爆笑オンエアバトル
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その一方、2023年に開催された「THE SECOND ?漫才トーナメント?[注 17]」ではアンバサダーに就任[12]。決勝戦での一般人の審査を肯定するようなコメントをしている。

チュートリアル[注 16]
徳井義実は「お笑い番組なんかなかなかない時代に『オンバト』作ってくれて、凄いありがたかったんやけど」と感謝を述べつつも、「番組はエエねんけど、客が変な感じになったんや。もっとノーマルなお客さんを、何とか集めなアカンかってんけど」「どのあたりからか、お客さんが変な『エセお笑い評論家』みたいな感じになってきて鬱陶しかったな」などと番組の一般審査員に対して不満を抱いていたことを明かしている。福田充徳も当時の「オンバト」の審査員を「視聴者と、お笑い芸人の間に入ってる、審査員みたいな客」と評し非難しており、実際に審査員が時折「笑ってもいないのに玉を入れる」という矛盾した行為をとるのを目撃したこともあった[注 18]と明かしている。更にこういった経験を踏まえ「『オンバト』レギュラーメンバー以外、もう(審査に)通らへん、みたいな」などと語っており、「正直、(番組が)嫌いやったな」と本音を吐露している[13]
サンキュータツオ米粒写経[注 19]
当番組に対し、以下のような辛辣なコメントを自身のTwitter上で述べている。「最後まで人選の基準がよくわからない番組だった。だいたいほかのコンテストでよく見る面々が出ていて、最後の10年くらいは新たな笑いを生んだのかもよくわからなかった。この番組に何度も出ても売れず、民放コンテスト一発で人生を変えた人もいた。モヤモヤばかりだった[14]」「オーディションがあると聞いたこともないし、ライブに足を運んで若手を発掘するような作業をしていると聞いたこともなかった。キャリア10年以下しか出れないと言われた人もいたし、でと10年以上の人も出ていた〔ママ〕。出る側としたらハイリスクローリターン、でも出るしかない番組だったという[15]」「00年代にお笑いに変革をもたらした、完成度ではなく新しさで勝負した芸人たちはみなこの番組でオフエアだった。ラーメンズとおぎやはぎ以外でこの番組発はあっただろうか。最大多数を満足させる笑いが、新しさと相性が悪く、先細りしかないことを証明した、そこに価値のある番組だった[16]」「時代に左右されず淡々とネタだけを公平に審査しているストイックな番組のようにも見えるが、オンバトもまた、癖ありまくりのネタ番組のひとつであった。見た目の向き不向きもあったし、攻略法的なものも存在した。やっかいなのは、オフエアされるとつまらない人だと思われてしまうということ[17]」「本来視聴者が気にすべきではないこのようなことを、気にするようになったリテラシーの高まりも、この番組の功罪であったように思います[18]
中立派
NON STYLE[注 20]
井上裕介は、「M-1」と「オンバト」それぞれの審査の傾向を比較し「自論ですが『オンバト』は「一番面白い芸人」というよりも「一番共感できる芸人」が優勝できるような気がします。『オンバト』は客席に100人いたら99人に好かれないといけないんですけど、『M-1』は100人の内10人しか笑っていなくてもその10人の評価が凄ければいい、みたいな空気はあります」と語っており、石田明も「『オンバト』はアクがない方が有利かも知れない。『M-1』は逆にアクがないとダメ」と語っている[19]
タイムマシーン3号[注 21]
番組内で数少ないパーフェクト(545KB)達成コンビであるが、2015年に行われたインタビューで山本浩司は「オンバトの満点というのは『100人に嫌われなかっただけ』という結論に達した」「100人が面白いって思ったわけじゃなくて、100人が嫌じゃないっていう判断での満点。できるだけ嫌われないようにしての満点だったんです」と冷静に分析していた。更に山本は「オンバトで落ちた芸人さんが、どんどん違う大会で活躍し始めるんです。それを見て、『ちょっと待てよ』と。うちらお客さんにはウケてるけど、先輩やテレビを作っている人たちには受け入れられてないんだなって。どの世界もそうだと思うんですけど、賛否が出ないとダメなんですよ」と番組に対して直接的な批判こそはしてないものの、複雑な心境を吐露していた。更に関太も番組に出演していた当時を「すごい媚びてたんですよね、たぶん」と回顧している[20]。また、2人は2015年3月19日深夜放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』にて「ビックチャンスをつかんだのに進路でしくじった先生」[21]として出演した際にも、「オンバト」では得点を上げるため開演前に観客と接触を試みたり、ネタを披露する際は観客が不快に思うであろう表現は極力排除したりする[注 22]など、出演当時は観客に対して積極的に媚びていたことを明かしていた。また、後日パーフェクト(545KB)を達成した回を2人で見返した時は「礼儀正しい子が2人いるだけで、面白いことは全くしていない」と気付いたという。これらを踏まえて2人は「ファミリー層に寄せすぎて進路をしくじった」「面白さより勝ちを選んではダメ」と自らの「しくじり」を告白していた[22]
横澤彪(元テレビプロデューサー)
第11回チャンピオン大会ファイナル終了後、自身のコラム『横澤彪のチャンネルGメン69』にて、「結果に文句はないが、みな似たり寄ったりで新鮮味がなかった。全般的にネタ、存在感に若々しさがなくエネルギー不足を感じた」「番組としてもう使命を終えたと思う。民放の『エンタの神様』や『爆笑レッドカーペット』などが躍進し、色あせてしまった。(中略)一般投票も100人とかの規模で長くやっていると、その『判定力』に疑問符が付く回がどうしても出てくる。果たして、本当に面白い組が毎回『勝者』として選ばれてきただろうか」と厳しい評価を下していた[23]。更に翌年の第12回チャンピオン大会ファイナル終了後のコラム内でも「オンバトといえば、かつては若い芸人たちの夢の舞台だった。人気のないネタは放送してもらえない、という緊張感の中、放送を勝ち取り、そして人気者へ、という流れ・勢いがあった。」と当初は高く評価していた一方で、最後は「いつしか新規参入組が小粒になり、尻つぼみになってしまった。ここで一旦番組を終えるのは適切だろう。ひところの様にドンドン新しいタマが出てくるという勢いがなくなったということは、単にこの番組だけの問題ではなく、お笑い界全体にとっても先細りの懸念があるということにほかならない」と締めくくっていた[24]
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