男はつらいよ_望郷篇
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配給収入:1億8000万円[1]
キネマ旬報ベスト・テン 昭和45年 日本映画部門 第8位
受賞
第25回毎日映画コンクール脚本賞/山田洋次、宮崎晃
同・主演女優賞/倍賞千恵子
キネマ旬報BEST10第8位
同・脚本賞/山田洋次、宮崎晃
同・女優賞/倍賞千恵子
シナリオ作家協会シナリオ賞/山田洋次、宮崎晃
参考文献
佐藤利明『みんなの寅さん』(アルファベータブックス、2019)
脚注[脚注の使い方]^ a b c 『日経ビジネス』1996年9月2日号、131頁。
^ 『おかしな男渥美清』p.245 。「第三作で寅がむかし鳴らしたテキ屋の親分(花沢) に会う―その状況を自分ならどう撮るか、それが第五作『望郷篇』の前半であり、山田流の解答であった。解答を出すと同時に、フーテンの寅という男の物語を完結させよう。狙い通り、『望郷篇』の後半は明らかに〈完結〉に向っている」。
^ 浦安でテキヤのまねごとをしているところを寅次郎に見つかり、汗水流して油まみれで働くよう寅次郎に薫陶されて、三七十屋で働くようになった
^ 公式ウェブサイトの表記。但しDVDの字幕など「政吉」と表記している物も多い。
^ 三七十屋の人たちは寅次郎の節子への気持ちに気付いていたと思われるが、何らかの考えを差し挟む余地のある作りになっている。寅次郎が節子の結婚を知った直後に、富子は「ごめんよ、失恋しちゃったよね」と言い(DVD字幕では台詞は出ていないので注意)、「そのうち私がいい人見つけてやるからね」と言っている。そもそも木村がどのような存在なのか、富子は寅次郎に言いにくそうでもあったし、本来節子の結婚が寅次郎の三七十屋での仕事に支障を来すものではないはずなのに、寅次郎が自分の結婚後もずっといてくれるか、節子は念押しして確認している。その一方で、寅次郎が柴又を去った後、節子がさくらを訪ね、「どうして寅さん、急にうちを辞めちゃったのかしら。何かわけがあるんじゃないかしら」と真顔で言っている。
補足
寅次郎は、世間体を気にして、三七十屋の物置で寝泊まりしている。
寅次郎が、節子と木村剛の婚約を聞かされるシーンで、寅次郎は節子を「さっちゃんも教えてくれなかったし」と呼び間違えている。
ラストで、旅先から寅次郎が節子に宛てた、誤字だらけのはがきを、さくらが手にする。「拝啓(啓の口が田になっている)その後お元気ですか。私こと思い起こせは(ば) 葉(は)ずかしき事の数々/今はただひたすら反正(はんせい)の日日をすごしています/浦安にておかけした後命(ごめい)わくの数々 くれぐれ/も おゆるし下さい。なお柴又におります/私の妹 愚かな女なれど 身よりたよりなき/不行(ふこう)の身の上ゆえ なにかとお力になっていただきたく/ひれふしてお願い申し上げます/末筆ながら節子さまの幸せを心からお祈りしています 車寅次郎」
外部リンクポータル 映画
プロジェクト 映画
公式ウェブサイト
男はつらいよ 望郷篇 - allcinema
⇒男はつらいよ 望郷篇 - KINENOTE
表
話
編
歴
男はつらいよ
1-10作
1 男はつらいよ
2 続・男はつらいよ
3 フーテンの寅
4 新・男はつらいよ
5 望郷篇
6 純情篇
7 奮闘篇
8 寅次郎恋歌
9 柴又慕情
10 寅次郎夢枕
11-20作
11 寅次郎忘れな草
12 私の寅さん
13 寅次郎恋やつれ
14 寅次郎子守唄
15 寅次郎相合い傘
16 葛飾立志篇
17 寅次郎夕焼け小焼け
18 寅次郎純情詩集
19 寅次郎と殿様
20 寅次郎頑張れ!
21-30作
21 寅次郎わが道をゆく
22 噂の寅次郎
23 翔んでる寅次郎
24 寅次郎春の夢
25 寅次郎ハイビスカスの花
26 寅次郎かもめ歌
27 浪花の恋の寅次郎
28 寅次郎紙風船
29 寅次郎あじさいの恋
30 花も嵐も寅次郎
31-40作
31 旅と女と寅次郎
32 口笛を吹く寅次郎
33 夜霧にむせぶ寅次郎
34 寅次郎真実一路
35 寅次郎恋愛塾
36 柴又より愛をこめて
37 幸福の青い鳥
38 知床慕情
39 寅次郎物語
40 寅次郎サラダ記念日
41-50作
41 寅次郎心の旅路
42 ぼくの伯父さん
43 寅次郎の休日
44 寅次郎の告白
45 寅次郎の青春
46 寅次郎の縁談
47 拝啓車寅次郎様
48 寅次郎紅の花
49 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇
50 お帰り 寅さん
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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