男はつらいよ
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夏木マリ[注 34]宮崎県油津
岐阜県(下呂温泉)文学博士寅
第46作1993年12月25日男はつらいよ 寅次郎の縁談松坂慶子A城山美佳子島田正吾
光本幸子[注 35]香川県琴平志々島、高見島
栃木県烏山)なし
第47作1994年12月23日男はつらいよ 拝啓車寅次郎様かたせ梨乃牧瀬里穂小林幸子新潟県(上越市
滋賀県(長浜西浅井町
神奈川県(鎌倉市)、長崎県(雲仙)なし
第48作1995年12月23日男はつらいよ 寅次郎紅の花浅丘ルリ子C後藤久美子D夏木マリ
田中邦衛
村山富市
宮川大助・花子鹿児島県(奄美大島
岡山県(滝尾津山
兵庫県(神戸市)なし
第49作
(特別編)1997年11月22日男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇浅丘ルリ子D 江藤潤沖縄県なし
第50作2019年12月27日
[注 36]男はつらいよ お帰り 寅さん山田洋次
朝原雄三浅丘ルリ子E後藤久美子E出川哲朗
カンニング竹山
松野太紀
夏木マリ
小林稔侍鳥取県
神奈川県鳥取砂丘での満男と泉

予定されていた作品
1996年12月28日公開予定『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』
(マドンナ:田中裕子 ロケ地:高知県 原作:室生犀星あにいもうと[注 37])タイトルは『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』[66]。渥美の親友、早坂暁の代表作、花へんろ(NHKドラマ・花へんろで、渥美はナレーションを担当している)からで、渥美がお遍路に興味を持っていたこともヒントになっている[67]。兄弟のストーリーは後の『虹をつかむ男 南国奮斗篇』で生かされている[68]。シリーズ第49作のマドンナは田中裕子で、その兄役で西田敏行が出演の予定だった[69]。物語は、妹が中絶した子供の父親が寅さんか、と兄が疑い[注 38]、その後寅さんがこの兄妹の後見人になる。あるいは、妹(田中)は兄(西田)の反対を押し切ってアメリカ人と結婚。結婚に失敗して10年か15年ぶりに高知の田舎へ帰ってくる。兄は工事現場労働者、若しくはトラック運転手、とび職のやくざっぽい粗暴な男で、その妹への思いが強く辛く当たってしまいその間を寅さんが取り持つ予定だったともいわれる[70][68][69][71]。山田によると「二人の兄弟、寅とさくらの兄弟、その二つの兄弟の愛憎物語、ダブルの兄弟愛を考えていた」としている[70]
また満男シリーズの完結編として泉と満男を結婚させ、甥の結婚を見届けた寅次郎は放浪の終焉を宣言し、第50作に繋げる予定だった[72][73]。満男と泉が結婚式を挙げるものの肝心の寅さんが行方不明。いろんなことがあって、最後に結婚式場にヒュッと表れ素敵な演説を打って消えていく、というストーリーだった[68]
秋からの撮影を控えており、1996年6月27日(30日という説もある)には打ち合わせでタイトル、大まかなストーリーは伝えており[74][75] 満男役の吉岡秀隆も同年公開の「学校II」をやっている時に、山田が「秋にまたやるよ」と49作目の話をしていたと語っている[76]。ロケ地となるはずだった高知県安芸市伊尾木地区に2002年に開業した土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線伊尾木駅のイメージキャラクター「いおき トラオくん」が寅次郎をモチーフにしたのはこの経緯によるものである。公開は1996年12月28日予定だった[77]
1997年12月27日公開予定 タイトル不明
(マドンナ:黒柳徹子[73] ロケ地:未定[注 39])山田洋次は、寅次郎はテキ屋を引退、幼稚園用務員になり、子供たちとかくれんぼをしている最中に息を引き取り、町の人が思い出のために地蔵を作るという構想を早くから持ち[78][79] 第49作から直結するストーリーだった。
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