現在日本には多くの任意団体(一部は特定非営利活動法人を取得しているものもある)が活動を行っており、休日など無料あるいは資料代程度の参加費を取って事業展開している。自然観察会や里山保全活動など多くの活動が日常的に行われている。 社会において、ボランティア的(有償ボランティアも含む)に環境教育を行っていくのには限度がある。まず、関われる時間が限られており参加者に合わせられないこと、質的向上には時間と費用がかかりボランティアでは限りがあることなどである。必然的に、環境教育を事業として捉え、行っていくことになる。それを行うところとして、日本各地で最近多くなってきたのが、自然学校である。 環境教育に関わる指導者の養成が必要となってきている。 文部省は、1999年度から3年間にわたり、専門的能力を持った指導者を育成するため、「野外教育担当者セミナー」を実施した。このセミナーは、民間の自然学校の先駆者としてノウハウのある財団法人キープ協会及び国際自然大学校 民間でも、人と自然との仲介をするインタープリターなどの指導者の養成が活発になってきている。 1987年、「第1回清里フォーラム」が開かれた。全国各地で環境教育の現場で活動している人達の交流・情報交換の場としての意義は大きかった。2回目からは、「清里環境教育フォーラム」と名称が改められた。中央省庁の職員、自然保護団体の人、小さなボランティア活動を行っている人などの様々な人が、立場を超えて会合できるものであった。 1992年、「日本環境教育フォーラム」が任意団体として設立された。「清里環境教育フォーラム」からの発展形であるともいえる。大きな目的は、日本に環境教育を浸透させようとするものであり、自然学校を通じて、良質な環境教育を社会に提供しようというものである。1997年環境庁(現環境省)認可の社団法人となった。 2010年、公益社団法人に認定され、より幅広く質の高い環境教育の推進に向けて活動することを掲げている[1]。 2005年に開催された愛・地球博では、会場内の自然学校として、「森の自然学校」及び「里の自然学校」が設けられ、インタープリターが自然の大切さなどを来場者に対してインタープリテーションを行った。この愛・地球博の自然学校で、インタープリターという名称が一般にも広く知られるようになった。
事業化
指導者の育成
日本環境教育フォーラム
愛・地球博での取り組み
脚注[脚注の使い方]^ 「JEEF(ジーフ)とは」 ⇒http://www.jeef.or.jp/about/index/
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキバーシティに環境教育に関する学習教材があります。
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外部リンク
⇒ERIC国際理解教育センター(日本語)
独立行政法人国立青少年教育振興機構
⇒日本環境教育フォーラム(日本語)
⇒自然教育研究センター(日本語)
⇒環境教育・環境学習データベース「エコ学習ライブラリー」(日本語)
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