王権
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また、春名宏昭は、当初天皇として即位する予定のなかった光仁天皇桓武天皇は、そのためみずから天皇としての正統性を獲得しようと努めたのであり、その点が奈良時代までとは異なる平安時代の皇室の創出につながったとしている[17]
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出典検索?: "王権" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2010年1月)

古来より集団の中には族長長老など)が存在した。その長の、集団に対する決定権が発達したものが王権と見なされている。王の決定に集団が従う、という構造は生存のための条件が厳しかった古代においてはある程度受け入れられてきたと考えられる。ただ古代ギリシアポリスにおける限定的な民主政治のような形態も存在したため、生存条件の比較的緩やかな地域においては、他国の制度の受け入れのような形で王権が発生した場合もある。実際に東南アジア地域では中世まで国家という枠組みそのものが存在していなかった地域もある。

各国の歴史が語るように本来地域集団に対して多大なる貢献があった人物が王になるのが一般的であるが、王の後継者にそのような業績が無い場合は血縁であるという以外に王になる理由は存在していない。そのことに不満を持つ者による後継者争いは歴史を動かす大きな原動力となっている。これは、王権は奪い取ることのできるものという認識が存在していた傍証でもある。それを避けるためにも地域・時代によってさまざまな、王権を奪われないように権威付けする努力が見られた。その一つがヨーロッパで発生した王権神授説である。また帝国君主である皇帝による“帝権”も、王権と意味はほぼ同様である。

また古代中国や中世ヨーロッパにおいては、王は皇帝または教皇の下の爵位であり、王権は与えられるものであった。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ この場合は残部議会であり、この政府を指して『リヴァイアサン』と言っている。口絵に描かれている王冠を被った『リヴァイアサン』は政府に対して自らの自然権を譲渡した人々によって構成されている。

出典^ 『古代王権の誕生』(2003)はしがき
^ 松島(2003)p.125-135
^ 山我(2003)p.196-203
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^ 上島(2001年)
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^ 春名(2006)

参考文献

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森本公誠訳『歴史序説(一)』岩波書店<岩波文庫>、2001年6月。ISBN 4-0033-4811-7

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今谷明『室町の王権-足利義満の王権簒奪計画』中央公論社 <中公新書>、1990年7月。ISBN 4-121-0097-89

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上島享「第6章 中世王権の創出と院政」大津透・熊田亮介・上島ほか『日本の歴史第08巻 古代天皇制を考える』講談社 、2001年6月。ISBN 4-0626-8908-1

角田文衛上田正昭監修、初期王権研究会編『古代王権の誕生 T東アジア編』角川書店、2003年1月。ISBN 4-04-523001-7

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松島英子「第二部第三章 メソポタミアの神々と王の役割」『古代王権の誕生 V中央ユーラシア・西アジア・北アフリカ編』角川書店、2003年6月。ISBN 4-04-523003-3

山我哲雄「第二部第七章 古代イスラエルにおける王権の成立と展開」『古代王権の誕生 V中央ユーラシア・西アジア・北アフリカ編』角川書店、2003年6月。ISBN 4-04-523003-3


前田徹『メソポタミアの王・神・世界観-シュメール人の王権観-』山川出版社、2003年10月。ISBN 4-634-64900-4

山尾幸久「ヤマト王権の胎動」金関恕・森岡秀人・山尾ほか『古墳のはじまりを考える』学生社、2005年5月。ISBN 4-311-20280-6

石澤良昭『アンコール・王たちの物語 -碑文・発掘成果から読み解く』NHK出版 <NHKブックス>、2005年7月。ISBN 4-1409-1034-8

大津透編『王権を考える?前近代日本の天皇と権力?』山川出版社、2006年11月。ISBN 4634523531

大平聡「古代の国家形成と王権」『王権を考える?前近代日本の天皇と権力?』山川出版社、2006年11月。ISBN 4634523531

春名宏昭「平安新王朝の創設」『王権を考える?前近代日本の天皇と権力?』山川出版社、2006年11月。ISBN 4634523531


山本博文「え! 大和朝廷と言わなくなったの? -大和政権の呼び方」『こんなに変わった歴史教科書』東京書籍、2008年12月。ISBN 978-4-487-80298-2

渡辺公三『身体・歴史・人類学〈1〉アフリカのからだ』言叢社、2009年7月。ISBN 4-862-09029-X

関連項目

君主

王権神授説

絶対王政

徴発権

ヤマト王権
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