石原慎太郎
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典子は父光治が同社の彦根工場に赴任し召集令状を受け中国戦線に出征した後、母方の実家のある広島市己斐町(現:西区己斐)で生まれた[287][9]。光治は典子が生まれて十ヵ月後の1938年(昭和13年)秋、中支の攻略戦で敵の弾丸を受け、胸部貫通銃創で戦死した[287]。典子が慎太郎と母同士が知り合いだった関係で出会い、淡い憧れのような感情を抱いたのは12歳の頃だったという[287]。結婚について慎太郎は阿川佐和子との対談で「まあね、面倒臭いからしちゃったんですよねえ[288]。今でいうラブホテルから二人で出てくるのを親戚に見つかって、おっかないおばあさんにいいつけられちゃった(笑)[288]。それで、呼びつけられて“切れるか結婚するか、どっちだ?”って言われて、しょうがないから結婚しますって決心しちゃったのよ(笑)[288]」と述べている。夫の死を追うような形で、慎太郎死去の約1か月後の2022年3月8日、84歳で死去した[289]

長男・伸晃(政治家)
1957年(昭和32年)4月生 -

同妻・里紗(元女優・タレント


二男・良純(俳優・タレント、気象予報士
1962年(昭和37年)1月生 -

三男・宏高(銀行員、政治家)
1964年(昭和39年)6月生 -

四男・延啓画家
1966年(昭和41年)8月生 -

末弟(あるいは従兄弟)
1940年(昭和15年)3月生 -最初、潔の戸籍に入っていたが、のち他家に養子縁組した[290]。この男性によれば、父親は潔ではなく潔の弟の真砂(まさご)であるという[290]。なおこの男性の"父"という真砂(まさご)と"母"という女性の間に正式の婚姻関係はない[290]。この男性が養子縁組した祖母の家と、山下亀三郎の生家は直接の血縁関係はないが、遠い縁戚に当たる[290]

異母兄(小河姓)
父・潔が先妻との間にもうけた子。潔の壽万(すま)夫婦に子供がなかったため養子に行った。1952年昭和27年)、神戸商大を卒業して山下汽船と同じ資本系列にある第一汽船に入社した[282]

伯母・壽万(すま、教員
父・潔の姉、異母兄(小河姓)の養母。慎太郎によれば「壽万(すま)さんという伯母さんは苦労して資格をとって学校の先生になった」という[282]。慎太郎の異母兄(小河姓)によれば「(壽万(すま)の夫は)一時獣医をやっていましたが、すぐにやめて明石市市役所の公吏になりました[282]。仕事は税務関係です[282]。養母も明石小学校の教員をやっとったから、生活的には困ったことはありません[282]」という。

伯父・石原克己、石原静夫
父・潔の兄。1944年昭和19年)から敗戦までは、本家である克己の石原家は八幡浜から今治疎開していた[291]

叔父・石原真砂 (まさご)
1939年昭和14年)没父・潔の弟。

叔母・美壽(みす)
父・潔の妹。
小泉家との関係
妻典子の従兄弟の子に当たる美枝子が政治家の小泉純一郎(元首相)の実弟・小泉正也と結婚した[292]
系図

    小泉又次郎 芳江    
 
              小泉純一郎 小泉孝太郎
    
                    

                   小泉進次郎
    
               

              小泉正也
 
        小泉純也      

                 

     石田重蔵 石田吉之輔 美枝子     
    
                

                

                

     石田光治 典子    
  
              石原伸晃
  
                 

              石原良純
    
                 

              石原宏高
 
                 

              石原延啓
 
         石原慎太郎    
  
石原信直 石原潔       
 
                 

              
   
                 

加藤三之助 光子         
 
         石原裕次郎    
 
             

                

             

        まき子 


著書
長編小説

『亀裂』
文藝春秋新社 1958.1 のち角川文庫新潮文庫、講談社ロマン・ブックス、集英社コンパクト・ブックス

『海の地図』中央公論社 1958.12 のち角川文庫、講談社ロマン・ブックス

『月蝕』角川書店 1959.1 のち文庫

『夜を探がせ』光文社 1959.2 のちカッパ・ノベルス、角川文庫

『青年の樹(一・二)』角川書店 1959.12(一)1960.5(二) のち文庫、講談社ロマン・ブックス、集英社コンパクト・ブックス

『挑戦』新潮社 1960.8 のち文庫

『青い糧』講談社 1961.3 のちロマン・ブックス

『汚れた夜』新潮社 1961.8 のち光文社カッパ・ノベルス、講談社ロマン・ブックス、集英社文庫、文春ネスコ

『断崖』新潮社 1962.5 のち光文社カッパ・ノベルス

『雲に向かって起つ(一・二)』集英社 1962.5(一)1962.10(二) のちコンパクト・ブックス

『青年の樹』の続編。


『禁断』角川書店 1962.6 のち講談社ロマン・ブックス、集英社コンパクト・ブックス、文庫

『日本零年』文藝春秋新社 1963.6 のち角川文庫

『てっぺん野郎 (星雲編・昇竜編)』集英社 1963.12(星雲編)1964.2(昇竜編) のちコンパクト・ブックス

『銀色の牙』講談社 1964.4 のちロマン・ブックス、角川文庫

『行為と死』河出書房新社 1964.5 のち新潮文庫、講談社ロマン・ブックス『太陽の季節・行為と死』、集英社コンパクト・ブックス(スエズ動乱


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