知事
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しかし、それぞれ独自の州憲法の定めにより設けられた職であるため、州により権限に差がある。連邦と異なる全般的な特徴としては、法務執行や選挙管理を中心とする一部の行政権の最高決定権が、知事の部下である州務長官に属する州が多い。また連邦では大統領が自らによる人選で閣僚を指名するのに対し、州務長官をはじめとする州の幹部職が直接選挙で公選される州も珍しくない。

準州(territory)の首長も直接選挙で公選される知事であるが、かつては大統領によって任命される準州知事も存在した。
中国

中国では、府(からまで)・(清まで)・県の長官を知府、知州、知県という。現在では各省の省長が知事にあたるが、省内政治における順位は同省共産党委員会書記に次ぐ二位である。
インド州知事 (インド)(英語版)参照

大統領が州知事を任命し、州知事は州首相を任命する。行政における実質的な権限は州首相が持っている。各州にある地方裁判所は知事が任命するが、高等裁判所は大統領が任命する。
アラビア

バーレーンエジプトイラクヨルダンクウェートレバノンオマーンシリアイエメンの県の長のmohafaziは、知事と訳す。
韓国

韓国では、日本の都道府県に相当すると、首都のソウル特別市政令指定都市に相当する広域市が「広域自治団体」とされ(ソウル特別市と広域市は道の所属から独立)、このうち道の首長を「道知事(???、トジサ)」と呼ぶ。特別市・広域市の首長は「市長(??、シジャン)」である。一方、「基礎自治団体」には一般市とがあり、市の首長は「市長」、郡の首長は「郡守(??、クンス)」、の首長は「区庁長(???、クチョンジャン)」である。いずれも以前は政府が任命していたが、1990年代以降は選挙により選出される。
副知事

副知事(ふくちじ)は、一般に知事を補佐あるいは代行する役職である。

日本の都道府県には知事に対し
副知事が置かれる。

英語圏(旧イギリス植民地、イギリス海外領土)の lieutenant governor は、これに対応する governor の訳に応じて「副知事」もしくは「副総督」と訳される。

オランダ王国小アンティル諸島の自治領に置かれる gezaghebber も、「副知事」もしくは「副総督」と訳される。

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 「カルマ」は一般に「業」と訳されるが、行いや行動を意味する[2]。「ダーナ」は「布施」や「布施をする者」を意味する[2]。「カルマ・ダーナ」じたいは「自分の行動や労力を布施する」といった意味合いであると説明される[1]
^ ほかに「維那」「悦衆」などの語も当てられた[1]
^ 宋代には政府中央に枢密院という機関が設置され、長官が「知枢密院事」と呼ばれた。

出典^ a b c d e f g h 佐々木令信. “知事”. 生活の中の仏教用語. 大谷大学. 2022年12月15日閲覧。
^ a b c d e 日蓮宗. “知事”. じつは身近な仏教用語. 2022年12月15日閲覧。

関連項目

県令

総督

太守

知太政官事

典拠管理データベース
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フランス

BnF data

ドイツ

イスラエル

アメリカ

日本

その他

公文書館(アメリカ)


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