町田市
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東京都区部(東京23区)を除いた東京都内の市では八王子市に次いで2番目に人口が多く、南多摩地域や神奈川県県央地域の中心都市であり、相模原市や八王子市とは生活圏・経済圏を共有しているほか、総務省の「多様な広域連携促進事業」にもこれら2市と連携した取り組みが採択されている[1]

小田急線JR横浜線が交差する町田駅は多摩地域随一の利用者数を誇るターミナル駅であり、駅周辺は百貨店ファッションビルなどの大型商業施設や多数の飲食店などが集積する首都圏有数の一大商業都市・繁華街として発展している。その賑わいと若者向け商業施設が集積することから、町田駅周辺は俗に「西の渋谷」と称されることもある[2][3]1960年代以降東京のベッドタウンとして発達したが、現在も市内各所で農業が行われている。バブル経済期以後には、東京都区部からの私立大学の転入が進み、市内には現在も私立大学や一貫校が点在するなど、「若者の街」の色も見られる。
地名の由来

「町田」という地名の由来は諸説あり定かではないが、以下のようなものがある。

「町」とは田の区画のことであり、区画した田地のことから。

昔は「マチ」と「イチ」は同じ意味で使われ、町田では市が盛んだったことから。

市に「市の神(いちのかみ)」を祀るための費用を工面するための田んぼ「祭り田(まつりだ)」のことから
[4]

地理
地形市域のランドサット衛星写真

境川左岸に位置する。上流側のごく一部が関東山地に含まれるが、大半を多摩丘陵が占め、下流側に相模野台地が広がる[5]。最高地点は西端にある草戸山(標高364m)。低地は少なく、市域の南西端を流れる境川や、ほぼ中央を流れる鶴見川とその支流の恩田川沿いに限られる。ほぼ町田街道を分水嶺に、北側が多摩川水系および鶴見川水系、南側が境川水系である。
山地

関東山地

主な山


草戸山

丘陵

多摩丘陵

主な山


七国山

台地

相模野台地

河川
一級河川


鶴見川

真光寺川

恩田川


二級河川


境川

商業地

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出典検索?: "町田市" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2018年3月)
町田駅前の商業施設

東京都区部の南西30 - 40km圏に位置し、1960年代初頭より東京都区部郊外ベッドタウンとして開発され発展した。町田駅を中心とした原町田地区は、小田急線沿線および横浜線沿線を代表する繁華街で、百貨店や専門店等が多く林立する一大商業ゾーンとして著しく発展している。国道16号246号線鎌倉街道などにより東西方向・南北方向との道路交通の便もよく、神奈川県北部も含んだ多摩地域南部(南多摩地域)の商業の中心地である。飲食産業はここ数年で立川市とともに成長している。また八王子市多摩市相模原市横浜市北部(青葉区緑区旭区瀬谷区など)・川崎市西部(麻生区多摩区など)・座間市大和市などを含む、商圏人口200万人とも言われる相武経済圏の中心的な役割を相模大野などとともに担っている。

立川を中心とする北多摩地域とは多摩丘陵多摩川で隔てられていることや、都心部とは距離があること、古くから鎌倉街道や「絹の道」の中継点であった関係で、八王子市など同じ南多摩地域や、神奈川県の横浜市北部、川崎市西部、相模原市の「上段」地区などとの結びつきが強い。特に、相模原市の市街地は近接していることから、町田・相模原両市を併せて国の業務核都市に指定されており、業務など諸機能の立地促進が図られている[注釈 1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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