バンドではギターだけでなくヴォーカルを担当することもある。「ギター・マガジン」(2014年10月号)のインタビューによると、「最近、また、そろそろ歌いたいななんて気持ちも芽生えてきているので」とのこと。
ソロではサックス、オートハープ等、ギター以外の楽器もこなすが、口笛が苦手だった。「荒野はるかに」のイントロで口笛を吹くというアイディアを提案し実行するが、いくら吹いてもスースーと音を立てるのみに終わり、結局、甲本ヒロトが担当した。2012年に出演したラジオ番組内で口笛を披露すると綺麗に吹けたため、現在は以前に比べて腕が上達している模様。 詞に関しては、シンプルな言葉を使いながら、奥の深い表現を醸し出し、独特の世界観を表現している。「チェインギャング」に代表されるメランコリーな世界と、ソロ・デビュー・アルバム、『夏のぬけがら』に代表されるノスタルジーな世界が、真島の世界観を構成している。 ↑THE HIGH-LOWS↓以降は、シュールな歌詞が多くなっている。また、放送禁止用語が歌詞の中に含まれていることがあり、「終わらない歌」では歌詞が一部削除され、歌詞を聴き取りにくくするよう処理されている。「ガタガタゴー」でも同じく歌詞を削除され、該当部分にはノイズが入っている(ただしライヴ盤では無修正)。 また、自分の趣味や好物、育った地域がモチーフになった歌詞も多い。野球が好き→「ホームラン」「夏の朝にキャッチボールを」、カレーが好き→「カレーライスにゃかなわない」「カレーうどん」、夏が好き→「夏が来て僕等」「夏なんだな」「日本の夏ロックンロール」、バイクが好き→「風のオートバイ」「オートバイ」「オートバイと皮ジャンパーとカレー」「ローリング・ジェット・サンダー」、多摩地区が好き→「花小金井ブレイクダウン」「真夜中過ぎの中央線」「多摩川ビール」、ナポリタンと読売ジャイアンツが好き→「ザリガニ」など。 1991年頃から「?のだ」という歌詞が増える。ちなみにブルーハーツのアルバム、HIGH KICKSでは真島が作詞した6曲の内4曲(闘う男、ホームラン、泣かないで恋人よ、THE ROLLING MAN)の歌に「?のだ」が入る。他の楽曲では1000のバイオリン、バカ(男の怒りをブチまけろ)など。
歌詞
人物・エピソード
トレードマークともいえるバンダナは、キース・リチャーズに影響を受けたものである。ブルーハーツを結成して間もない頃、汗が垂れてこないようにと巻き始めた。
THE BLUE HEARTSでデビュー以降、髪型があまり変わらないが、THE BREAKERS時代の髪型はリーゼント(60年代のマージービートバンドの影響)や、モヒカン(ザ・クラッシュのジョー・ストラマーの影響)など様々であった。また、THE HIGH-LOWS活動休止発表後の一時期、モヒカンにしていた。
THE BLUE HEARTS結成前(THE BREAKERS時代)から、東京都渋谷区原宿の歩行者天国で、甲本ヒロトと河口純之助とでセッション・バンド(ラモーンズのコピー)をやったことがあり、面識はあった。
兄が一人いる。本人、兄共に読売ジャイアンツのファン。
THE BLUE HEARTSのメジャーデビュー直後によく着用していた、夕刊フジのエルヴィス・プレスリー死亡時の1面記事や、中原中也の「宿酔」の詩の一部がプリントされたTシャツは、特注で作成してもらったもの。ただし真島は、雑誌のインタビューで「(作成した)友達が金に困ってて、原宿の店とかに卸しちゃった」と語っており、一般に出回った可能性もあるとのこと。
「ダウンタウンのごっつええ感じ」「笑う犬の生活」に出演したことがある。「ごっつええ感じ」に出演した際には、真島&甲本vsダウンタウンで乳首相撲対決をした。
自分でチケットをとって落語会に足を運ぶほどの落語ファン[4]。春風亭一之輔がパーソナリティーを務める「SUNDAY FLICKERS」(JFN系列)には、毎年「落語評論家 真島昌利」としてゲストで登場している[5]。しかし2019年は多忙により出演は無かったが、一之輔一家が真島とスカイツリーへ遊びに行ったエピソードを披露した。
かつては喫煙者だったが、41歳の時にタバコはやめたと、2015年10月23日放送の「ミュージャック」(関西テレビ)で話していた。
ZELDAや友部正人等、他のアーティストのライブにゲスト出演したことは多々あるが、自身のソロライブにゲストを招いたことはほとんど無い。唯一、94年12月新宿にて行われたソロライブ2daysの2日目にはプリンセス プリンセスの中山加奈子がゲスト出演。これは、テレビ神奈川の番組内で企画されたコーナーにおいて、当時、同じレコード会社に所属していた真島と中山が対談。対談中、12月のソロライブ開催が決まっていた真島が中山に出演を打診、中山が快諾したことで実現したもの。対談時に「ヘドロマンをやりたい」と中山が話したことから、当日のライブでは真島のソロ楽曲「GO!GO!ヘドロマン」と、ルーファス・トーマスの「Walking the Dog」を演奏した。
ラモーンズが好きで、ブルーハーツの初期の頃にはラモーンズのTシャツを着ていたが、1985年11月30日のライブの NO NO NO と 1985 の間の客席とのやり取りとして甲本「マーシーのTシャツはな、イマイチ通じゃない。ここに書いてあるのが初期のトミー・ラモーンじゃなくてリッチー・ラモーンのまんま(笑)最近のラモーンズのTシャツ着るヤツ(笑)」
客「ダセェー(笑)」
真島「最近でもラモーンズはかっこいい(笑)。みんなでラモーンズを日本に呼ぼう!」
甲本「たしかに。その通りだ…」というのもあった。
子供の頃に初めて自分のお金で買ったシングル盤はピンキーとキラーズの「恋の季節」。
ライブ中に飲むドリンクはハイロウズ時代からバナジウム天然水
使用機材
Ampeg DAN ARMSTRONG 1996
Fender Custom Shop NOCASTER
Fender Stratocaster 1963
Fender Stratocaster 1986
Fender Stratocaster 1995
Fender Telecaster Custom 1995
Fender Telecaster Thinline 1996
Gibson Custom Shop Les Paul Junior 1970
Gibson Custom Shop Les Paul Junior 1976
Gibson J-160E 1960s
Gibson Les Paul Standard 1958
Gibson Les Paul Standard 1988
Gibson Les Paul Standard 2003
Gibson Les Paul Standard 2005
Gibson Les Paul Special 1978
Greatch G6118JR Anniversary JR 1970
Greatch G6120W Nashville
Greatch G6199 Bill-Bo Jupiter Thunderbird
Greco D-800P
Greco EG 1971
Greco EG480 1975
Greco RL 1980
Martin HD-35 1992
Rickenbacker 330 FG
Squier Standard Telecaster 1970
ディスコグラフィー
シングル
『アンダルシアに憧れて』『ドクターペッパーの夢』1989年10月21日
『オーロラの夜』『真夜中過ぎの中央線』1991年3月21日
『夜空の星くず』『バラ色の人生 / うな重』1991年8月21日
『GO!GO!ヘドロマン』『踊り踊れば』1992年10月1日
『俺は政治家だ』『I FOUGHT THE LAW』1993年1月21日
『カレーライスにゃかなわない』『空席』(version2) 1994年10月21日
アルバム
夏のぬけがら 1989年11月21日
HAPPY SONGS 1991年4月10日
収録曲「HAPPY SONG」はPFFアワード2019グランプリ作品『おばけ』(中尾広道)のエンディング曲に提供[6]。PFFアワード2019や映画祭での上映時点では「劇場でのお楽しみ」となっていた。
RAW LIFE 1992年11月01日
人にはそれぞれ事情がある 1994年10月21日
リリース直前まで「月のウサギ,太陽のカラス」というアルバムタイトルだった。
RAW LIFE -Revisited- 2007年4月25日
ビデオ
真島昌利 LIVE Another Summer 1991年11月21日
RAW LIVE 1993年6月21日
2nd Rated 1995年9月01日 ※ビデオ・クリップ集
DVD
RAW LIVE / 2nd Rated 2007年4月25日
Live Another Summer 2007年5月23日
著書
青空(ザ・ブルーハーツ時代の楽曲の絵本化、真島昌利 歌詞、Botchy-Botchy 絵、2019年12月、現代書館)ISBN 978-4-7684-5874-7