男はつらいよ
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1969年(昭和44年)の映画第1作公開から50周年に当たる2019年(令和元年)12月27日には、旧作の名場面に新撮部分を加えた第50作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が公開[10][11][12]。2018年(平成30年)9月6日に誕生50周年を迎える来夏頃に“50作目”となる新作映画を公開することが6日、都内で行われた『50周年プロジェクト』会見で発表された。“22年ぶり”となる新作には、シリーズ全49作を4Kデジタル修復した映像と、新たに撮影される映像が使用される。あわせて、2年をかけて4Kデジタル修復されたシリーズ全49作のBlu-ray Disc発売と全国劇場公開、東京都葛飾区柴又の寅さん記念館のリニューアルオープン、山田洋次監督の小説『悪童 小説 寅次郎の告白』の刊行、BSテレ東の企画『やっぱり土曜は寅さん!』による全49作のテレビ放送、などが行われた[13]
テレビドラマ

男はつらいよ
ジャンル
テレビドラマ
ホームドラマ
脚本山田洋次
稲垣俊
森崎東
光畑碵郎
山根優一郎
演出小林俊一
出演者渥美清
長山藍子
森川信
杉山とく子
井川比佐志
佐藤オリエ
東野英治郎
オープニング渥美清「男はつらいよ」
製作
プロデューサー小林俊一
白川文造
制作フジテレビジョン
高島事務所

放送
放送国・地域 日本
放送期間1968年10月3日 - 1969年3月27日
放送時間木曜22:00 - 22:45
放送分45分
回数26
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フジテレビ系列で1968年10月3日から1969年3月27日まで毎週木曜日22時00分 - 22時45分に放送された。脚本は山田洋次・稲垣俊・森崎東らが手掛けた。全26話だが、映像は第1話と最終話しか現存していない(後述)。
あらすじ(テレビドラマ)

東京の東の外れ、葛飾区柴又に帝釈天こと名刹題経寺がある。門前町には名物の草団子を商う店が軒を連ねている。その中に「とら屋(とら家)」という江戸時代から続く老舗があった。そこには主人の車竜造(森川信)と妻のつね(杉山とく子)、そして両親と長兄を亡くし、腹違いの次兄は行方知れずになったままの姪さくら(長山藍子)が暮らしている。

日々何事も無く平凡な毎日を過ごしている「とら屋」一家のもとに行方不明だったさくらの兄・寅次郎(渥美清)が1968年(昭和43年)夏、18年ぶりに帰って来た。感動の対面を果たす兄と妹。ただしすぐに人相の悪い怪しげな寅次郎の仲間達が押しかけてきてどんちゃん騒ぎを始める。あまりの非常識な振る舞いにさくらの怒りを買った寅次郎は翌日反省し再び旅に出て二度と帰らないことを決める。ところが柴又の町内を出ないうちに近所に住む恩師の散歩先生(東野英治郎)の娘で幼馴染みの坪内冬子(佐藤オリエ)に出会い一目惚れ、冬子恋しさにそのまま「とら屋」に居つくことになる。旅暮らしでいつかは一獲千金が実現することを夢見ながらテキ屋稼業をしている寅次郎は平穏なとら屋の日常を過激なまでに変えてしまう。可愛いさくらのために奮闘努力を誓う寅次郎だがほとんど空回りに終わる。さくらといい仲だった恋人の道夫(横内正)との間に入ってぶち壊しにしたり、次から次へと変な知り合いを連れてきたり、警察のご厄介になったり、テレビに出て大恥をさらしたり、はたまた急にアメリカ航路に密航して心配させたり大騒動続きである。そんな寅次郎の破天荒な生き様を最初は煙たがっていたさくらたちだが次第に刺激を与えられることを楽しむようになる。それと共に寅次郎の悪気が無く憎めない人柄を愛するようになっていく。その後さくらは寅次郎が仮病で入院した時に知り合った医師の諏訪博士(井川比佐志)と結婚、体調を崩した竜造は「とら屋」をたたむことを決意、散歩先生は亡くなり、冬子も恋人の藤村(加藤剛)との結婚を決めた。

心の拠り所が無くなった寅次郎は一獲千金を狙い弟の雄二郎(佐藤蛾次郎)を引き連れて奄美大島までハブを捕まえに行く。時は流れ、さくらのお腹に赤ちゃんが授かった頃、突然雄二郎がやってくる。奄美大島でハブに噛まれて絶命した寅次郎の遺品という帽子を携えて…。信じられないさくら。その夜、さくらのアパートにひょっこりと寅次郎が現れる。やっぱり生きてたんだ! 喜ぶさくらだが寅次郎はすぐに姿を消す。慌てて外へ出ると寅次郎は愛唱歌「喧嘩辰」を歌いながら去っていく。追いかけるさくらが公園にきたところで寅次郎の姿はフッと消えてしまう。心配して駆けつけた博士の腕の中でいつまでも泣き続けるさくらだった。
登場人物(テレビドラマ)

車寅次郎(別名フーテンの寅、通称寅さん又は寅ちゃん):渥美清

車さくら(戸籍上は車櫻。寅の腹違いの妹):
長山藍子

車竜造[注 2](寅の叔父。通称おいちゃん又はおじちゃん[注 3]):森川信

車つね(竜造の妻。通称おばちゃん):杉山とく子

坪内冬子(マドンナ。寅とさくらの幼馴染):佐藤オリエ

坪内散歩(寅の恩師で英語の先生。冬子の父):東野英治郎

諏訪博士(ひろしと読むが寅ははかせと呼ぶ。寅の担当医。物語終盤にさくらと結婚する):井川比佐志

川又登(寅の舎弟でとら屋の従業員):津坂匡章

染子(寅の実母、京都の連れ込み旅館の女将):武智豊子

川島雄二郎(自称・寅の実弟。タネ違いの弟。その髪形から寅はドイツの鉄兜と呼ぶ):佐藤蛾次郎

山本久太郎(通称Qさん。寅の昔の仲間で泥棒として登場):佐山俊二

鎌倉道夫(さくらの恋人):横内正

マクナマラ(画家):マーティ・キーナート

しののめの銀蔵(寅の親分):杉狂児

中村瑞枝(寅の昔馴染み):市原悦子

高橋英吉(瑞枝の内縁の夫):田中邦衛

マスター(スナックの店主):田武謙三

愛子(喫茶店のウエイトレス):寺田路恵

アケミ(竜造の浮気相手):宮本信子

岡村亀雄(寅の同級生):塚本信夫

畠山三太郎(寅の昔の仲間):谷幹一

畠山ツル子(三太郎の妻):春川ますみ

藤村薫(バイオリニスト。冬子の恋人):加藤剛

小川宏ショー出演者(特別出演。いずれも本人名義):小川宏露木茂田代美代子

スタッフ(テレビドラマ)

原案・脚本:
山田洋次

演出:小林俊一

音楽:山本直純

技術:永島敏夫

美術プロデューサー:山本修身

美術デザイン:中田竜介

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