相模鉄道本線
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相鉄いずみ野線


湘南台駅


12.2SO11 希望ヶ丘駅


13.6SO12 三ツ境駅


14.5二ツ橋駅 1944休、1960廃


15.5SO13 瀬谷駅






17.4SO14 大和駅


小田急江ノ島線






19.3SO15 相模大塚駅


厚木海軍飛行場


20.5SO16 さがみ野駅 1975-


21.3大塚本町駅 -1975


21.8SO17 かしわ台駅




かしわ台車両センター


23.8
0.0
相模国分信号所


厚木線


小田急:小田原線


相模線


24.6SO18 海老名駅






0.0
2.2
厚木駅


:相模線

相鉄本線(そうてつほんせん)は、神奈川県横浜市西区にある横浜駅と同県海老名市にある海老名駅を結ぶ、相模鉄道(相鉄)の鉄道路線である。駅ナンバリングで使われる路線記号はSO。路線名に社名を含む。
概要

横浜市中心部に近い交通ターミナルである横浜駅と横浜市内陸部・神奈川県県央地域大和市綾瀬市座間市・海老名市)を結ぶ通勤通学・生活路線である。もともとは沿線の農産物や相模川の砂利などを運ぶ貨物輸送のために建設された路線(砂利鉄道)で、厚木駅から二俣川駅までが最初に開業したが、現在の起点は横浜駅であり海老名方面に向かう列車を「下り」としている。

横浜 - 二俣川間には二俣川駅で分岐する相鉄いずみ野線の列車が乗り入れる。路線の最高速度は100 km/hだが、この区間は1駅ごとの距離が短いうえ標高差が激しく連続急勾配や曲線が多いため直線区間が少なく、75 km/h程度の箇所が多い。二俣川 - 海老名間では逆に1駅ごとの距離が長くなり、比較的直線区間も多いので列車は90 km/h以上で走行する箇所が多い。

他社の路線への乗り入れはなかったが、西谷駅から分岐する形で建設された相鉄新横浜線を介し他社線へ直通することで、東京方面へ乗り入れる計画が進められ、2019年11月30日からは相鉄・JR直通線として東日本旅客鉄道(JR東日本)埼京線川越線と、2023年3月18日には相鉄・東急直通線として相鉄新横浜線・東急新横浜線を経由して東急東横線などとの直通運転が開始された(詳細は後述)。かつては、当線の開業当初は相模線寒川駅まで乗り入れていた。また、終点海老名駅より小田急小田原線に入り本厚木駅まで旅客列車が乗り入れていたほか、貨物列車が相模線に乗り入れていた(現在も相鉄向けの甲種車両輸送列車は相模線経由で運転されている)。また、二俣川駅から横浜駅まで地下新線を建設し複々線化する構想もあったが、乗客数の増加が止まって構想が流れていることもあり、相鉄新横浜線・東急新横浜線から構成される神奈川東部方面線の計画に移行している。

都心直通新線の開業を契機に、相鉄デザインブランドアッププロジェクトを通して車両のカラーリング変更や駅の美装化などが行われている。

長らく路線名は「本線」のみであったが、親会社相鉄ホールディングスの2023年3月期『有価証券報告書[1][2]、令和5年(2023年)度版の『鉄道要覧』から「相鉄本線」として「相鉄」を含む路線名に改められた[3][4]。ただし同時に改称された相鉄いずみ野線とともに、以下では路線名の「相鉄」は省略して表記する。
路線データ

路線距離:24.6
km

軌間:1,067 mm

駅数:18駅

信号所数:1信号所(かしわ台 - 海老名間)

複線区間:全線

電化区間:全線(直流1,500 V

最高速度:100 km/h

保安装置:ATS-P

デジタル列車無線チャンネル:横浜駅 - 大和駅 3ch、大和駅 - 海老名駅 5ch

歴史

本路線は、1926年神中鉄道により省線程ヶ谷駅(現・保土ケ谷駅) - 海老名村河原口間の軌道敷設特許の請願が行われたのがはじまりである。762 mmゲージ軌道として申請したが、その後1,067 mmゲージの軽便鉄道に変更している。開業は1926年二俣川 - 厚木間からで、その後順次横浜へ向かって延伸を重ねていった。当初は保土ケ谷駅に乗り入れる予定であったが、最終的には横浜駅起点になった。沿線はさしたる産業もない農村地帯であり、相模川で採取される砂利輸送を主眼に置いての開業であった。


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