ソビエト連邦で開発されたドラグノフ狙撃銃はAK-47の設計をもとにしているが、AK-47の弾薬よりも火薬量の多い7.62mm×54R弾を使用するため薬室やガスチューブなどが再設計されており、他の狙撃銃に比べ数キロ軽く高い信頼性を持ちながら600m以上の有効射程を持つという。現在のロシア連邦軍では、専門の訓練を受けた射撃手と共に各分隊に一丁ずつ配備されている。
オートマチック方式の内、M16より派生した狙撃銃群.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}SPR Mk12 Mod 0/M16をベースとする米軍の特殊目的ライフル(=狙撃銃)SAMR/M16をベースとする米海兵隊の分隊上級射手ライフル(=狙撃銃)
一般にオートマチックライフルは、薬室や機関の遊びを大きく取っており、ボルトアクションライフルに比べ命中精度や信頼性が劣る。
M16を特徴付けるダイレクト・ガス・アクションによるガス圧作動方式は、他のオートマチックアクションより射撃精度の点で優れているとされM110に取り入れられた。ベトナム戦争による悪評が兵士の整備不足による冤罪ではあったとしても、泥水に漬けても作動するAK-47アサルトライフルに対し、M16やM4が先のイラク戦争で、汚れたグリス類と砂漠地帯特有の細かい砂による汚れで作動不良を起こしたことはよく知られている。実際に、M110はアメリカ陸軍ではショートストロークピストン式のH&K社製のM110A1に置き換えられた。また、M110A1はアメリカ空軍でもボルトアクション式のM24SWSを置き換えつつある。CSASS
アメリカ軍は特殊部隊用として、M16を軽狙撃/精密射撃任務用にカスタマイズしたSPR Mk12などの特殊目的ライフル(Special Purpose Rifle)を開発した。また、アメリカ海兵隊では少数生産されたSAMR(Squad Advanced Marksman Rifle)の運用思想をもとにM27 IARに同じスコープを搭載したものをM38 SDMRとして分隊上級射手用に配備している。本来、M27 IARはM249と同じく軽機関銃として採用されたが、採用当初から優れた命中精度が注目されており兵士個人でスコープを搭載することがあった。軽狙撃(light sniper)とは、バレットM82など50口径クラスによるものを重狙撃(heavy sniper)とするためにこのように呼ばれる。しかし、5.56ミリ弾の射程は数百メートルであり、『ゴルゴ13』のような“数キロメートル先から一発で標的を仕留める”描写はあり得ない(作者のさいとう・たかをも、M16の実際の能力についてはあまりよく知らず、その武骨な外見のみでゴルゴに使わせたと認めている)
これらの銃には、通常弾薬であるM855の弾頭重量を77グレイン(4.98g)に増量するなどして、実戦での命中精度を向上させたMk262の使用を前提としている。
代表的な軍・警察用狙撃銃
アメリカ合衆国アメリカ陸軍で採用されている狙撃銃とその性能
M1903A4
精度の高いM1903を転用。ボルトアクション方式。
M1C/D
精度の高いM1ガーランドを転用。オートマチック方式。
M21、M25(英語版)
スプリングフィールド社。精度の高いM14を転用。オートマチック方式。
ウィンチェスターM70
ベトナム戦争時に使用。高い精度と信頼性が有名。
レミントンM700
軍/警察向けのM24 SWSと、アメリカ海兵隊向けのM40がある。ボルトアクション方式。
MRAD
バレット・ファイアーアームズ社。ボルトアクション方式。
SR-25
ナイツアーマメント社製。アーマライトAR-10自動小銃の発展型。オートマチック式。
Mk11 Mod0
SR-25をアメリカ海軍特殊部隊(SEALs)の要求に合わせて仕様変更したモデル。アメリカ海兵隊での制式名称は「SR-25M」。
M110 SWS
M24に代わりアメリカ陸軍の採用したMk.11 Mod0の派生型。
M82
バレット・ファイアーアームズ社。12.7mm弾を使用する対物狙撃銃。
M1903A4
M1C
M21
ウィンチェスターM70
M2010(M24 SWSの発展型)
MRAD
SR-25
ソビエト連邦 / ロシア
M1891/30
精度の高いM1891/30を転用。ボルトアクション方式。
M1940
精度の高いM1940を転用。半オートマチック方式。
SVD
“ドラグノフ狙撃銃”の名で知られる。ソビエト連邦軍をはじめとしたワルシャワ条約機構で広く採用された、東西冷戦時代の東側を代表する狙撃銃。オートマチック方式。
VSS
消音に徹した特殊な狙撃銃。オートマチック方式。
SVD
VSS
ドイツ
Kar98k ZF
精度の高いKar98kを転用。ボルトアクション方式。
G43 ZF
精度の高いG43を転用。オートマチック式。
MSG90・PSG-1
H&K社。オートマチック方式。
H&K G28
H&K社。オートマチック方式。
R93 LRS
ブレイザー社。ボルトアクション方式。
DSR-1
Kar98k
R93 LRS
イギリス
No.4 Mk I (T)
精度の高いRifle No.4 Mk Iを転用。ボルトアクション方式。
L96A1
アキュラシー・インターナショナル製。ボルトアクション方式。極地(極寒冷地)仕様のモデルは「L118A1」と呼ばれ、スウェーデン軍に「Psg90」の制式名で使用されている。
L115(AW338/AWM338)