片平なぎさ
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トーク番組新婚さんいらっしゃい!』(朝日放送〈現:朝日放送テレビ〉制作・テレビ朝日系)では、1981年11月15日から1992年5月17日までの10年半にわたり、桂三枝(現・六代桂文枝)の4代目アシスタントを務めた[1]。番組アシスタントとしては、事務所の後輩である山瀬まみ2008年1月6日放送分で更新するまで最長出演を記録。女優メインの活動の中では異例の長期起用で人気も高かったが、これ以外に司会の仕事は少ない。

2023年3月、『赤い霊柩車』(フジテレビ)シリーズの終了をもって2時間ドラマの主演が全てなくなった。
人物

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出典検索?: "片平なぎさ" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2019年7月)


2時間ドラマの女王として君臨し、同事務所である船越英一郎とも多数の2時間ドラマで共演していたが、2001年の松居一代との結婚後は、2時間ドラマでの共演はなくなっている。

数多くの2時間サスペンス / ミステリードラマで主役を務めた片平が、かつて唯一出演経験がなかったのがテレビ東京系列の水曜21時枠であった。しかし、2007年2月28日水曜ミステリー9『黒い骨』の主演を果たし、5大基幹局全ての2時間ミステリードラマ枠での主演を達成(ライバルの船越は先に達成)。なお、テレビ東京系列で特別番組として不定期に制作されていた長編ドラマ作品への出演はこれよりも約15年早い。1992年11月16日放送分の『プレイガール'92・黒真珠殺人事件』にて主演を務めているため、片平にとってはこの作品が事実上テレビ東京系列における2時間サスペンスドラマの初主演である。

デビューのきっかけになった『スター誕生!』は、応募していた同級生が出場直前で怖気づき、「勝手に欠席したら怒られる」とみなで熟考した結果、学芸会でミュージカルの主役経験があった片平が代役にふさわしいという経緯で出場。優勝したものの、父親が芸能界入りに大反対で一度は辞退している。しかし、森昌子山口百恵など、過去の優勝者が芸能界で活躍していることを鑑み、「3年やってみて」という約束で歌手デビューをした。

本人曰く歌は嫌いだという。「歌が下手」「衣装がおかしい」と客は捉えていると疑心暗鬼になり、徹底したネガティブ思考に陥った。仕事場までは常に足取りが重かったという[4]。歌手と俳優業を並行していくうちに芝居への適性を自覚し、のちに本格的に俳優業へ転向した。

青い山脈』で映画デビューした際、作品を作り上げる過程の楽しさ、自分とは違う人間になれることに気づいたという。約束の3年が終わり、芝居の道に進む決心をするが、当時ホリプロには俳優専門スタッフがおらず退社も覚悟していた。しかし、片平の行動をきっかけに社内でドラマ専門のセクションが設立され晴れて女優に転身する。

柔和な人柄で知られ[4]、学生時代を知る人は「真面目で勉強もよくできた」と口を揃える。大成した現在でもファンやスタッフ、投宿先の従業員にまで挨拶や気遣いを欠かさないという。

スチュワーデス物語』出演時は、劇中の名シーンのひとつである「歯で手袋を脱ぎ、義手を見せつける」シーンなど、役柄の非情さも相まって、生々しく恐ろしいイメージが定着。そのため街を歩く際や撮影中には、「魔女」「バケモノ」と罵詈雑言を浴びせられ、さらには石を投げられるなど暴行を受け苦悩した[4]。しかし、共演する若手から「(『スチュワーデス物語』を)観てました」と声をかけられることが増え、会話のきっかけになることも多い。今では「出演して良かったと実感している」と肯定的に捉えている。

体を動かすことが大の苦手。休日は家で過ごすか、行き先を決めず車でキャンプに出かけ自然の中でたたずむのを好む[4]

映画初主演作となった『瞳の中の訪問者』の撮影中、シャワーシーンを控えた片平が共演者の志穂美悦子とともに大林宣彦監督から別室に呼び出され、「次のシーンは(片平演じる)千晶が瞳で恋をする人と初めて会う大事なシーンだ。とても綺麗に撮りたい。美しい映像にしたい。(少し沈黙の後)脱いでくれないかな?」と伝えられた。その後、大林から数時間にわたり穏やかな口調で説得されるも悩み続ける両者であったが、まず志穂美が「なぎさちゃんが脱ぐんだったら私も脱ぐ」と発言。片平は大林の映像や監督手腕を敬っており、作品の撮影意図も理解できたが当時高校生だった片平には荷が重かった。また、芸能界入りの条件として「絶対に脱がない」と父親と盟約を交わしており、その場では判断できず一晩熟考した末にヌードのシーンは断っているが、同作品には前述と同じ役のまま志穂美悦子と出演している。それ以降、現在に至るまで片平が撮影で脱ぐことはなかった[7]

同事務所(ホリプロ)に所属し、2期下の1977年デビューである榊原郁恵とは堀越高校時代の同級生であり親友。互いに名前で呼び合う仲。

出演
テレビドラマ
NHK

日本巖窟王(1979年) - 菊路

天花(2004年3月29日 - 9月25日、連続テレビ小説) - 佐藤秀子

愛と友情のブギウギ(2005年3月28日 - 5月5日) - 主演 紅谷あかり

風に舞いあがるビニールシート(2009年5月30日 - 7月4日) - 神谷温子

デイジー・ラック(2018年4月20日 - 6月22日) - 山城遼子

日本テレビ系

土曜グランド劇場 六丁目のスパルタ寮母さんには、赤いバラのいれずみがあった!(1976年)

殉愛 ひとすじの恋(1978年10月12日 - 1979年1月11日) - 三津子

そっとさよなら(1979年4月12日 - 1979年8月16日) - 弓子

あさひが丘の大統領(1979年10月17日 - 1980年9月17日) - 今井涼子

春よ来い(1982年11月15日 - 1983年5月9日)

殺意の家(1982年11月18日、木曜ゴールデンドラマ) - 主演

非行女教師(1983年5月5日、木曜ゴールデンドラマ) - 主演

孤独の西海岸(1984年3月29日、木曜ゴールデンドラマ) -

間違い電話 (1986年9月9日、火曜サスペンス劇場)

27才・LOVE気分(1988年1月6日 - 3月23日) - 高野弥生

小京都ミステリーシリーズ(1989年 - 2001年、火曜サスペンス劇場) - 主演 柏木尚子

半七捕物帳(1992年10月13日 - 1993年3月2日)

十七年目の秘密 定時制教師・石本歩(2004年9月7日、火曜サスペンス劇場) - 主演 石本歩

世界一の愛妻物語(2006年9月12日、ドラマ・コンプレックス) - 乙羽信子

左目探偵EYE - 小向典子

ドラマスペシャル(2009年10月3日)

連続ドラマ(2010年1月23日 - 3月13日)


探偵が早すぎる(2018年7月19日 - 9月20日) - 大陀羅朱鳥 [8]

TBS系

刑事くん 第4部 第46話「いもうとの初恋」(1975年9月22日)

事件ファイル110 甘ったれるな 第11話「女子高生・幼児誘拐の恐怖」(1976年3月23日) - 小宮則子

いごこち満点(1976年4月6日 - 9月28日) - 青山みどり

白い秘密(1976年10月1日 - 1977年4月1日) - 宗方夕子

白い波紋(1977年4月15日 - 9月30日)

横溝正史シリーズII 女王蜂(1978年、毎日放送) - 大道寺智子

雪姫隠密道中記(1980年4月5日 - 9月27日、毎日放送) - 主演 雪姫

母も娘も(1983年1月5日 - 2月25日、花王 愛の劇場) - 吉見藍子

スチュワーデス物語(1983年10月18日 - 1984年3月27日) - 新藤真理子

シンデレラの財布(1984年4月17日 - 6月22日) - 南祥子

松本清張スペシャル・黒い福音(1984年11月26日) - 生田世津子

水戸黄門第15部(1985年1月28日 - 10月21日 、C.A.L) 綾姫役として全話レギュラー出演


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