爆笑レッドカーペット
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レギュラー化することによって、この時間帯の大勢の芸人がショートネタを披露する番組としては、90年代中 - 後期にボキャ天芸人を一躍世に送り込んだ『タモリの超ボキャブラ天国』終了以来11年ぶりとなる。レギュラー化を記念して2008年4月13日に特番第1回が再放送された。またレギュラー第1回は15分拡大で放送された。また、番組マスコットキャラクターが作られた。名前は「レッカー君」であり、番組名である「レッドカーペット」から名前を取っている。

2008年11月1日より、フジテレビ On Demandにて番組本放送の有料動画配信が開始された。但し、JASRAC管理の楽曲や、番組とは無関係の楽曲を使用した芸人の出演部分には、楽曲著作権関係で動画配信は適用外とされカットとなる(ピーター×ディラン&キャサリン鮪男・超新塾・バイきんぐなど)。
ゴールデンタイムへ昇格

2009年4月4日からは毎週土曜日 19:00 - 19:57の放送となり[4]、水曜夜10時枠の後継番組には兄弟番組扱いとなった『爆笑レッドシアター』を編成(2010年9月8日放送終了。後継番組は水曜21時枠から移動してきた『ザ・ベストハウス123』)。

2010年4月より『人志松本の○○な話』のゴールデン昇格(土曜19時台への枠移動)に伴い、同年4月11日から毎週日曜日 19:58 - 20:54に移動[5]。日曜20時枠におけるお笑い番組の放送は『笑う犬の情熱』以来6年半ぶり、また司会の今田耕司にとっても、日曜20時枠のレギュラーは『ダウンタウンのごっつええ感じ』以来13年ぶり。なお、同じく司会の高橋克実裏番組大河ドラマ 龍馬伝』(NHK総合)にも出演していた。

2010年8月1日の2時間スペシャルを以って2年5ヶ月間のレギュラー放送を終了し、今後はスペシャル版として放送されることが発表された[6]。なお、前述のとおり高橋は『龍馬伝』出演のため、このスペシャルの途中で「本番中に渋谷(NHK放送センターの所在地)までトイレに行って」、帰ってきた所で辞令を発表した。
レギュラー放送終了後

その後のフジテレビの日曜20時台は19時台番組と併しスペシャル番組を放送し、2010年10月からは今田を出演継続させたバラエティ番組『G★ウォーズ』が当番組の後継番組として放送されたが、低視聴率のため2011年2月6日で放送終了した。また、兄弟番組『爆笑レッドシアター』も2010年9月に放送終了した。

レギュラー放送終了後も、2011年?2014年までは不定期特別番組として放送は継続されていた。2012年には、『爆生レッドカーペット』と題して当番組では史上初の生放送が行われていた。番組の内容や進行は収録放送と変わらないが、同局が公式サービスとして運営していた「イマつぶ」(2013年9月30日終了)で、視聴者の生コメントを表示したり、「生ウラ」と題して、スタジオのセット裏で出番を控えている芸人や終えている芸人の舞台裏を同局のホームページで生配信したり、さらに「カムバックレッドカーペット」は収録放送ではパネラーが「もう一度見たい芸人」を選んでいるが、パソコン携帯電話スマートフォンを利用した視聴者によるネット投票「生リク」によって決定する生放送ならでは「カムバック芸人ネット投票」を開催するといったインターネットを活用した視聴者参加型企画を行った。

その後、2018年1月1日の『初詣!爆笑ヒットパレード』内で久々に復活したが、現時点では本番組の特別版はこれが最後となっている。

レギュラー放送時代に多数出演していたものの、レギュラー放送終了後の特番には1度も出演していない芸人も数組いる(マシンガンズU字工事ザ・パンチWエンジンなど)。
放送時間の変遷(レギュラー放送時代)

期間放送時間(日本時間
2008.4.162009.3.25水曜日 22:00 - 22:54(54分)
2009.4.42010.3.20土曜日 19:00 - 19:57(57分)
2010.4.112010.8.1日曜日 19:58 - 20:54(56分)

出演者

MC

高橋克実(CEO

今田耕司

田山涼成 ※代役

村田諒太 ※代役


進行

中村仁美(当時フジテレビアナウンサー)

高橋真麻(当時フジテレビアナウンサー)※高橋克実不在時、中村仁美育休時代理

中村光宏(フジテレビアナウンサー)※中村仁美育休時代理

三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)


審査員

基本的にタレント俳優ミュージシャンアイドル声優などの芸人以外の芸能人が数名出演。レギュラー時代の通常放送では7名、拡大スペシャルでは9?11名が出演する。


出演芸人

毎回20組程度のお笑い芸人が出演する。2時間スペシャルでは40組程度、2時間半スペシャルでは50組程度、3時間スペシャルでは60組程度が出演。


ネタの内容

通常、テレビで披露される多くのコント漫才が4分程度の構成であるのに対し、本番組では1分前後の構成となっている。従って、1回の番組内で登場する芸人数は他のお笑い番組と比べて非常に多く、様々な芸人を見ることが出来る。登場する芸人の行うネタは持ちネタから切り出したものであったり、番組向けに作られたもの(もしくはアレンジされたもの)であったりと様々である。

出演者は無名に近い芸人から旬な芸人、ベテラン、落語家まで幅広い。特に無名に近い芸人が出演するのは構成作家(放送作家)の推薦や番組オーディション、また姉妹番組である『爆笑ピンクカーペット』などからである。

ネタ披露が行われた後、レッドカーペット会員と呼ばれる審査員(お笑いが好きなタレントからお笑いに無頓着な俳優まで様々)が審査、合計得点で「小笑」「中笑」「大笑」かを審査する。第2回より「満点大笑」という評価が追加された。審査席の後ろに大画面ビジョンがあり、第1回は「笑」の文字が笑うような動きをして、文字の色と動きの大きさで大中小(小笑いは出なかったが)が分かるシステムだったが、第2回から直接「満点大笑」「大笑」などと表示される形式になった。回を重ねるにつれ実質的に「大笑」「満点大笑」以外の採点については殆ど形骸化し、「中笑」が出ると会場内で失笑がわき起こる(「小笑」が出ることは滅多になく、唯一出した芸人はたむらけんじだけ。この時に「初小笑記念!小笑待受け画面」として待ち受け画像が期間限定で無料配信された。[注 10]。また、2008年12月17日の2時間スペシャルでは「Mr.小笑い」と紹介され、新ネタを披露するがまたも小笑い(7点)を記録してしまった。さらに2009年10月17日の「衝撃の世界進出SP!」(2時間)でも小笑を出し、2度目のカムバックでは中笑を出してしまった)。

数組まとめてネタを披露したあと、司会と審査員が講評する。数組がまとめてネタを披露するのは『爆笑ヒットパレード』でも採り入れられている。
演出

芸人が登場する前に番組独自のキャッチコピーと芸人の名前・画像が高橋のナレーションと共に表示される。レギュラー化以降は、初出演の芸人には画像の左上に○に初と書かれたマークが表示される。また、過去に「満点大笑い」を4回まで記録した事がある芸人は画像の左端に○に満と書かれたマークが記録した回数と同じ数だけ表示され、5回以上記録した芸人は画像の右上に「満」の字の入った○とその左上に小さく5と書かれたマークが表示され、6回目以降は1-4回と同じように記録した回数が数字で表示され、10回、15回以上の場合は「満」の字の入った○とその左上に小さく10、15と書かれたマークが表示される。この「満」の数は、特番時代・カムバック・コラボでの「満点大笑い」の数はカウントされない。

演出として付けられる字幕について、芸人のネタ披露に対して字幕が付くことはなく、司会者と審査員の会話に対して字幕が表示されることが多い。
レッドカーペット(ベルトコンベア)

フジテレビによると、舞台上のレッドカーペットは幅120cm、長さ15m。ベルトコンベア状になっているため、カーペットの正味の長さは30mになる。カーペットの操作は舞台袖の美術スタッフの入場・退場ボタン操作により行われる。カーペットの駆動速度は芸人の人数や道具により違いがあるが秒速1mで駆動する。

ネタ終了と同時にレッドカーペットが画面右側へ向かって動き出すため、芸人が驚いてよろめいたりコケたりする事も少なくない。また、コケかたで笑いをとったり、決めポーズや顔芸をする事がある。芸人によってはこの瞬間が最後かつ貴重な一発ネタ披露時間になるため、カメラは芸人が完全に舞台から消えるまでその様子を追っていることが多い。また、カーペットは小道具運搬や芸人の登場にも活用される。その場合、通常とは逆方向(画面右側から左側)にカーペットが動くことがある。
判定基準

審査員(レッドカーペット会員)は各自5点の持ち点(審査員席の「笑」ランプ)があり、ネタの面白さに応じて「5点」「4点」「3点」「2点」「1点」のボタンを連打するが、連打はあくまで演出であり、連打した分が判定に影響する事はない。合計60点満点。点灯したランプの合計によって満点大笑・大笑・中笑・小笑の4段階で評価する。フジテレビは明確な判定基準について明らかにしていないが、過去の放送からみて次のような基準になっているようである。


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