碇ゲンドウ
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第21話の回想によれば1999年時は京都のある大学の教授[注 12]で、形而上生物学を研究していた。このころユイやゲンドウと出会う。セカンドインパクト後は豊橋でモグリの医者をしており、ゲンドウの推薦で国連のセカンドインパクト調査団に参加。現地での経験から公式発表に疑念を抱き、真実を暴くべく独自の調査を経て人工進化研究所へ乗り込むも本当の真実を開示された結果彼らへの助力を決める。NERVでの序列はゲンドウより下だが、彼のことは「碇」と呼び捨てにしている。ゲヒルンに加わって以降は、一回り年下のゲンドウに「冬月」と呼び捨てにされていたが、劇場版でゲンドウは最後にセントラルドグマに向かう際に「冬月先生」と呼んだ。ユイとは同僚からの学生の紹介として出会ったが、その後は2人でハイキングに行くなど親しい仲になる。ユイからもEVA建造の本当の目的を明かすなど信頼を寄せられていたようである。旧劇場版第26話でL.C.L.に還元される直前にはユイの幻影を見ており、この時に見た幻影はその人物の想い人であるという解釈に基づいて「ユイへ好意があった」と解説されることが多い。EVAパイロットに対して特別関心はないようだが、第9話でシンジとアスカにパイロットの本分を直接諭したことはある。ただしレイについては、ビデオフォーマット版第23話で「俺の絶望の産物」と述べている。新劇場版においての立場は旧世紀版とほぼ変わらないが、碇ユイへの好意の描写は無く、かつての自分の教え子たち(ユイやゲンドウら)の願いを叶えるために行動していたことが『シン』のマリとの会話で明らかになった。パイロットたちとの接触はほとんどなくなっているが『Q』においては、シンジを将棋に誘い、その席で綾波レイとシンジの母ユイとの関係、EVAの開発初期における秘密を語るなど、物語の場面を動かすキーパーソンとしての役割が与えられている。『シン』では戦艦NHGを操艦しフォースインパクト阻止を目指すWILLEと交戦、発動までの時間稼ぎと儀式のお膳立てを担った。その後、NHGの主機たるEVA・オップファータイプ3機をマリに引き渡し、自身は儀式に加わることなくL.C.Lと化し死亡した。『新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-』における彼のシナリオでは、ユイへの想いがより強く描かれており、大学時代に読んだユイの論文(人類補完計画の雛形とも言える理論)を元に「精神と肉体の分離」を自らを実験台に試みる。この実験によって自らの意思でヒトの精神世界にアクセスする術を身につけ、そこでユイとの再会を果たす。最終的に現世を捨てて精神世界にとどまり、ユイと共に人類の行く末を見届けることを決意する。残された肉体はL.C.L.へと還元された。名前の由来は、大日本帝国海軍秋月型駆逐艦冬月[6]。名のコウゾウについては、語呂の良さからついたもので由来はない[6]。外見・容姿は声を演じた清川本人がモチーフとなっている[13]。モデルは『謎の円盤UFO』のフリーマン副官[14]
伊吹マヤ(いぶき マヤ)
声 -
長沢美樹特務機関NERV本部オペレーターで、階級は二尉。NERV本部技術開発部技術局一課所属。1991年7月11日生まれの24歳。技能はリツコも認めるほど優秀で、戦闘時はEVA関連のモニタリングや遠隔制御を担う。第13話ではMAGIに侵入した第11使徒イロウルに対する対抗プログラムをリツコと共に作成した。仕事に対しては非常に真面目だが潔癖性なきらいがあり、第11話でエレベーター内で加持とミサトが倒れこんでいたところを見て「不潔」と言い捨てたり、第14話でダミーシステム計画に異を唱えたり、旧劇場版第25話では戦自への反撃に拒絶的な反応すら見せた。第18話など戦闘による残虐さに耐えられなかったり、旧劇場版第26話では起こる事象に対して対応できずパニックに陥るなど精神的な脆さも目立つ。上司であるリツコに尊敬や強い憧れを抱いており、普段は「先輩」と呼ぶ。補完計画発動の際はリツコの幻影と抱き合いながらL.C.L.に還元された。作中では完全な脇役であるが、エヴァブームのころはアニメ雑誌『アニメージュ』の人気投票では頻繁に上位にランキング入りするなど人気を博し、VHS版07巻のジャケットにも登場している。パチンコ・パチスロの液晶演出においてはほぼ一人でオペレート部分を担当している(他オペレーターも画面に登場するが、ほとんど活躍していない)。PSP用ゲームソフト『新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-』のマヤシナリオ「若草の頃」においては、摂食障害を患い、日常的に過食嘔吐を繰り返しているという設定がなされている。新劇場版では、『破』まではオペレーターとしての役割に変化はなかったが、『Q』ではヴィレの一員となり、ヴンダーの整備長を務める。テレビ版・旧劇場版を含め、それまではNERVという組織の中での最後輩として指示を受ける一方の位置づけのキャラクターであったが、『Q』からは組織内のユニットリーダーとして厳しい口調で部下たちを率いている。「これだから、若い男は」が口癖。名前の由来は、大日本帝国海軍航空母艦伊吹」、大日本帝国海軍高雄型重巡洋艦3番艦「摩耶(まや)」、および、『帰ってきたウルトラマン』のMAT隊長伊吹竜[6]
日向マコト(ひゅうが マコト)
声 -
結城比呂特務機関NERV本部オペレーターで、階級は二尉。NERV本部中央作戦司令部作戦局第一課所属。年齢は不詳だが20代。メガネをかけている。やや軽口なところがあり、しばしば上司であるミサトに咎められている。第12話ではNERV本部に第9使徒マトリエルの出現を知らせるべく選挙カーを乗っ取って車ごと本部内に突入したり、第24話では諜報部へのサーバ侵入や同僚からの無断借用で情報収集するなど大胆な面もある。直属の上司であるミサトに好意を持っており、第24話で本部自爆の指示を出したミサトにさりげなく「いいですよ、あなたと一緒なら」と自らの好意を伝えた。劇場版においては、ミサトの幻影によって補完された。『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド特別編』の追加エンディングでは、自分がミサトに好意を抱いていることと「ミサトさんと2人だけの秘密を持った」と恋人関係になったことをシンジに明かしている。
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