白昼の死角
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川前工業経理課長 / 梶鉄夫:鈴木ヒロミツ

高岡薬品工業専務 / 小岩恭三:成田三樹夫

高岡薬品工業経理部長 / 広田:中田博久

高岡薬品工業秘書:白川絹子

相模化工専務 / 戸塚:藤巻潤

利用される人々

常陽精工社長 / 木下雄次郎:
丹波哲郎(特別出演)

常陽精工社員 / 西田:西田敏行(友情出演)

金融ブローカー / 今泉昌男:草薙幸二郎

花村金融 / 色川貢:草野大悟

常陽精工社員:原田君事

常陽側弁護士:亀渕信昭

裏社会の人々

金森光蔵:
内田朝雄

加藤精吉:内田良平

加藤の舎弟 / 政:柴田恭兵

刺客:志賀勝片桐竜次達純一高橋利道

金森光蔵の部下:菊池英一山西道広、清水圭一郎、大島博樹、村添豊徳、君塚正純

高島総長:嵐寛寿郎

国家権力側の人々

福永検事:
天知茂(特別出演)

熊谷経済主任:室田日出男

西郷警部:伊吹吾郎

三課の刑事:宮口二郎

モンタージュ係:福地泡介

刑事:山田光一佐川二郎清水照夫木村修山浦栄畑中猛重

その他

クラブのママ:
沢たまき

江波みどり:和田瑞穂

ゴンザレスの女:田口久美

債権者代表:田口計

経理課長:相馬剛三

債権者:河合絃司佐藤晟也、土山登士幸、山本緑八百原寿子

ガルシャ公使:ロバート・マッカータ

神父:ドナルド・ノード

芸者:橋爪真知子、広京子、岡麻美

酔月の女中:遠藤薫

酔月の女将:伊藤慶子

六甲商事事務員:仲塚康介泉福之助、結城なほ子

ラテン・クォーターのバンド:ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

ほか
製作

角川春樹が『人間の証明』(1977年)、『野性の証明』(1978年)で付き合いの生まれた岡田茂東映社長に[7][8]、「独立プロ角川春樹事務所)を離れて、メジャー内部に単独で乗り込んでプロデュースをやってみたい」と依頼[7][9][10][11]。他社からは断られたが[9]、岡田から了解を取って[9]東映を単独で訪れ、『悪魔が来りて笛を吹く』(1979年)、本作『白昼の死角』、『魔界転生』(1981年)の3本をプロデュースした[7][9][12][13][14][15][16]。角川自身、「角川春樹事務所を離れて」と語っており[7]、この3本は角川映画ではなく東映映画である[1][7]。角川映画の番頭だった古澤利夫(藤峰貞利)は、「春樹さんはプロデューサーとして参加していますが、製作の主導は東映です」と述べている[15]

映画の製作が最初に報道されたのは1978年春[17]。当時の『キネマ旬報』には、『白昼の死角』の映画化を構想しているのは東映で[17]、「角川書店が高木彬光フェアを予定していることから提携も方法も考えている」と記述されている[17]。この高木彬光フェアの計画に東映の岡田社長が乗った[1]。また主役候補として渡哲也が挙げられている[1][17]他、1978年10月の複数の文献には松方弘樹の名前も挙がっている[1][18][19]。松方は1974年のNHK大河ドラマ勝海舟』で知り合った仁科明子との不倫スキャンダルマスメディアに大きく取り上げられたが、松方が前妻と1978年7月に離婚したことから、松方+芸能活動を休止していた仁科を芸能界にカムバックさせようという動きが伝えられ、松方の後見人・岡田茂や角川春樹からオファーされたが[18][19]、松方が難色を示し流れていた[1][18][19]

脚本神波史男は「元々の原作が長く、シナリオを切るのが困難だった」などと語っている[20]

1978年12月30日、東京帝国ホテル記者会見が行われた[12][14]。席上、角川春樹が「高木彬光氏の原作は2000万部売れており、氏は"角川第三の男"です。氏の作品は昔、大映で『密告者』が映画化されて以来のものですが、いい作品になればと思っています」などと話した[12]。高木は「小説を書きだして31年位になりますが、『白昼の死角』程の悪党を書いたことはないです。これまで映画化の企画があり、こんな悪党をスクリーンで見せられないという理由で潰れてきただけに、今回の話はうれしいです」などと話し[12][14]村川透監督は「今までは3000万円映画しか撮ったことがなかったので、今回の製作費7億円には、ケタが大きすぎるので実感がわきません」などと話した[12]。東映で初めて大作を任され[13]、豪華俳優を使うことに興奮したという[13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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