直木賞
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

注釈^ 第157回の佐藤正午はデビュー34年目、第97回の白石一郎は32年目、第142回の佐々木譲は30年目、第122回のなかにし礼は(小説でのデビュー後)29年目、第89回の胡桃沢耕史は28年目、第148回の安部龍太郎、第163回の馳星周はともに25年目の受賞である。
^ いくつか例を挙げれば、第17回で受賞が決まった山本周五郎は、筆歴17年で著作もあり、「新人と新風とを紹介する点にこの種の賞の意味があるので、もちろん在来もそうであったとは思いますが、今後もなおそういうものが選まれてゆくことを希望したいと思います。」と述べて受賞を拒絶している。第26回受賞の久生十蘭や同回の候補者だった長谷川幸延摂津茂和は、既に商業文芸誌に確固たる地位を築いていた人物である。第36回受賞の今東光に至っては、35年以上前に文壇に登場していた。また、今の他にも第6回受賞の井伏鱒二や第24回受賞の檀一雄などのように、純文芸(純文学)では既によく知られていた人物が受賞するケースもあった。その他にも、作品ではなくそれまでの業績から受賞するということが、当初から幾度となく行われてきた。むしろ戦後の一時期に、新人対象という当初の企図にたちかえったものの、長くは続かなかったという方が実態に近い。
^ 2002年下半期(第128回)で、『半落ち』で3度目の候補に挙がるものの、選考委員からの「基本的な事実誤認がある」という批判から落選した横山秀夫と、2008年下半期(第140回)で、執筆活動に専念したいという理由から『ゴールデンスランバー』が候補になることを辞退した伊坂幸太郎が挙げられる。

出典^ “直木賞は大衆文学の人気作家をさらに売れる流行作家にする役割があります”. asahi.gakujo.ne.jp. asahi.gakujo.ne.jp. 2021年7月17日閲覧。
^ “第170回「芥川賞・直木賞」候補作決定 NEWS・加藤シゲアキが2度目の候補に”. ORIKON (2023年12月14日). 2023年12月14日閲覧。
^ asahi.com (2008年7月8日). “伊坂幸太郎さん、直木賞選考対象から辞退”. 2008年8月4日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2011年2月11日閲覧。
^ 外部リンク『直木賞のすべて』の「候補作家たち」
^ 川口則弘『直木賞物語』339-401頁
^ 文藝春秋特別編集『芥川賞・直木賞150回全記録』331頁
^ オール讀物2019年9月号34頁
^ 日本文学振興会2019年9月18日付ツイッター
^ “蜜蜂と遠雷”. movies.yahoo.co.jp. movies.yahoo.co.jp. 2021年7月13日閲覧。
^ a b “芥川賞に松村栄子氏 直木賞 高橋義氏と高橋克氏”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 30. (1992年1月17日) 
^ a b “3氏が喜び語る 芥川・直木賞授賞式”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 夕刊 15. (1992年2月27日) 

参考文献

『直木賞物語』川口則弘著、バジリコ、2014年

『芥川賞・直木賞150回全記録』文藝春秋特別編集、文藝春秋、2014年

関連項目

高校生直木賞

山本周五郎賞

外部リンク

直木三十五賞|公益財団法人日本文学振興会


直木賞受賞者一覧|公益財団法人日本文学振興会

直木三十五記念館

芥川賞・直木賞 特集

直木賞のすべて

直木賞のすべて - ウェイバックマシン(2004年10月13日アーカイブ分)

『直木賞』 - コトバンク










直木三十五賞

 1930年代 - 1950年代(第1回 - 第42回)
1930年代

第1回
川口松太郎鶴八鶴次郎』『風流深川唄』『明治一代女』

第2回 鷲尾雨工『吉野朝太平記』他

第3回 海音寺潮五郎『天正女合戦』『武道傳來記』

第4回 木々高太郎『人生の阿呆』他

第5回 該当作品なし

第6回 井伏鱒二ジョン萬次郎漂流記』他

第7回 橘外男『ナリン殿下への回想』

第8回 大池唯雄『兜首』『秋田口の兄弟』

第9回 該当作品なし

第10回 該当作品なし

1940年代

第11回 堤千代『小指』他/河内仙介『軍事郵便』

第12回 村上元三『上総風土記』他

第13回 木村荘十『雲南守備兵』

第14回 該当作品なし

第15回 該当作品なし

第16回 田岡典夫『強情いちご』他/神崎武雄『寛容』他

第17回 山本周五郎『日本婦道記』(受賞辞退)

第18回 森荘已池『山畠』『蛾と笹舟』

第19回 岡田誠三『ニューギニヤ山岳戦』

第20回 該当作品なし

第21回 富田常雄『面』『刺青』他

第22回 山田克郎『海の廃園』

1950年代

第23回 今日出海『天皇の帽子』/小山いと子『執行猶予』

第24回 檀一雄『長恨歌』『真説石川五右衛門』

第25回 源氏鶏太『英語屋さん』『颱風さん』『御苦労さん』


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:83 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef