田所裕美子
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12,000円の価格で2万本売れたとされ、「AV史に残る大ヒット作品」[2]となり、宇宙企画の美少女路線を決定付けた。
概要

田所は新宿西口の喫茶店で働いていた学生で、宇宙企画の斉藤至弘(1984年創刊の『Beppin』初代編集長)が最後には土下座をして口説き落としたという[3]。なお、AV出演前に『ビデオボーイ』の素人ヌードコーナーに出ていたとも言われ[4]、東良美季(元編集者・AV監督)は「モデル斡旋業じゃない女性が、宇宙企画に連れてきたらしい」と言っている[5]。それまでアダルトビデオに出演するのはピンク映画出身者などが多かったが、いかにも素人っぽい田所には「隣の女友達」といったリアル感があったという。

宇宙企画のビデオと英知出版の出版物以外はほとんど他メディアへの露出はなく、ビデオ数本に出演した後は完全に引退した。
出演作

ミス本番・裕美子 19歳(1983年、宇宙企画)

女を10倍感じさせる法(1984年、宇宙企画)- 性感マッサージ物

Beppinビデオ2(1984年、宇宙企画)

ラブコール裕美子(1985年、宇宙企画)- 石垣島ロケのイメージビデオ風

ただいま、裕美子です(1986年、宇宙企画)

宇宙企画 Classic 田所裕美子(2002年、宇宙企画)- 「ラブコール裕美子」「女を10倍感じさせる法」「ただいま、裕美子です」を収録

写真集

美少女館 かた想い(1984年3月、英知出版、深沢奈津美名義)

注釈^ 1984年1月発売(『アダルトビデオ全作品録』宝島社、1998年。p14)という説もあるが、『スコラ』1984年1月12日号(1983年12月19日発売)に「今一番売れているビデオ」(p197)、『ビデオボーイ』1985年1月号(1984年11月27日発売)には「昨年暮に発売されてベストセラーになった」(p44)との記述がある。
^ 安田理央『日本エロ本全史』(太田出版、2019年)p83。家庭用ビデオデッキやレンタルビデオ店がまだ十分普及していなかった当時としては破格であった。
^ 阿久真子『裸の巨人 宇宙企画とデラべっぴんを創った男 山崎紀雄』(双葉社、2017年)pp127-128、146。
^ 川島昌平「実録AV女優40年三国志」アサヒ芸能2021年11月4日、p110。ここで言う『ビデオボーイ』は1983年9月に創刊され、2号で撤退したというビデオ雑誌(『アダルトビデオ全作品録』p14)のことと考えられる。(2013年まで続いた雑誌『ビデオボーイ』は1984年5月の創刊。)
^ 小野一光「猥褻AV三国志」アサヒ芸能1999年1月28日、p58。

関連項目

AV女優

宇宙企画

吉沢有希子(早見瞳) - ミス本番シリーズでデビュー


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