分類群によっては慣習的に、よく使われる語尾がある。たとえば、動物門の -zoa、綱の -morpha、目の -iformes、-ida、古細菌門の -archaeota などである。しかしこれらはルールではなく、例外が多い。原核生物では門の語尾を-aeotaに統一する提案が出されており、2018年以降に提唱された門はこの語尾を持つことが多い。さらに、2021年に原核生物では門の語尾を-otaに統一することがICSPで決定された[18]。
一般的分類例
原核生物
細菌(ドメイン:バクテリア)
アキドバクテリウム門
アクイフェックス門
アクチノバクテリア門
エルシミクロビウム門
カルディセリクム門
クラミジア門
クロロビウム門
クロロフレクサス門
クリシオゲネス門
サーモデスルフォバクテリア門
シアノバクテリア門
ゲマティモナス門
シネルギステス門
スピロヘータ門
ディクチオグロムス門
デイノコッカス-サーマス門
テネリクテス門
デフェリバクター門
テルモトガ門
ニトロスピラ門
バクテロイデス門
フィルミクテス門
フィブロバクター門
フソバクテリウム門
プランクトミケス門
プロテオバクテリア門
ウェルコミクロビウム門
レンティスファエラ門
古細菌(ドメイン:アーキア)
クレン古細菌門
ユーリ古細菌門
タウム古細菌門
真核生物
原生生物界
藻類
緑藻
褐藻
紅藻
珪藻類
ユーグレナ植物門
クリプト植物門
渦鞭毛植物門
原生動物
繊毛虫門
根足虫類
アメーバ
有孔虫
太陽虫
放散虫
胞子虫門
アピコンプレクサ
微胞子虫
粘液胞子虫
鞭毛虫
トリパノソーマ類
襟鞭毛虫
超鞭毛虫
多鞭毛虫
その他
変形菌門
細胞性粘菌
ラビリンチュラ
二毛菌門
植物界
緑藻植物門
車軸藻植物門
コケ植物
維管束植物
古マツバラン門
ヒカゲノカズラ門
シダ植物門
種子植物
裸子植物
被子植物(モクレン門)
双子葉植物綱(モクレン綱)
単子葉植物綱(ユリ綱)
菌界
ツボカビ門(ツボカビ)
接合菌門(ケカビ、クモノスカビ)
子嚢菌門(酵母、アカパンカビ)
担子菌門(キノコ)
不完全菌(アオカビなど。現在は分類群としては認めない)
地衣植物門(菌類と藻類の共生体・学名は菌類のもの)
動物界
海綿動物門
平板動物門(センモウヒラムシ)
刺胞動物門(クラゲ、イソギンチャク、サンゴ)
有櫛動物門(クシクラゲ)
中生動物門(ニハイチュウ)
扁形動物門(ウズムシ、プラナリア)
紐形動物門(ヒモムシ)
顎口動物門
腹毛動物門
輪形動物門(ワムシ)
動吻動物門
鉤頭動物門
内肛動物門
線形動物門(回虫、C. elegans)