看護士
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現代では、専門職である看護師の業務を行うためには、多くの国でその国が定めた看護専門学校看護大学等の看護師養成課程における基礎看護教育を受けた上で国家試験などの資格試験に合格し、看護師免許を有している必要がある[要出典]。
歴史「フローレンス・ナイチンゲール」も参照

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職業として
組織

職能団体として以下が存在する。

国際看護師協会(ICN: International Council of Nurses)

日本看護協会


男女比男性看護師(1943年)

多くの国において、看護は女性が多数を占める職業である[3]。2011年の調査では、米国の全看護師の91%が女性で、9%が男性であった。雇用機会均等法に関わらず、女性のほうが多数であるが、男性看護師は平均的により多くの賃金を受け取っており、男性看護師は年間平均60,700ドル、女性看護師は年間平均51,100ドルであった[4]。 米国においては麻酔看護師(Certified Registered Nurse Anesthetist)の男女比が最も均等に近く、全体の41%を男性看護師が占めた[4]。このような男女比率は差はあれど、多くの国で見られる。特筆的な例外は、フランス領土アフリカベナン、ブルキナファソカメルーンチャドコンゴコートジボワールコンゴ民主共和国ジブチギニアガボンマリモーリタニアニジェールルワンダセネガルトーゴであり、これらは男性看護師のほうが女性よりも多い[5]。欧州ではスペインポルトガルチェコスロバキアが、男性比率20%越えである[5]。米国では1980年代から2000年代にかけて、男性の登録看護師(RN)の数は倍増した[6]
制服看護師ら(米国、1930年ころ)

かつては、ナースキャップ、衣裳靴下ストッキングなどは、すべて白色のものを着用することが多かったため、「白衣の天使」と呼ばれた[要出典][7]

しかし、2002年の看護婦から看護師への改称とほぼ同時期に、ナースキャップの使用を取りやめ、白以外の衣装、黒や紺のハイソックス、膝サポーター(ファッション用)も着用する医療機関も増えてきた。施設によっては、緊張を緩和させるために、小児病棟で子供に人気のキャラクター柄や、手術室などで花柄などの服を着ている場合もある。このため、看護師=白衣の天使[要出典][7]という概念は薄れつつある。

また、ナースキャップはのり付けされているため、のりを栄養としてMRSAなど菌が繁殖しやすく、院内感染を防ぐために、勤務中の看護師にナースキャップを着用させる医療機関は無くなった[8]
各国の看護
日本詳細は「日本の看護師」を参照

日本において看護に関わる資格は4つあり、保健師助産師看護師准看護師である。
英国

英国にて法的な認可看護師となるには、看護助産師審議会(en:Nursing and Midwifery Council、NMC)の認証を受けなければならない。1997年のthe Nurses, Midwives and Health Visitors Act法により、認可看護師(Registered Nurse)資格はこの審議会の規制を通過した者のみが使用できる[9][10]
米国

一般資格はRNと呼ばれる。またナース・プラクティショナーがあり、麻酔看護師(英語版)資格者は毎年3,400万の麻酔手技を行っている。「米国看護師ビザ手続きの停滞」も参照
フィリピン

フィリピンでは、医師が看護師の資格を取り海外で出稼ぎする[11]
看護の発展に寄与した人物

フローレンス・ナイチンゲール - 近代看護の生みの親。彼女の実名、代名詞である「ナイチンゲール」、「白衣の天使」は看護師の代名詞ともなっている。

ヴァージニア・ヘンダーソン - 看護教育の指導者として知られている。

ドロセア・オレム - セルフケア不足看護理論の開発者。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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