第1幕:46分、第2幕:32分、第3幕:25分。
あらすじ
第1幕 島の浜辺フロリダ・グランド・オペラ
舞台は未開時代のセイロン島の浜辺の村。
真珠採りの頭領ズルガと、彼の旧友ナディールは、かつてレイラという美しい女性を争った仲であった。そこへ真珠採りたちの安全を願うために遣わされた尼僧を乗せた船が到着する。
ズルガは尼僧に、純潔と信仰の誓いを立てさせるが、その尼僧が他ならぬレイラであることに気づいて、ナディールは大いに驚き悩む。レイラもナディールに気づき、祈りの最中に彼の呼びかけに応えてしまう。
第2幕 荒れ果てた寺院メトロポリタン歌劇場での上演
レイラはヌーラバットの命令により、崖の上の寺院に籠もっている。彼女は仲間たちに、遠い昔に逃亡者の命を助けて、その礼に首飾りをもらった話を語る。レイラを諦めきれないナディールが寺院に忍び込んできて、2人はお互いの心を確かめあう。一緒に逃げようと訴えるナディールの言葉を一旦は拒絶したレイラだったが、断りきれずに次の夜に落ち合う約束をする。
ところが、ナディールは寺院の見張りに捕まってしまった。それを知ったズルガはナディールを助けようとするが、彼が逃がそうとした尼僧がレイラだったことを初めて知り、嫉妬に苛まれて2人に死刑を言い渡してしまう。 ズルガが旧友とレイラに死刑を宣告してしまったことを後悔していると、そのレイラ自身がナディールの助命嘆願にやってくる。ズルガはレイラに愛を告白するが、彼女の心は変わらずナディールのもとにある。 処刑の時間が近づき、レイラは母への形見としてあの首飾りを届けて欲しいと頼む。その首飾りを見て、ズルガはかつて自分を救った恩人がレイラだったことに気づき、2人を助けようと決心する。 処刑場にレイラとナディールが引き立てられてくる。ズルガは村に火を放ち、その騒ぎの隙を見て2人を逃がす。 ズルガの行為の一部始終を影で見ていたヌーラバットが、その裏切りを告発する。ズルガは2人を救えたことを喜びながら息絶える。 このオペラにおける最初の全曲録音は、1950年代初めから登場した。1950年代以前においては、個々のアリアに関して多くの録音が残されている。例えば、ナディールとズルガの二重唱「神殿の奥深く」が、1907年にエンリコ・カルーソーとマリオ・アンコーナ 年キャスト指揮者
第3幕 テントのある海辺、処刑場
録音及び映像について
上演劇場及びオーケストラレーベル[3]
1950リタ・シュトライヒ
ジャン・ローエ
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
ヴィルヘルム・ラングアルトゥール・ローター
ベルリンRIAS交響楽団
ドイツ語歌唱版CD: Walhall
Cat: WLCD 0179
1950ナデジダ・カゼンセヴァ
セルゲイ・レメシェフ
ウラディーミル・ザクハノフ
トロフィム・アントネンコオニッシム・ブロン
モスクワ放送交響楽団及び合唱団
ロシア語歌唱版CD: Gala
Cat: GL 100764
1951マティウィルダ・ドブス
エンツォ・セーリ
ジャン・ボルテール
リュシアン・マンスルネ・レイボヴィッツ
パリ・フィルハーモニー管弦楽団
同合唱団CD: Preiser
Cat: PR 20010
1953ピエレット・アラリー
レオポルド・シモノー
ルネ・ビアンコ
グザヴィエ・ドプラジャン・フルネ
コンセール・ラムルー管弦楽団
エリザベット・ブラッスール合唱団CD: Opera d'Oro
Cat: OPD 1423
1954マルタ・アンゲリチ
アンリ・ルゲ
ミシェル・ダンス
ルイ・ノジェラアンドレ・クリュイタンス
パリ・オペラ=コミック座CD: EMI Classics
Cat: B000005GR8
1959マルセラ・ポッベ
フェルッチョ・タリアヴィーニ