男はつらいよ_寅次郎ハイビスカスの花
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音楽:山本直純[1]

キャスト

車寅次郎:
渥美清

さくら:倍賞千恵子

車竜造:下條正巳

車つね:三崎千恵子

諏訪博:前田吟

たこ社長・桂梅太郎:太宰久雄

満男:中村はやと

源公:佐藤蛾次郎

山里かおり:新垣すずこ - イルカ・スタジオ勤務

比嘉美也子

国頭富子:金城富美江 - 高志の妹

国頭フミ:間好子 - リリーと寅さんが間借りする国頭家の母

伊舎堂正子

伊舎堂千恵子

知念医師:津嘉山正種 - たがみ病院内科

印刷工・中村:笠井一彦

印刷工:羽生昭彦

印刷工:木村賢治

印刷工:篠原靖夫

喜田晋平

上州の茶屋のアベック:一氏ゆかり

上州の茶屋のアベック:光石研

ご近所:土田桂司

江戸屋:高木信夫

ご近所:秩父晴子

よもぎ売りの行商人、ご近所さん:谷よしの

入院患者:後藤やつこ

酒井栄子

ホステス:川井みどり

国頭高志:江藤潤 - 寅さんとリリーが間借りする国頭家の長男

御前様:笠智衆

リリー:浅丘ルリ子 - 松岡リリー

テキ屋:北竜介(ノンクレジット)

備後屋:露木幸次(ノンクレジット)

ロケ地

群馬県六合村→現在の中之条町[1][13]、吾妻郡嬬恋村(鎌原神社、郷倉)

長野原県軽井沢町北軽井沢(白糸の滝)

東京都江戸川区(小岩駅)、大田区(羽田空港)

沖縄県那覇市(那覇空港、嘉手納、首里/たがみ医院、牧志/ホテル入船、市場中央通り、新天地市場)、国領郡本部町(瀬底島、沖縄海洋博記念公園、浜崎漁港、建堅/寅とリリーの住居)、今帰仁村(慰霊碑)、金武町(新開地、ライブ・イン浜田)、国頭村(オクマビーチ)

『男はつらいよ 寅さん読本』1992、pp.628-629より。
音楽

使用されたクラシック音楽

讃美歌461番『
主われを愛す』?たがみ病院の坂下、リリーが退院の許可が出たこと寅さんに告げるシーン。教会から子供たちの合唱が聞こえる。歌詞:主われを愛す 主は強ければ われ弱くとも 恐れはあらじ わが主イエス わが主イエス わが主イエス われを愛す

エミール・ワルトトイフェル作曲:『スケートをする人々(スケーターズ・ワルツ)』作品183?イルカ・ショーで流れる。


沖縄民謡

喜納昌吉&チャンプルー「ハイサイおじさん」商店街で流れる。

「十九の春」商店街、ホテル入船で流れる。寅さんが歌う。

「下千鳥(さぎちじゅやー)」国頭家のお母さんフミが夕暮れ三味線を弾きながら歌う。

イルカスタジオの職員たち「唐船(とーしん)ドーイ」浜辺でみなが歌い踊る。

「白浜節」リリーがとらやで歌う。

「.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}我(わ)んにゃ白浜(しらはま)ぬ枯松(かりまち)がやゆら 春風(はるかじ)や吹(ふ)ちん花(はな)や咲(さ)かん 二人(たい)やままならん枯木(かりき)心(ぐくる)」

リリー「あたしは白浜の枯れた松の木なのか。春になっても花は咲かない。好きな人とどうして一緒になれないんだろうって歌なの。」



記録

観客動員数:206万3000人
[1][14]

配給収入:12億5000万円[2][注 4]

受賞

第4回
日本アカデミー賞最優秀脚本賞/山田洋次朝間義隆

同・最優秀主演女優賞/倍賞千恵子

同・特別賞/渥美清

第5回報知映画賞最優秀主演女優賞/倍賞千恵子[1]

参考文献

佐藤利明『みんなの寅さん』(アルファベータブックス、2019)

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 第48作『寅次郎紅の花』が製作されたことにより、「リリー四部作」と呼ぶことも多くなった。ただ、「『ハイビスカスの花』自体が、寅さんとリリーが田舎のバス停で再会するというハッピーエンドで終わっています。いまさら出ていいのかどうか考えてしまったのです」という浅丘ルリ子の発言[4]もあるように、「三部作」でのまとまりを評価する考え方もある。
^ この理由付けを裏付ける記述として、「お互い好きでたまらないのに、それをスパッと口に出せないで、意地の突っ張り合い」[5]がある。もっとも、この点について、「私たち夢見てたのね、きっと。ほら、あんまり暑いからさ」というリリーの言葉に注目し、寅次郎が自分の気持ちをごまかしたからリリーもそれに応ぜざるを得なかったという相対的な要因ではなく、「流れ者」としての自分の生き方に(夢から)戻ったという絶対的な要因に帰着する考え方もある。山田監督自身も、「もともと定住することを拒否した二人が一緒になることで、定住する気持ちが生まれてしまう。それで二人はいったい幸せなのかと言えば、自信がない」[6]と述べている。
^ 「切なさ」が現れたものとしては、「寅さん、私に『幸せになれよ』と言ったような気がしたけど、ねえ、私の幸せって何?寅さんと一緒じゃなきゃ嫌だ。(寅さんが一緒じゃなかったら)つまんない。寅さんだってそうでしょ?」[7]が挙げられる。「嫌ね、別れって」「うん」というさくら・寅次郎のやりとりももちろんその一環である。その一方で、同棲・結婚や定住の先に来るかもしれない決定的な別れよりも、出会い・別れを繰り返しつつ築かれる永遠の関係を二人が望んだがゆえに、爽やかな別れになったとする考え方もある。「夢だと言いながら、互いにかけがえのない存在になっている。同棲というカタチを超えて……」[8]、「プロポーズのその先には、『平凡で幸せな家庭を築く』というのがハッピーエンドであると思うかもしれませんが、寅さんとリリーは、もうひとつのハッピーエンドを探しているのでしょう」[9]、「二人の愛の物語が『ああしか』(引用者註:『私たち夢見てたのね』と答えるしか)ありえないところに真に永遠のロマンがある」[10]などもその一つであるし、そもそも『寅次郎紅の花』でも紹介されている「何年かぶりで会ったのに、まるでけさ仕事に出かけた男が帰ってきたみたいに、懐かしい挨拶なんかお互いにしない」[11]といった関係もその考え方の根拠になる。
^ 12億円[15]、13億円[14]とも。

出典^ a b c d e f g “第25作 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花”. 松竹映画『男はつらいよ』公式サイト. 松竹株式会社. 2021年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。


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