佐藤利明『みんなの寅さん』、p.641及び映画公式HPより 使用されたクラシック音楽(判明した曲) ウィーンにゆかりのある作曲家の曲が全編を通して使用される。
挿入曲
ヨハン・シュトラウス2世作曲:『ウィーンの森の物語』作品325 ? ヨーロッパ家具輸入フェアの宣伝カーが流す(宮城県 登米市?栗原市間の栗原電鉄を踏切を横断する)
ヨハン・シュトラウス2世作曲:『美しく青きドナウ』作品314 ? ヨーロッパ家具輸入フェアの宣伝カーが流す
ヨハン・シュトラウス2世作曲:『春の声』作品410 ? 宣伝カーに寅さんと兵馬が乗車するシーン。
テクラ・バダジェフスカ作曲:『乙女の祈り』オルゴール?馬場がくるまやを訪れる場面。柴又商店街から聞こえてくる。
ヨハン・シュトラウス2世作曲:『トリッチ・トラッチ・ポルカ』作品214 編曲 ? 兵馬が柴又を訪れるシーン。
『ウィーンの森の物語』ツィターのソロ ? ウィーンのぶどう畑。寅さんがホテルの窓から顔を出す。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』K.525 から第1楽章 ? 寅さんと兵馬が王宮庭園モーツァルトの像を訪れる。
フランツ・シューベルト作曲:『4つの即興曲』作品90 D899 から第3曲 ? ウィーンのカフェ。久美子が寅さんをマダム紹介する。
映画『第三の男』ハリーライムのテーマからツィターソロで3音がなる。マダムの家。マダムの夫の写真を映す。
ヨーゼフ・シュトラウス作曲:『わが人生は愛と喜び』作品263 舞踏会シーン冒頭
『美しく青きドナウ』? 舞踏会 兵馬とテレーゼが踊る。
『ウィーンの森の物語』? 舞踏会のあと浜口兵馬が夜の街で口ずさむ。
映画『第三の男』ハリーライムのテーマからツィターソロで3音がなる。舞踏会あとの夜の街。
ヨハン・シュトラウス2世作曲:『ウィーン気質』作品354 アコーディオン ? 兵馬がテレーゼに再会し花を贈る。
『美しく青きドナウ』?久美子が寅さんとドナウ川沿いを散策する時久美子が口ずさむ。
藤田まさと作詞、 長津義司作曲:『大利根月夜』?同上、寅さんがドナウ川沿いで歌う。
ヨハン・シュトラウス2世作曲:『皇帝円舞曲』作品437 ? シェーンブルーン宮殿 兵馬と寅さんが写真を撮る。
モーツァルト作曲:『ディヴェルティメント ニ長調 K.136 (125a) 』から第2楽章 ? ヘルマンが弦楽四重奏でセカンド・バイオリンパートを弾く。
『ウィーンの森の物語』ツィターのソロ ? 寅さんと兵馬が乗った飛行機がウィーン・シュベヒャート空港を離陸。
『ウィーンの森の物語』序奏部?くるまやで寅さんがウィーンの思い出を語る。
スタッフ
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
プロデューサー:島津清
音楽:山本直純
記録
観客動員:185万2000人[5]
配給収入:8億6000万円[1][5]
上映時間:110分
備考
ツィルク市長の希望により、1987年11月2日に東京都葛飾区とウィーン市フロリズドルフ区(英語版、ドイツ語版)(ドナウ川河畔の郊外地区)の友好都市提携が行われている。2009年9月28日、映画公開20年を記念してフロリズドルフ区に寅さん公園 (Tora-San-Park) が開園した[3]。