真夏竜
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その後、『敬礼!さわやかさん』『破れ傘刀舟悪人狩り』などに出演[9]1986年NHK新大型時代劇武蔵坊弁慶』出演時に芸名を「真夏 竜吾」に改める[4][6]

1988?98年の間、30代後半になっていたのに20代の青年の役しか来ず「(気持ちの)」切り替えが難しいな」と感じたことが理由で役者をやめ、アニメ制作会社・スタッフ21および子会社のアニメーション21でプロデューサー業に就く。本名または「瀬戸美季夫」名義で『ダッシュ!四駆郎』『炎の闘球児 ドッジ弾平』といった作品に関わった[10]。その後両社が廃業したのを機にふたたび「真夏 竜」の芸名で役者に復帰。

俳優活動の再開以降は大河ドラマや『キッズ・ウォー』シリーズでバイプレーヤーとして活躍し、時代劇の悪役(悪徳商人など)も多く演じている。また、渋い声を生かしたアニメ声優としての活動もある。

趣味は、テニスゴルフ水泳[2][3]特技は、少林寺拳法[2](初段[11])、剣道[11]ボクシング[2]。既婚で一男あり[6]

2004年胃がんを患い、すでに末期の状態だったが、これを克服し自身が一番やりたかった民話を始めるために「真夏座」を設立[9]。俳優業と並行しながら文化庁「学校への芸術家派遣事業」協力芸術家として、全国の幼稚園、小学校、中学校、高等学校などにて民話語りの講演を行っている[9][12]
エピソード
『ウルトラマンレオ』関連

当初『ウルトラマンレオ』のオーディションには、3,000人の応募者が集まったにもかかわらず合格者はいなかった[7]。そこで、監督の真船禎は真夏のことを思い出し、TBSに出向くよう連絡を取る[7]。真船と円谷プロ熊谷健やTBSの橋本洋二らと面接を行い、その日のうちに主役に決まった[7]。少林寺拳法の経験があり、アクションをこなせることが決め手になったという[7]

シリーズの序盤では特訓シーンが存在するが、特に第6話のジープを使ったものでのゲンの迫力は真夏の演技だけではなく、撮影現場の過酷さそのものであった。同話で先をとがらせた丸太を相手に立ち向かう特訓も非常に危険なシーンだが、この特訓シーンは全編ノースタントであった。ジープ特訓については「ブレーキの甘いジープでの撮影があって『躓いたら放り出されて死にますよ』って抗議したら『次いこう』って」と言われたことを、後年のインタビューで告白している[13]。その時の演技を「目の力がすごい」と褒められることがあるが、真夏自身は「あれは演技ではなく、本物の怒りが目に宿っていた。今思えば、それが狙いだったのかもしれない」と述べている[7]

前作『ウルトラマンタロウ』で主人公・東光太郎を演じた篠田三郎が後年のウルトラシリーズ作品に出演しないため、彼とはウルトラシリーズでの共演はないが、ドラマ『TOKYO DETECTIVE 二人の事件簿』で共演した当時、同じプロダクションに所属していたことから付き合いがあり[14]、舞台の陣中見舞いに篠田が訪れたことがある。2004年に胃癌を患った際、篠田にセカンドオピニオンを紹介されて治療を受けていた。

『キッズ・ウォー』シリーズでは、パート2までは工務店、パート3からはサンドイッチ店を経営する津村信彦役を演じた。『キッズ・ウォー3』第2話で店を訪れた大和田伸也演じる校長から「大工さんが華麗なる変身ですか?」と言われ、信彦が「先生、華麗なんかやめてくださいよ。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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