さまざまな経緯で、郡と市が統合された自治体である市郡がいくらかある。それらは、郡であると同時に市であり、郡から独立した市の独立市とは異なる(アラスカ州のジュノー〔州都〕、アンカレッジ、カリフォルニア州のサンフランシスコ等)。 ワシントンD.C.(コロンビア特別区)は、連邦政府の直轄であり、同時に郡相当の区域でもあり、市(ワシントン市)でもある。しかし通常は独立市とも市郡ともみなされない。 歴史的には、コロンビア特別区は1?2の郡と2つの独立市からなっていた。しかし1871年のコロンビア特別区基本法で、それらは全て統合された。 日本の市は全て、郡から独立しており、アメリカ的な意味では独立市である。 市が都道府県から独立する制度として、かつて(地方自治法施行直後)特別市があったが、都道府県の強い反対に合い、一件も適用されないまま廃止された。代わりに導入された政令指定都市では、市は都道府県から独立することはない。政令指定都市に準じ都市の規模に応じて、市に都道府県の事務権限の一部を移譲する制度として中核市がある。 ドイツにおいて郡に属さない独立市は以下の通りである。一般的に人口の多い都市が多い。なお、ザールラント州には特別市が無く、ブレーメン州は州政府直轄のブレーメンと独立市であるブレーマーハーフェンの2つの都市で構成される。 フレンスブルク、キール、リューベック、ノイミュンスター ブラウンシュヴァイク、デルメンホルスト、エムデン、ゲッティンゲン、ハノーファー、オルデンブルク、オスナブリュック、ザルツギッター、ヴィルヘルムスハーフェン、ヴォルフスブルク ブレーマーハーフェン アーヘン、ビーレフェルト、ボーフム、ボン、ボトロップ、ドルトムント、デュースブルク、デュッセルドルフ、エッセン、ゲルゼンキルヒェン、ハーゲン、ハム、ヘルネ、ケルン、クレーフェルト、レーヴァークーゼン、メンヒェングラートバッハ、ミュールハイム・アン・デア・ルール、ミュンスター、オーバーハウゼン、レムシャイト、ゾーリンゲン、ヴッパータール フランケンタール (プファルツ)
コロンビア特別区
日本の相当する制度
ドイツにおける独立市
また、ベルリンとハンブルクは州と同格の独立市(独立州)である。
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州
ニーダーザクセン州
ブレーメン州
ノルトライン=ヴェストファーレン州
ラインラント=プファルツ州
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