿で登場。ニアサードインパクト以降の苦楽を共にしたことからヒカリとの仲が深まって結婚し、妻や義父のブンザエモンと暮らして娘ツバメをもうけている。第3村ではKREDITの支援を受けて医師として働くが、独学かつ無免許であるため、「医者の真似事」と自嘲しつつも仕事には真摯に取り組んでおり、助けられなかった患者の無念も背負う気でいる。『新世紀エヴァンゲリオン2』では3号機に愛着があるようで、自ら3号機の清掃を行っており、その際にバルディエルを発見するのだが、単なる赤いカビだと思い自分でキレイに除去した。なお、同作の最終決戦では時田シロウの熱意を高く評価している。同作のシナリオの一つ「エンジェルバスター」のプロローグでは、シンジと共に渚カヲルを説得していたことになっている。PSP版での追加シナリオでは、妹に白血病とみられる病が発症していたことが発覚する。また、同作では3号機のコアに母親が使用されていることも発覚しており、幼少時に母親がインストールのために運ばれていくのを目撃している(自ら記憶は消去していた[注 18])。『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』(PSP・PS2共に)では、“難病を持つ妹の病気を治すための取り引き”としてゼーレに呼び出されパイロットとなり、使徒に寄生されNERVを襲撃。エヴァと戦闘を繰り広げることになる。名前の由来は、村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』の登場人物[6]
相田ケンスケ(あいだ ケンスケ)
声 -
岩永哲哉第3新東京市立第壱中学校2年A組における、シンジのクラスメート(新劇場版では出席番号01番)。住所は神奈川県第3新東京市御殿場2-1398-2。軍事オタクでカメラマニア。常にビデオカメラを肌身離さず持ち歩いている。2001年9月12日生まれの14歳[19]。身長157cm。本籍地は神奈川県横浜市港北区新吉田2-1398-2[19]。血液型A型[19]。眼鏡をかけ、髪の色は茶色。箱根山中に1人でテントをはって泊りがけでサバイバルゲームをしたり、休み時間の教室内で戦闘機の模型を手に飛ばす真似をして遊んだり、アスカやクラスの女子を無断で撮影して写真をトウジと共に他の生徒に売り捌く。一方で14歳とは思えぬ老成した一面や、鋭い人間観察眼を持つ。戦闘への憧れからエヴァンゲリオンのパイロットになることを強く望んでおり、司令官であるミサトに異常に憧れている。フォースチルドレン選出の際はミサトに直談判をしたが叶わず、チルドレンであることを快く思っていないシンジからは白眼視されている。自分もエヴァ搭乗者候補の1人であったことは最後まで知らなかった。NERV職員である父親の持つ情報を興味本位に盗み見しており、アメリカ第2支部消失はシンジよりも早く知っていた。アスカにビデオカメラのレンズとメガネを破壊されたため、彼女とは仲が悪く毛嫌いされており、彼女を「自意識過剰のヤツ」と敬遠している。漫画版では本籍が「ヘキル星」となっている[22]。シンジが参号機の事件に関与していることを知り、シンジを気にかけながらも半ば絶交に近いまま疎開した描写がなされている。アスカに反発しながらも密かに好意を寄せていた。最終回では自分と同じく明城学院受験のために東京に来たシンジと出会い、互いに健闘を称え合う。貞本義行のTwitterによると、最終回にケンスケ本人を登場させたのには意図があるとのこと。新劇場版では、住所は第3新東京市御殿場2-1398-2。『序』においてテレビ版と同じく、シンジとの出会いと親交が描かれている。14年後の『シン』では第3村で「何でも屋」と称して村の水源や封印境界線の監視、子供たちへの教育などを担っており、村はずれの無人駅を改築した住居に住んでいる。ヴィレともつながりがあり、村の情報や鈴原家からのサクラへの私信をやり取りしている。アスカによれば「どんな時でも(朝の)6時起床」で働きに出る勤勉な青年である。ニアサードインパクト後、一度は共に生き延びた父親を事故で失っている。そのサバイバル技術にはトウジたちも助けられた。フォースインパクト後、シンジたちを第3村へ迎え入れて、カヲルの死のショックで廃人同然となっていたシンジが立ち直るのを見守る。14年の間にアスカと良好な関係を築いており、彼女からは「ケンケン」と渾名で呼ばれ、終盤のマイナス宇宙における彼女の精神世界では、パペットと同じデザインの着ぐるみから現れ、アスカがマイナス宇宙を脱出するエントリープラグは彼の家のそばに送り届けられる。
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