本来は八神を祀る施設で八神殿と称された[12]。中世以降は神祇官の西院で祀られたが、正親町天皇の頃には官舎も失われた[13]。そのため卜部氏が京都吉田村神楽岡に奉斎して斎場所としたが、天正18年(1590年)に勅許により神祇官代と称することとし、八神の御神体は白川神祇伯邸内(白川伯王家)に祀られることになった[14]。
明治時代になり神祇官によって東京に神殿が造営され、御神体は明治2年(1862年)12月17日にこの神祇官の神殿に鎮座された[15]。神祇官が神祇省に改められ、明治5年(1872年)に神祇省が廃止されたため八神と天神地祇は宮中に移され、同年11月27日に八神と天神地祇を合祀して神殿と改称した[16]。
毎年春分の日と秋分の日には春季、秋季の神殿祭が行われる。
脚注[脚注の使い方]^ 『皇室事典 令和版』株式会社KADOKAWA、2019年11月30日。
^ a b c d e 皇室75号 2017, p. 43.
^ a b c d e 皇室75号 2017, p. 42.
^ 知られざる皇室ー伝統行事から宮内庁の仕事まで. 株式会社河出書房新社. (2010年1月30日)
^ 宮内庁. “宮中祭祀”
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