硫黄島からの手紙
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

階級は海軍大尉[注釈 2]。自分たちの準備してきた水際作戦が却下され、擦鉢山などトンネル陣地でのゲリラ作戦に変更されたことなどから、他の海軍指揮官とともに栗林に反発する。また栗林が玉砕を禁じているにもかかわらず、命からがら退却してきた西郷と清水を「臆病者」と怒鳴りつけ軍刀で首を撥ねようとするなど[注釈 3]、旧態依然としたステレオタイプの日本軍人として描かれている。

藤田正喜(ふじた まさき) ※:渡辺広
栗林中将副官。階級は 陸軍中尉。常に栗林中将と行動を共にし、また彼の数少ない理解者でもある。

谷田陸軍大尉:坂東工
西郷ら所属の機関銃中隊長

野崎陸軍一等兵:松崎悠希

樫原陸軍一等兵:山口貴史

大久保陸軍中尉:尾崎英二郎

花子:裕木奈江
西郷の妻

大杉海軍少将:阪上伸正

小澤陸軍一等兵:安東生馬

遠藤陸軍衛生伍長:サニー斉藤

大磯陸軍中佐:安部義広

岩崎陸軍憲兵大尉:県敏哉
清水の憲兵時代の回想に出てくる上官

足立陸軍大佐:戸田年治
摺鉢山地区指揮官

陸軍少将ケン・ケンセイ

市丸利之助海軍少将 ※:長土居政史

愛国婦人会の女性:志摩明子
西郷に召集令状を届けに来た役場の職員に同行

海軍兵:諸澤和之

日本兵:アキラ・カネダ

犬の飼い主の女性:ブラック縁

サム:ルーカス・エリオット
捕虜となり、西に尋問される海兵隊員

アメリカ陸軍将校マーク・モーゼス
栗林の回想シーンで登場

上記の将校の妻:ロクサーヌ・ハート

火炎放射で焼かれる日本兵:サイモン・リー(声はミチ・ヤマト

日本のジャーナリスト:樗沢憲昭

公開

全世界における配給ワーナー・ブラザース。日本では、2006年10月28日に公開された『父親たちの星条旗』に続き、同年12月9日より劇場公開がスタートした。アメリカ国内での公開は賞レース等の兼ね合いもあり紆余曲折したが、2006年内に公開される事が決定、12月20日よりニューヨークロサンゼルスで限定公開され、翌2007年1月からアメリカ全土に拡大公開された。公開時期の変更は、関係者や批評家・記者向けの試写の評判が良かったためだとされる[4]。また、この措置により『父親たちの星条旗』と共に第79回アカデミー賞の対象作となり、作品賞監督賞脚本賞音響編集賞にノミネートされ、音響編集賞を受賞した。
評価

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは205件のレビューで支持率は91%、平均点は8.20/10となった[5]Metacriticでは37件のレビューを基に加重平均値が89/100となった[6]
受賞

全米映画ランキング(週末、日別、週別興行収入ランキング)では一度もトップ10入りはしていないものの、前述の通り第79回アカデミー賞の作品賞・監督賞・脚本賞・音響編集賞にノミネートされた。全編日本語の映画が外国語映画賞ではなく作品賞にノミネートされるのは初めてのことで、外国語映画としては7本目である。

ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞最優秀作品賞など、多くの賞を受賞したほか、CNN.comでは「今年のアメリカ映画で唯一『名作』と呼ぶことをためらわない映画」と評価され[7]ニューヨーク・タイムズではA.O.スコットが「ほとんど完璧」と述べる[8]など、話題作となっている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:123 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef