石塚運昇
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吹き替えでは海外ドラマ『CSI:マイアミ』のホレイショ・ケイン役で知られており[22]、俳優ではリーアム・ニーソンケヴィン・スペイシーローレンス・フィッシュバーンを担当[23]。特にリーアム・ニーソンは津嘉山正種に次いで多く吹き替えており、初担当となった『96時間』以降、2017年まで大半の作品で担当し、ほぼ専属であった。また過去にはアラン・リックマンサミュエル・L・ジャクソンも担当している。これらの他に、映画の予告編やCMナレーションも多く担当していた。

石塚は声優デビューしてしばらくは洋画の吹き替えやナレーションがメインで、アニメの仕事に対して本気でなかったが、OVA『マクロスプラス』に出演して「アニメも面白いな」と思うようになったという。『マクロスプラス』では大人向けのストーリーや、「アニメっぽくない芝居」を要求され、斬新だったという。劇場版『マクロスプラス』が完成した際には消えてしまったと思っていた日本映画の才能がアニメの現場に受け継がれていると感じたと語っており、印象的だったとしている[24]。今まで「職業は?」と聞かれた時、「役者、俳優です」と答えていたが、1999年時点では「ええ、声優です」と言えるようになったという[3]

声を務める『ポケットモンスター』のオーキド博士に自身が扮した姿で、たびたびテレビ番組やイベントなどに顔出し出演していた[18]。死去後に持ち役はそれぞれ後任が担当したが、『ポケットモンスター サン&ムーン』におけるポケモンの鳴き声の一部(マーマネのデンヂムシなど)は生前に収録した音声を流用しており(ライブラリ出演)、キャストにもクレジット掲載されている。『サン&ムーン』の次作である『ポケットモンスター(第7シリーズ)』でも生前に収録したポケモン(サトシのオオスバメ等)の音声はそのまま使用されており、テレビシリーズ最終話(『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』第11話)にもライブラリ出演している。ナレーションもオーキド役を引き継いだ堀内賢雄が後任を務めているが、2022年12月23日に放送された特別編『ポケットモンスター 遥かなる青い空』では生前の収録音声を編集する形で約3年ぶりに石塚のナレーションが流れた。

また、2019年7月12日に公開された『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』では、2018年の3月頃にプレスコによる事前収録を行っており[25]、事実上の遺作となった。

実家がバイクショップを経営していたため、自身も若い頃からバイクに乗り始め、30歳過ぎまで熱中していた[6]。また、ゴルフも趣味[10]。実家には手掴みで捕ったというイワナ魚拓がある[6]
後任

石塚の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

後任役名概要作品後任の初担当作品
谷昌樹[注 1]Dr.ヘル『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』『スーパーロボット大戦T
カイム『デビルマン 妖鳥死麗濡編』『スーパーロボット大戦DD
ゲオルグ『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』テレビアニメ『オルタンシア・サーガ』
江原正士北条氏康戦国無双シリーズ」『無双OROCHI 3[26]
ミスター・サタンドラゴンボールZ』『ドラゴンボールZ カカロット
モーム・グラース『ブレイドエクスロード』ストーリー内追加ボイス[27]
石井康嗣中森銀三名探偵コナン』『名探偵コナン 紺青の拳
アギエルバ『グランブルーファンタジー』2020年3月27日更新以降[28]
アニの父『進撃の巨人』第64話
大塚明夫ガルド・ゴア・ボーマン『マクロスプラス』『歌マクロス スマホDeカルチャー[29]
不動GEN創聖のアクエリオン』『Pフィーバーアクエリオン ALL STARS』


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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