登竜門
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日本では「登龍門」は関門そのものを示す言葉としてしばしば名詞化し[1]、例えば「芥川賞は文壇への登竜門だ」[2]のように使われることがある。

評論家の呉智英は、関門を表すのは「龍門」であり、「登龍門」はその関門を通り抜ける行為を意味するのだから、先のような文例であれば「芥川賞の受賞は文壇への登龍門だ」と書くべきだと述べている[3][注釈 1]
関連項目

登龍門F

脚注^ 精選版 日本国語大辞典『登龍門』 - コトバンク
^ デジタル大辞泉『登竜門』 - コトバンク
^ 『言葉につける薬』双葉社、1998年1月30日、49-52頁。 なお原文では強調は傍点による。

注釈^ 呉は同書で、こうした漢文本来の用法を無視した誤用の背景として、日本人から漢文の素養が失われていることを指摘している。ただし呉は「盲導犬」のように熟語として定着した言葉が漢文の用法から逸脱していることに対しては「漢字の組み合わせや解釈はかなり自由でいいのではないだろうか」と容認しているが、「登龍門」については「背後に故事や原典がある場合」は別であるとしてその誤用を咎めている。


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