砂の器
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民放4局が局跨ぎで同一作家の諸作を一年にわたって制作する、という画期的企画の一環として放送され、シリーズ放送終了翌年の1993年8月、「松本清張・特選12選」として本作も含むVHS版全12巻セットが発売された[注 8]。同年11月に単売も始まり、VHS版単巻レンタルも同時開始されて、視聴が容易となった。
レンタルソフトの主流がVHSからDVDに移って以降も、DVD版などへの移行・再発売は行われていないが、BS・CSで時折再放送されている。
2004年版

砂の器
ジャンル
テレビドラマ
原作松本清張『砂の器』
脚本龍居由佳里
演出福澤克雄
金子文紀
山室大輔
出演者中居正広
松雪泰子
武田真治
赤井英和
原田芳雄
渡辺謙
エンディングDREAMS COME TRUEやさしいキスをして
製作
プロデューサー伊佐野英樹
瀬戸口克陽
制作TBSエンタテインメント
製作TBS

放送
放送国・地域 日本
放送期間2004年1月18日 - 3月28日
放送時間日曜日21:00-21:54
放送枠日曜劇場
放送分54分
回数11
特記事項:
初回・最終回は15分拡大(21:00 - 22:09)
第10話は5分拡大(21:00 - 21:59)
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TBS系「日曜劇場」枠で、2004年1月18日から3月28日まで全11話構成で放送された。
キャスト(2004年版)

和賀英良:
中居正広天才人気ピアニスト。31歳。

成瀬あさみ:松雪泰子劇団「響」の舞台役者。30歳。原作には登場しないオリジナルキャラクター。

関川雄介:武田真治様々な分野で活躍中のジャーナリスト。30歳。

吉村雅哉:永井大蒲田西署巡査。27歳。

田所綾香:京野ことみ元農林水産省大臣・田所重喜の娘で和賀の恋人。27歳。

本浦房:かとうかずこ

本浦秀夫(英良の子供時代):齋藤隆成

唐木イサム:松岡俊介劇団「響」の主宰者・麻生譲の演出助手。30歳。

宮田誠:岡田義徳劇団「響」の衣裳係。27歳。

扇原玲子:佐藤仁美東京都内の高級クラブで働くホステスで関川の恋人。

桐野カヲル:佐藤めぐみ

三木博:佐藤二朗謙一の弟。

今西純子:森口瑤子今西の妻。

クラブ「rain」のママ:根本りつ子

「大家旅館」の女将:茅島成美

「文化座」の支配人:斎藤洋介

「光緑園」の園長:大森暁美

佐々木健次:石丸謙二郎捜査一課刑事。

野口信吾:芹澤名人

黒木肇:辻萬長捜査一課管理官。原作には登場しないオリジナルキャラクター。

あさみの父:大高洋夫

あさみの叔母:和泉ちぬ

三木佐代子:広岡由里子三木の妻。

大崎医師:江藤漢斉

下田明:甲本雅裕

桐原小十郎:織本順吉

麻生譲:市村正親劇団「響」の主宰者。55歳。

三木謙一:赤井英和蒲田操車場殺人事件の被害者。60歳。

田所重喜:夏八木勲元農林水産省大臣。60歳。

本浦千代吉:原田芳雄本浦秀夫の父親。現在も病気で床に伏せている。63歳。

今西修一郎:渡辺謙警視庁捜査一課警部補。45歳。

スタッフ(2004年版)

脚本:
龍居由佳里

音楽:千住明

プロデューサー:伊佐野英樹、瀬戸口克陽

演出:福澤克雄金子文紀山室大輔

選曲:御園雅也

編集:松尾茂樹

撮影協力:西日本旅客鉄道山口地域鉄道部(1)(10)(11)、秩父鉄道(1)(4)(5)(8)、横浜みなとみらいホール(1)(3)、東京国際フォーラム(1)、日本工学院専門学校(1)(3)、串間市(1)、阿東町(1)(4)、東日本旅客鉄道秋田支社(2)、岩城町(2)(11)、九十九里町(2)、川崎市(2)(9)(10)、伊根町(2)、竹野町(2)、西日本旅客鉄道(2)(4)、岩崎村(3)(11)、彩の国さいたま芸術劇場(3)(4)(5)(6)(7)(8)、国立国語研究所(3)、三井ガーデンホテル蒲田(3)、仁多町(4)(10)(11)、津和野町(4)、小湊鉄道(5)(7)(11)、いすみ鉄道(5)(11)、ホテルイースト21東京(5)(6)、東京ドームホテル(6)、寺家ふるさと村(6)、上尾市(8)、東村(8)、大宮ソニックシティ(8)(10)(11)、東京都現代美術館(9)、東京都水道局(9)(11)、松崎町(10)、積丹町(11)、神恵内村(11)、初山別村(11) ほか(以上、カッコ内は登場話数)

音楽協力:日音

制作:TBSエンタテイメント

製作著作:TBS

サブタイトル

各話放送日サブタイトル演出視聴率備考
第1話2004年1月18日宿命が、痛み出す
福澤克雄26.3%69分
第2話2004年1月25日目撃者20.3%
第3話2004年2月1日もう戻れない悲しみ金子文紀19.4%
第4話2004年2月8日亀嵩の謎16.7%
第5話2004年2月15日崩れ始めた嘘の人生福澤克雄19.1%
第6話2004年2月22日迫り近づく刑事の影山室大輔18.8%
第7話2004年2月29日絶対に隠したい秘密福澤克雄18.6%
第8話2004年3月7日聞こえてきた父の声金子文紀18.6%
第9話2004年3月14日逃亡山室大輔15.8%
第10話2004年3月21日宿命・最終楽章前編福澤克雄18.2%59分
最終話2004年3月28日完結編・宿命の再会21.5%69分
平均視聴率 19.6%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

日曜劇場版の特徴

スタッフロールで「潤色:橋本忍・山田洋次」と表示されるなど、映画版での「潤色」と同様の設定がされ、ピアノ協奏曲『宿命』(演奏会では和賀自らがピアノを演奏する)が印象的に用いられた。『宿命』の作曲は千住明による書き下ろしで、ピアノ演奏は羽田健太郎がつとめた。

親子の放浪の理由が「和賀英良(本浦秀夫)の父・本浦千代吉が、集落の中で唯一ダム工事の住民投票に賛成票を投じたといういわれなき理由で村八分にされた結果、妻が急病になった際集落の医師から診療を拒否され、誰にも助けてもらえないまま病死するに至ったことに憤怒し、村中の家に放火して26人を殺害したため」という設定にされている。村中に放火するという設定は、原作者が津山事件について記したドキュメント「闇に駆ける猟銃」から引用されたものである。その後千代吉は三木の秀夫への配慮により、亀嵩から離れた大阪で逮捕されたものの、公判中に不治の病に倒れ、秋川医療刑務所に収監されている設定となっている。


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