石原裕次郎
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1964年の日活映画『太陽西から昇る』において、当時東宝撮影所近くに存在した石原の自宅(現在は解体済)がロケーションで使用された[43]

1980年1月に成城の自宅(上神明遺跡内)において、古墳時代の遺跡、土器が発見されたこともある。それが歴史的大発見で話題になった。石原プロの俳優だった苅谷俊介は、裕次郎邸の遺跡発見がきっかけとなって考古学に目覚め、同社を退社して考古学研究の道に踏み出すこととなった[44]

『太陽にほえろ!』で共演した渡辺徹は、石原からどんな所に住んでいるかを聞かれ、「アパートの三階」と答えたところ、石原の成城の旧自宅をあげると言われ喜んだが、光熱費などだけでも数百万を要することから、当時新人で給料も安い渡辺は、貰うことを諦めたという[45]

亡くなった1987年7月17日にはテレビ朝日では急遽19:30から1時間半近い特番が組まれた[注釈 7]。これにより、当時金曜19:30にレギュラー放送されていた「宇宙船サジタリウス」は10月2日で放送終了が決まっていたが1話分放送できなくなり、急遽翌3日の土曜日に19:30から放送されることになった[注釈 8]

大都会 PARTIII』の終了後、日本テレビからパートW製作の打診を受けた一方で、テレビ朝日からは大都会の流れを踏襲した様な、新たな刑事ドラマの製作を持ちかけられた。これを聞いた石原は、日本テレビのおかげで石原プロの経営が良好になったこともあり、その義理からテレビ朝日の打診を一蹴した[46]。しかし、義理よりも金銭的に有利なテレビ朝日のオファーを小林正彦専務が強引に押し進める形で、日本テレビからテレビ朝日に鞍替えし、『西部警察シリーズ』が製作されることとなった[46]

同じ日活出身で、当時『太陽にほえろ!』レギュラー出演した俳優の中で、唯一故人となっていた沖雅也の自殺に相当なショックを受けていた石原は『太陽にほえろ!』最終回において、沖が演じたスコッチ刑事に言及してアドリブで命の大切さを説く演技を見せた[16]

家族・親族 小樽にて家族写真
(左から父・潔、裕次郎、母・光子、兄・慎太郎兄・石原慎太郎
2009年8月28日
東京都庁第一本庁舎
都知事執務室
石原家
愛媛県松山市八幡浜市大洲市兵庫県神戸市須磨区北海道小樽市神奈川県逗子市東京都


父・潔(山下汽船社員)
1899年明治32年)12月生 - 1951年昭和26年)10月没

母・光子
1909年明治42年)9月生 - 1992年平成4年)6月没

兄・慎太郎(作家、政治家)
1932年昭和7年)9月生 - 2022年 (令和4年) 2月没

妻・まき子(元女優)
1933年(昭和8年)7月生 -

子・なし

甥・伸晃良純宏高延啓

裕次郎は良家の子弟というイメージがあるが、父・潔は山下汽船のサラリーマンであり、旧制中学も出ていない身から叩き上げて関連会社役員にまで出世した人物である。戦後の新興中流階級に属する。
略系図詳細は「石原慎太郎#家族・親族」を参照         石原潔━光子           ┣━━━━━━━━━━━━━┓       石原慎太郎━典子         石原裕次郎━まき子           ┃           ┣━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┓        石原伸晃  石原良純  石原宏高   石原延啓
出演
映画
実写映画狂った果実』(1956年)

太陽の季節』(古川卓巳監督、1956年5月17日公開、日活、伊豆役)

狂った果実』(中平康監督、1956年7月12日公開、日活、滝島夏久役)

乳母車』(田坂具隆監督、1956年11月13日公開、日活、相沢宗雄役)

地底の歌』(野口博志監督、1956年12月12日公開、日活、ダイヤモンド冬役)

月蝕』(井上梅次監督、1956年12月19日公開、日活、松木役)

『若ノ花物語』(森永健次郎監督、1956年12月26日公開、日活)

『人間魚雷出撃す』(古川卓巳監督、1956年12月26日公開、日活、黒崎中尉役)

お転婆三人姉妹 踊る太陽』(井上梅次監督、1957年1月1日公開、日活、大助君役)

ジャズ娘誕生』(春原政久監督、1957年4月3日公開、日活、南条春夫役)

『勝利者』(井上梅次監督、1957年5月1日公開、日活、夫馬俊太郎役)

『今日のいのち』(田坂具隆監督、1957年6月26日公開、日活、岩本岩次郎役)

幕末太陽傳』(川島雄三監督、1957年7月14日公開、日活、高杉晋作役)

海の野郎ども』(新藤兼人監督、1957年8月20日公開、日活、千鳥松役)

鷲と鷹』(井上梅次監督、1957年9月29日公開、日活、千吉役)

俺は待ってるぜ』(蔵原惟繕監督、1957年10月20日公開、日活、島木譲次役)

嵐を呼ぶ男』(井上梅次監督、1957年12月28日公開、日活、国分正一役)

『心と肉体の旅』(舛田利雄監督、1958年1月9日公開、日活)

夜の牙』(井上梅次監督、1958年1月15日公開、日活、杉浦健吉役)

錆びたナイフ』(舛田利雄監督、1958年3月11日公開、日活、橘役)

陽のあたる坂道』(田坂具隆監督、1958年4月15日公開、日活、田代信次役)

『明日は明日の風が吹く』(井上梅次監督、1958年4月29日公開、日活、松山健次役)

『素晴しき男性』(井上海次監督、1958年7月6日公開、日活、団武男役)

風速40米』(蔵原惟繕監督、1958年8月12日公開、日活、滝颯夫役)

赤い波止場』(舛田利雄監督、1958年9月23日公開、日活、富永二郎役)

『嵐の中を突っ走れ』(蔵原惟繕監督、1958年10月29日公開、日活、吉良千吉役)

紅の翼』(中平康監督、1958年12月28日公開、日活、石田康二役)

若い川の流れ』(田坂具隆監督、1959年1月15日公開、日活、曽根健助役)

『今日に生きる』(舛田利雄監督、1959年3月10日公開、日活、城俊次役)

『男が爆発する』(舛田利雄監督、1959年4月29日公開、日活、室戸謙作役)

『山と谷と雲』(牛原陽一監督、1959年5月31日公開、日活、牧戸次郎役)

世界を賭ける恋』(滝沢英輔監督、1959年7月12日公開、日活、村岡雄二役)

『男なら夢を見ろ』(牛原陽一監督、1959年8月9日公開、日活、木島夏雄役)

『欧州駈けある記』(1959年8月30日公開、日活)

清水の暴れん坊』(松尾昭典監督、1959年9月27日公開、日活、石松俊雄役)

『天と地を駈ける男』(舛田利雄監督、1959年11月1日公開、日活、稲葉鉄男役)

男が命を賭ける時』(松尾昭典監督、1959年12月27日公開、日活、小室丈太郎役)

鉄火場の風』(牛原陽一監督、1960年1月15日公開、日活、畑中英次役)

『白銀城の対決』(齋藤武市監督、1960年3月6日公開、日活、伊庭俊介役)

あじさいの歌』(滝沢英輔監督、1960年4月2日公開、日活、河田藤助役)

青年の樹』(舛田利雄監督、1960年4月29日公開、日活、和久武馬役)

『天下を取る』(牛原陽一監督、1960年7月13日公開、日活、大門大太役)

喧嘩太郎』(舛田利雄監督、1960年8月10日公開、日活、宇野太郎役)

『やくざ先生』(松尾昭典監督、1960年9月21日公開、日活、新田悠三役)


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