コミックにおける最初の猫耳娘は1963年に手塚治虫の描いた『リボンの騎士』のヘケート[5] とされている[1][出典無効][要出典](『漫画ブリッコ』1984年中田雅喜のコラムより)という説。
1976年にSF短編小説『帰らぬク・メルのバラッド』(コードウェイナー・スミス著)の日本語訳が発表されている(ただし文中には猫耳ありとは書かれていない)。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}それがきっかけとなって猫耳キャラクターが日本で認知される素地となった。そのため、同小説の主人公ク・メルが日本の猫耳の元祖と言われている。[要出典]という三つが挙げられている。
ダ・ヴィンチニュースの記事は、日本では化け猫の影響で不気味でおどろおどろしいとされてきた獣耳に萌え要素を与えて普及させたのは手塚治虫の作品群であり、その原点はやはり『リボンの騎士』のヘケートの猫耳姿であろうとニコニコ大百科・ピクシブ百科事典を引用再編している[6]。 猫耳を含む獣耳が普及しやすいのは、ひとえに耳を描くだけで簡単にその動物の持つ特性を付与させることが出来るからである[6]。 1980年代にはロリコンキャラがブームとなったが、そのきっかけが吾妻ひでお、大塚英志による『漫画ブリッコ』『プチ・アップルパイ』によるパイロット作品の影響が大きく、この二人が提供したSFのロリコン的な猫耳キャラクター作品群はその後の展開には無視できない要素とされている。また、家庭にファミコンが普及するとロールプレイングゲームが流行となったが、パーティーを組む場合の種族間のゲームバランスを取るために、「平均的」「力が強い」「賢い」そして「素早い」の四つの設定が多く、「平均的」は人間族、「力が強い」はドワーフ、「賢い」はエルフときて、「素早い」がネコ族に割り当てられ易かったため、猫耳キャラはゲームにも親和性が高かったとされている[1][出典無効][要出典]。その結果、元々猫耳なしで描写されていた猫関係のキャラまでも猫耳をつけるようになった。例えば、前出の飯坂の局も、近年の歴史ゲーム(Ameba 戦国サーガなど)では、猫耳少女「飯坂猫」として登場している。 前述のように、猫の耳を描くだけで人物に猫的な属性を加えることが可能となる。猫耳キャラクターの一般化に伴い、ただ単に若い女性に猫耳をつけただけのキャラクターが多くなっていった。そのため、猫耳装具を装着したキャラクターやデザイン上の都合で猫耳を付したキャラクターを狭義の猫耳とし、生の猫耳を有するキャラクターや猫耳の有無を問わず猫的性格を有するキャラクターを猫娘または猫少女 1990年代には、通常のキャラクターであるにもかかわらず、猫をかぶる時や甘えて不満をもらすときなどを表現するために、猫耳を書くという漫符表現が使われる作品が出はじめた(例:『月詠-MOON PHASE-』葉月など)。 現実において人が猫耳グッズを装着する場合は、仮装やコスプレとして扱われる場合が多いが、渋谷109には「ネコミミ付パーカー」を扱うギャルブランドがあり、赤ちゃん用の衣料にも帽子部分に猫耳・獣耳を付けたものが多くみられる。 女性らしく非常にかわいらしく, 非常にモエらしい特性上, ほとんどの猫耳は女性が使うが, まれに男性も使うことがある。トロントコミックコン 1980年前後にネコ耳を付けて街を歩く若者が増え社会現象とされていた[7][要検証 – ノート]。 2012年4月より、脳波で動く猫耳型のウェアラブル型アクセサリー「 ⇒necomimi」が市販されている。脳波や心電・心拍などの生体信号を用いたニューロスカイ(東京都中央区)が製品を開発し、プロダクト/サービスのプロジェクトチーム「Neurowear」とプロモーションを行い、メディアなどから多大な反響を得た。カチューシャに、脳波センサーとセンサーの信号に反応して動く猫耳が付いた製品で、着用者の脳波の種類に応じて動きが変わる[8][9]。 2005年6月に落成した東日本旅客鉄道(JR東日本)の新幹線用高速運転試験車であった(2009年9月7日に廃車)新幹線E954形電車・新幹線E955形電車には試験的に空力ブレーキが装備されており、その形状が猫耳を連想させたことから「猫耳付の新幹線」と呼ばれ、ファステックたんという擬人化キャラクターも描かれた。さらに2019年5月に落成した東日本旅客鉄道(JR東日本)の新幹線用高速運転試験車である新幹線E956形電車には猫耳形ではないが空力ブレーキが装備されている。ただし、現在営業運転されている新幹線の中で空力ブレーキを装備している車両はない。 両備グループでは貴志駅の猫の駅長たまにちなみ、貴志駅を猫耳つきの駅舎に改築したり、たまをモチーフにした猫耳付の電車(和歌山電鐵2270系電車・岡山電気軌道岡軌7000型電車)やバスを導入している。 また、横浜市営地下鉄の踊場駅は駅名が近隣に伝わる猫おどりの伝承に由来しており、駅舎にも猫耳のように三角屋根が設置されている[10]。
その後の展開
つけ猫耳・ファッションの猫耳について
現実での猫耳猫耳をつけた女性
ネコ耳ブーム
脳波ネコミミ(公式名称:necomimi)
猫耳付の乗り物・建物
E954形
空力ブレーキが猫耳を連想
貴志駅駅舎
檜皮葺の屋根に猫耳付き
和歌山電鐵のたま電車
前面上に猫耳付き
岡山電軌のたま電車
前面上に猫耳付き
題材作品
楽曲
『Neko Mimi Mode』
タイトル通り。
コミック・アニメ・その他
ねこ耳少女シリーズ
レンタルきゅーと
あにゃまる探偵 キルミンずぅ
ぬこ耳団
にゃんコン! ネコ耳ナース?キツネ巫女?
脚注^ a b c d e 『猫耳史』第二版[要文献特定詳細情報]
^ ⇒Gaw! Magazine 最初にネコ耳キャラを作ったのは宮沢賢治
^ ますむらひろし公式HP 『ちょっとクドイぷろふいいる』より