1969年5月6日クランクイン[3][4]。しかし田村正和の恋人役としてキャスティングされていた麻生れい子が朝9時からの撮影開始時間になっても大泉スタジオに現れず[3][4]。田村や菅原文太らはメーキャップも終え、衣装も万全にして待機していたが麻生と連絡も取れず、7時間が過ぎた夕方4時に麻生のマネージャーから「撮影所の付近まで来たが、出演の自信がなくったと言っております。申し訳ありません」と報告があった。それまでセットを組み替えシーンを変更して撮影していたが、麻生は二年前の主演作『囁きのジョー
』(松竹)でも仕事をすっぽかしたり、時間にルーズで、スタッフを散々泣かせ、監督の斎藤耕一が騙し騙し使い、ようやく完成させたという前科があり[3]、監督・スタッフ協議の末、麻生を降板させた[3][4]。 代役は佐々木愛が務めたが、文献により麻生の名前が残っているものもある。麻生はファッションモデル出身で、東映では本作直前に東映京都撮影所で撮影した石井輝男監督の『徳川いれずみ師 責め地獄』でやはり主演だったファッションモデル出身の由美てる子が失踪したこともあり[3]、「ファッションモデルは時間的観念や義務感がまるっきりない者が多い。時間で歯車が動いている映画やテレビには向かない」などと映画業界でファッションモデル出身の女優に対し厳しい評価が広まった[3]。『日本侠客伝 花と龍』
脚本:棚田吾郎 / 監督:マキノ雅弘 / 主演:高倉健
脚注[脚注の使い方]^ “現代やくざ 与太者仁義
表
話
編
歴
降旗康男監督作品
1960年代
非行少女ヨーコ
地獄の掟に明日はない
ギャングの帝王
懲役十八年 仮出獄
獄中の顔役
裏切りの暗黒街
現代やくざ 与太者の掟
現代やくざ 与太者仁義
新網走番外地 流人岬の血斗
1970年代
日本女侠伝 真赤な度胸花
任侠興亡史 組長と代貸
捨て身のならず者
新網走番外地 大森林の決斗
新網走番外地 吹雪のはぐれ狼
ごろつき無宿
新網走番外地 嵐を呼ぶ知床岬
新網走番外地 吹雪の大脱走
日本暴力団 殺しの盃
新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義
色魔狼
夜の演歌 しのび恋
冬の華
本日ただいま誕生
わが青春のイレブン
日本の黒幕
1980年代
仕掛人梅安
駅 STATION
居酒屋兆治
魔の刻