番組販売
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

外注制作番組であっても製作局に放映権を有し続けている番組も存在する[注 6]

オンラインの番組データベースを活用した番組販売[5]

放送番組センターが教育・教養系のテレビ番組の放送権を得て、放送局に貸し出す。

海外との売買

海外で放送された番組の買い付け。

番組を海外の放送局や映像ストリーミング配信会社(Netflix等)に販売する。

番組自体ではなく、番組フォーマットを海外の放送局に販売する。バラエティ番組が多い[6]

『料理の鉄人』の吹き替え版を放送していたフード・ネットワークは視聴率が高かったことから、番組フォーマットを購入しアメリカ版の『アイアン・シェフ・アメリカ』を放送している。

「ローカル局が番組販売で買い取る」のとは逆に、製作委員会側やテレビショッピングの運営会社などが放送局の番組枠を買い取り(スポンサーをつけ)、放送する方式も存在する。しかし、この方式ではローカル局でテレビショッピング(インフォマーシャル)が大量に放送されることになるため、「広告放送と変わらない」として問題化しており、総務省はこれらを「広告放送」とみなし、一定の割合以上になった場合は放送局の免許を取り消したり、免許申請を受け付けないとする方針に転じた。
番組販売の移行

売られている番組を購入するか否かは、あくまで各放送局が予算を見ながら判断するものであって売る側が最初から売り先を決めているわけでないため、予算の乏しいローカル局での放送が困難であり、全国で放送できないリスクが常に存在する。このため、近年のテレビのデジタル化や衛星放送(BSデジタル放送)の普及に伴い、売る側が全国放送を希望する場合は売り先を地上波のテレビ局ではなく、BSまたはCSデジタル放送局に切り替える動きが出てきている。

中央競馬ワイド中継KEIBAワンダーランドBSイレブン競馬中継
ワイド中継は基本的には関東、KEIBAワンダーランドは東海以西の大都市圏の一部独立局をカバーするだけであった。このため中央競馬の施行者(主催者)であり、かつ両番組のメインスポンサーでもあった日本中央競馬会は、地上波在京キー局が放送せずテレビ全国放送がCS(※現在はBSでも放送中)(グリーンチャンネル)だけとなっている時間帯の(CS・BS以外の)民放によるカバーエリアを広げるため、地上波独立局での中継を原則としてBS11に移行する方針を決めた。この結果、ワイド中継とKEIBAワンダーランドは共に2010年(平成22年)12月最終週限りで終了となり、2011年(平成23年)1月5日の新春競馬開催から、BS11での放送が本格的にスタートした。2011年1月以降、両番組をネットしていた地上波各局も、BS11の中継を「JRA競馬中継」として14:00-15:00に限ってネットするほか、関東では午後4時台に限って千葉テレビ放送制作による競馬中継(『LIVE&REPORT 中央競馬中継』)が行われていた。しかし、同番組は2012年5月で終了し、実況を取り止めて金曜の競馬情報番組としてリニューアルされた(『金曜競馬CLUB』)。一方近畿では、BS11への移行と同時に午後4時台の競馬中継は事実上打ち切りとなり、BS放送を受信できない世帯では、同時間帯の競馬中継はラジオ(ラジオ関西;土曜日、MBSラジオラジオ大阪;日曜日)のみになった。『KEIBAワンダーランド』は他地域の地上波民放各社でも放送されていたものの、それはテレビ東京から他系列局にネットされている『ウイニング競馬』相当としての扱いであり、放送時間帯も土曜15時台に限られていた。

市川昭介の)平成歌謡塾新・平成歌謡塾
市川生前の冠番組としてその死後も地上波のテレビ局に販売されていたが、2010年9月に終了。翌月から新番組としてBS朝日での放送に移行した。詳細は「平成歌謡塾#ネット局」および「新・平成歌謡塾#平成歌謡塾との相違点」を参照

演歌百撰
関西放送制作の単独製作番組。2008年(平成20年)以降地上波とBS11での並行放送となっていたが、BSでの視聴対象世帯の増加や、演歌・歌謡曲を扱った音楽テレビ番組のBSへの一極集中化も重なり、2010年いっぱいで地上波で放送する局が2局に激減。詳細は「演歌百撰#2010年で打ち切った地上波局」を参照さらに2011年4月改編で、地上波での放送は奈良テレビ放送だけとなった。詳細は「演歌百撰#2011年4月以降」を参照2018年(平成30年)3月をもってテレビ番組としての放送を終了しており、5月からラジオ大阪単独放送のラジオ番組(放送枠買い取り番組)に変更された。
脚注
注釈^ ラジオCMの場合、MOの生産終了・機器の保守終了に伴い、インターネットを使用した入稿に切り替えられている[1][2]
^ NRNのキー局ニッポン放送が制作する、NRN向けの「中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ」・「オールナイトニッポンGOLD」・「オールナイトニッポン MUSIC10」は、系列のAM局ではなく、FM COCOLOが番組販売(NRN向けCMはCMフィラーに置き換えられている)で放送している。
^ 例として、『開運!なんでも鑑定団』に関しては、番組内のコーナーである『出張!なんでも鑑定団』の実施地域の開催地を放送対象地域とする販売局の方が系列局よりも視聴率が高くなる傾向にある。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:28 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef