真・女神転生デビルチルドレン
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話数全52話
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2回アニメ化されたが、「デビルチルドレン」の名をそのままタイトルに使用せず、何らかの形で略している。このことについて『真・女神転生デビチル』は、DVD-BOXに付属している「マカイの書第2章」の藤田伸三へのインタビューで、中部日本放送の方針や海外販売での関係があるため、デビルや魔界といった言葉を使用しないこととコメントをしているが、『真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク』は製作者のコメントがないために理由は不明。どちらも放送時はレンタルのみのVHSのみで、DVD化は実現していなかった。『真・女神転生デビチル』の方は一度DVD-BOX化の告知があった後に発売中止が発表されたが、2007年10月19日にたのみこむより再び商品化が発表された。第1話から第25話までを「DVD-BOX第1章」、第26話から第50話までを「DVD-BOX第2章」として、タキ・コーポレーションより2008年1月25日と同年5月30日に発売された。
真・女神転生デビチル

2000年10月7日から2001年9月29日までの全50回。中部日本放送(現・CBCテレビ)・TBSなど26局ネットで放送され、制作は東京ムービーが行なった。ゲーム『真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書/赤の書』を原作としてはいるが、主要キャラクターや一部の設定が同じであることを除き、ほぼアニメオリジナルのストーリーになっている。元々は前番組「モンスターファーム ?伝説への道?」の打ち切りによる枠調整の為に2クール(全26話)の予定であったが、後番組にあたる『星のカービィ』の放送決定に加え幅広い年齢層に受け入れられたために4クール(全50話)に延長された[1]

2019年2月6日にデジタルリマスター化したBlu-ray Boxが発売された[2]

テレビ山口は、前番組『モンスターファーム?伝説への道?』までは金曜 16:24 - 16:54に遅れ放送していたが、同枠のスポンサー降板等の諸事情により、本番組から『美少女戦士セーラームーン(実写版)』の途中までしばらくネットから離脱することになる。

なお、製作が名古屋の中部日本放送であるためか、同局のラジオ(当時は部門)でレギュラー番組を持っているつボイノリオ(名古屋を代表するローカルタレントの一人)が声優として出演したことがある。

同じメディアミックスの漫画版が重々しい戦争を描いていたのに対し、本作は勧善懲悪的な作風となっている。
ストーリー(アニメ1)

甲斐セツナは、家庭の事情によりひとり暮らしをするため、とある町へ引っ越してきた。しかし引越し早々、町には何故か石の雨が降り、住む予定であったアパートの部屋が大岩によって潰されてしまった。途方に暮れるセツナだったが、そこでマカイのデータを収集していた要広海と遭遇する。セツナは広海から、現実世界とは別にマカイという別世界が存在すること、そこで起きたことが現実世界に影響すること、セツナがマカイの支配を企む大魔王ルシファーと戦う運命にあるデビルチルドレンであることを教えられる。広海に連れられて到着した研究所で、セツナはもう一人のデビルチルドレン・要ミライと彼女のパートナー・ベールと会い、マカイへと向かう。

こうしてセツナとミライの、マカイの平和を守るための戦いが始まる。
登場人物(アニメ1)
セツナ / 甲斐 セツナ(カイ セツナ)
- 森久保祥太郎本作の主人公の一人。デビルチルドレンの一人。パートナーはクール。持ち物は「デビライザー」で、そこから仲魔を召喚(コール)して一緒に戦う。正義感が強く、熱くなると突っ走って周りが見えなくなることが多い。しかし、いざというときは機転を利かしてミライたちを引っ張って行く面もある。クールとはよく喧嘩をしているが、強敵との戦いでは協力して立ち向かう。好きなものはサッカー。叔母夫婦の許で暮らしていたが、叔母夫婦が仕事の都合で外国に引っ越すことになり、自身は叔母夫婦が用意してくれたアパートで1人暮らしを始めるはずだったが、マカイの影響により部屋が壊されてしまい、要家に下宿することになった。
ミライ / 要 ミライ(カナメ ミライ)
声 - ゆかな[注釈 1]本作の主人公の一人。デビルチルドレンの一人。パートナーはベール。「ヴィネコン」でセツナや仲魔のサポートをしたり、マカイへのゲートを開いたりする。ゲーム本編や漫画版とは違い「デビライザー」による召喚は行わず、サポートキャラとなっている。女手のない要家の、家事全般を担当する。しっかり者で、何かと熱くなりがちなセツナやクールの制止役。パートナーのベールとは付き合いが長く、友達以上に仲が良い。実はセツナのことが好きらしく、クラスメイトにセツナのことを言われたときは、顔を真っ赤にしてごまかそうとしていた。
クール
声 - 井上喜久子誇り高きケルベロス族の生き残り。種族はマジュウ。火属性。セツナのパートナー。自分の出自に誇りを持っており、そのため何かと犬呼ばわりするセツナとはいつも喧嘩ばかりしている。しかし、セツナには、ルシファーの呪縛から解放してもらったことに感謝しており、いざという時には力を合わせて戦う。当初はプライドの高さからか協力するのを嫌っていたが、戦いを重ねるうちに成長し、やがて適確な指示を出すなど、仲魔たちのリーダー的存在になっていく。得意な魔法は火を吹き出す「アギ」、「マハラギ」、「ファイアーブレス」。
ベール
声 - 大沢千秋グリフォン族。種族はマジュウ。木属性。ミライのパートナー。ミライの父親によって、地上界に遣わされた。尻尾にリボンをつけている。言葉遣いが片言で、同じことを繰り返して言うのが癖。少しの間だけなら、ミライを掴んで飛ぶこともできる。どんな敵にでも立ち向かっていくが、コウモリと水が苦手。特にコウモリは身動きできなくなってしまうほど。友達思いの性格で、友達が敵の魔力によって操られてしまった時は、必死に戦って元に戻そうとした。得意な魔法は風のバリアを張る「ラクカジャ」や風の刃で攻撃する「ソニックブーム」。
ジャックフロスト
声 - 氷上恭子第2話から登場。種族はヨウマ。水属性。雪だるまのような外見で、「ヒーホー」と鳴く。ルシファーの魔力によって操られていたが、セツナたちの活躍により元に戻った。その後はセツナの仲魔となり、全編を通じて活躍を見せる。冷気やツララで攻撃する魔法が得意。火は苦手だが、第4話では自分の故郷であるフロスト族の村をルシファーに操られたヒッポウ(声 - 雪野五月)から守るために勇敢に立ち向かい、勝利を収める。その後はセツナたちと共に地上界へ戻るか村に残るのか戸惑ったため、セツナにわざと置き去りにされたことがある。同種族のプチフロストやイチゴフロスト(声 - 釘宮理恵、平野裕加里)達からは「兄貴」と呼称されている。
ザントマン
声 - 竹本英史第3話より登場。種族はレイ。木属性。ナイトキャップをかぶり、魔法の砂が詰まった袋を手にした三日月顔のデビル。得意な魔法は相手を眠らせる「ドルミナー」や砂を操って攻撃する「ザン」、「マハザン」。
とけいウサギ
声 - 竹内順子第5話に登場。種族はアクマ。月属性。ベストと蝶ネクタイの身形に、金色の懐中時計を下げてメガネをかけている。ベールと仲が良かったが、ルシファーに操られて人間世界の時を混乱させる。得意な魔法は地割れを起こす「マグナ」、「マハマグナ」。
メッチー
声 - 釘宮理恵第7話より登場。種族はミュート。金属性。見た目はかわいいが、強力な電撃魔法を駆使して戦うなど、実力もある。ヴィネコンのバッテリーが切れて現実世界に戻れなくなったセツナたちだったが、その能力でヴィネコンを充電して使えるようにした。悪いデビルではなかったが、クールのことが気に入って仲魔となり、ジャックフロストとともに中核メンバーとして活躍する。かなりの食いしん坊。
セキリュウ
声 - 大畑伸太郎第11話より登場。種族はリュウ。火属性。未完成だったデビル合体マシンにより、セイギュウカイ(声 - 岩崎征実)とサラマンダー(声 - 小林由美子)の組み合わせによって生まれたデビル。赤い体のドラゴンで生まれた当時は眠っていたが、ルシファー直属の配下であり、それまで集まった仲魔たちが束になっても敵わなかったヘルを相手にした戦いの際に土壇場で目を覚ます。それ以降は仲魔の危機を察知して目を覚ますようになり、序盤の切り札的な存在だった。得意な魔法は「マハラギ」、「ファイアーブレス」。
パワー
声 - 高木渉第23話より登場。種族はテンシ。日属性。デビル合体マシンにより、バンパイア(声 - つぼイノリオ)とシュラ(声 - 伊藤健太郎)の組み合わせによって生まれたデビル。一級品の剣術と強力な魔力をもって戦う。得意な魔法は「ジオンガ」、「ライトスピア」、「フレアライト」。
ガルガリン
第24話より登場。種族はテンシ。月属性。デビル合体マシンにより、クダギツネ(声 - 津村まこと)とザントマンの組み合わせによって生まれたデビル。見た目は脚部がキャタピラのロボットのようだが、空を飛ぶこともできる。得意な魔法は「ザンマ」。
アークエンゼル
第25話より登場。種族はテンシ。日属性。デビル合体マシンにより、ミズチ(声 - 那須めぐみ)ととけいウサギの組み合わせによって生まれたデビル。最強クラスの魔力から強力な魔法を繰り出す。得意な魔法は「ザンマ」、「ソニックブーム」。
スフィンクス
声 - 川田紳司第29話より登場。種族はボス。日属性。容姿はゲームとは全く異なる。善デビル・プリンス(声 - 赤石広樹)の治める国の家臣として仕えていたが、悪デビル三人衆からマカイの平和を守るため、セツナたちと共に戦う決意をする。礼儀正しく冷静な性格で、何かと熱くなりがちなセツナやクールの制止役。得意な魔法は「フレアライト」、「ジオンガ」、「マハジオ」など。中盤からラストにかけての主戦力。
ヒロミ / 要 広海(カナメ ヒロミ)


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