田中の没後、小林正樹が「山椒洞を人手に渡したくない」として購入[39] し、料亭の?亭別館として建物を保存していたが、店舗閉店後に?亭の経営的理由で建物は解体された。その後みのもんたが自宅新築のため同敷地を購入し、現在(2021年)も暮らしているとのこと[注釈 21]。
その他
動物好きとして知られ、自宅で犬や猫を飼っていた[2]。
“林長二郎”時代の長谷川一夫と何度も共演し、田中の遺品のアルバムには彼とのツーショット写真が多く残されているという[2]。
楳図かずおの長編大作・洗礼に主人公が"田中絹子"と共演する部分がある。
受賞歴
毎日映画コンクール
1947年:女優演技賞 『結婚』『不死鳥』『女優須磨子の恋』
1948年:女優演技賞 『夜の女たち』『風の中の牝鶏』
1957年:女優助演賞 『異母兄弟』『地上』『太夫さんより 女体は哀しく』
1960年:女優助演賞 『おとうと』
1974年:女優演技賞 『サンダカン八番娼館 望郷』
キネマ旬報賞
1958年:女優賞 『楢山節考』
1974年:女優賞 『サンダカン八番娼館 望郷』
1970年:紫綬褒章
1974年:ベルリン国際映画祭最優秀女優賞 『サンダカン八番娼館 望郷』
1974年:芸術選奨文部大臣賞
1977年:勲三等瑞宝章(没後追贈)
出演作品
映画『マダムと女房』(1930年)『非常線の女』(1933年)『愛染かつら』(1938年)『西鶴一代女』(1952年)『女囚と共に』(1959年)
元禄女(1924年、松竹キネマ)
村の牧場(1924年、松竹キネマ)
小さき旅芸人(1925年、松竹キネマ) - お菊
激流の叫び(1925年、松竹キネマ) - お君
勇敢なる恋(1925年、松竹キネマ)
一心寺の百人斬(1925年、松竹キネマ)
自然は裁く(1925年、松竹キネマ)
落武者(1925年、松竹キネマ)
恋の捕縄(1925年、松竹キネマ)
御意見御無用(1925年、松竹キネマ)
悩ましき頃(1926年、松竹キネマ) - おさき
裏切られ者(1926年、松竹キネマ) - 妹お芳
街の人々(1926年、松竹キネマ)
あら!呑気だね(1926年、松竹キネマ)
お坊ちゃん(1926年、松竹キネマ) - 玉子
奔流(1926年、松竹キネマ)
恋と意気地(1926年、松竹キネマ)
妖刀(1926年、松竹キネマ) - お若
カラボタン(1926年、松竹キネマ)
清水次郎長全伝 後篇 阿修羅復讐の巻(1926年、松竹キネマ)
彼女(1926年、松竹キネマ)
閃く刃(1926年、松竹キネマ)
暗闘(1927年、松竹キネマ)
地下室(1927年、松竹キネマ)
奴の小万(1927年、松竹キネマ)
天王寺の腹切り(1927年、松竹キネマ)
高田の馬場(1927年、松竹キネマ)
恥しい夢(1927年、松竹キネマ)
国境警備の唄(1927年、松竹キネマ) - 女給つたえ
真珠夫人(1927年、松竹キネマ)
悲願千人斬(1927年、松竹キネマ)
むさゝびの三吉(1927年、松竹キネマ)
夜は曲者(1927年、松竹キネマ)
木曾心中(1927年、松竹キネマ)
近代武者修行(1928年、松竹キネマ)
海国記(1928年、衣笠映画聯盟/松竹キネマ)
若しも彼女が(1928年、松竹キネマ)
村の花嫁(1928年、松竹キネマ) - お絹
感激時代(1928年、松竹キネマ) - 美保子
不滅の愛(1928年、松竹キネマ)
永遠の心(1928年、松竹キネマ)
鉄の処女(1928年、松竹キネマ)
天晴れ美男子(1928年、松竹キネマ)
人の世の姿(1928年、松竹キネマ)
妻君廃業(1928年、松竹キネマ)
御苦労様(1928年、松竹キネマ)
陸の王者(1928年、松竹キネマ) - 奈美子
輝く昭和(1928年、松竹キネマ)
青春交響楽(1928年、松竹キネマ) - 野口絹子
母よ君の名を汚す勿れ(1928年、松竹キネマ)
森の鍛冶屋(1929年、松竹キネマ) - お光
新女性鑑(1929年、松竹キネマ)
大学は出たけれど(1929年、松竹キネマ) - 野本町子
彼と人生(1929年、松竹キネマ) - しげ子
大都会 労働篇(1929年、松竹キネマ) - 嫁お君
山の凱歌(1929年、松竹キネマ) - 松山雪
落第はしたけれど(1930年、松竹キネマ) - 喫茶店の娘
絹代物語(1930年、松竹キネマ)
進軍(1930年、松竹キネマ) - 山本敏子
若者よなぜ泣くか(1930年、松竹キネマ) - 上杉梢
お嬢さん(1930年、松竹キネマ) - キヌ子
愛よ人類と共にあれ(1931年、松竹キネマ) - 真弓