人口は約19万人。首都圏整備法第2条第5項に規定する都市開発区域となっている(旧妻沼町、旧大里町、旧江南町の区域を除く)。 埼玉県の北部地域[1]では最多の人口を誇り、北部の経済の一大拠点[2]であり、特例市(施行時特例市、中核市移行予定無し)・業務核都市(深谷市と一体指定)・景観行政団体・特定行政庁に指定されている。江戸時代には中山道の宿場・熊谷宿が置かれ、宿場町として栄えた。現在でも市内には国道17号をはじめとする4本の国道(および各線の計6つのバイパス)、9本の主要地方道、上越新幹線をはじめとする3本(JR上越新幹線・JR高崎線・秩父鉄道秩父本線)の鉄道路線が通過しており、交通の要衝としての役割を果たしている。また人口は県内第9位であるが、農業産出額県内第2位、商品販売額県内第3位、製造品出荷額県内第4位であり、埼玉県の北部における経済上の一大拠点をなしている。 1986年(昭和61年)に国土交通省により首都圏の業務核都市(深谷市と一体指定)に指定されている。 2005年10月1日に熊谷市と大里郡妻沼町、同郡大里町が合併(新設合併)し、新たに「熊谷市」が設置された。2007年2月13日には大里郡江南町を編入し、埼玉県北部では初の20万人都市となったことにより、諸手続きを経て2009年4月1日に特例市の指定を受けた。 1990年代以降、夏の気温の高さが全国的に知られるようになった(詳細は後述)。首都の東京に近く、歴史的に古くから熊谷という地名が知られていることも相まって「暑い町」としてメディアに取り上げられる頻度も高い。 「熊谷」の発音に関して、主に平らな発音と、“マ”にアクセントを付ける発音(ただし、「熊谷市」「熊谷駅」などと続ける場合は平らになる)の2種類が混在している。この件に対し、2019年当時の富岡清市長は「平らに発音するのは以前からの地元での慣用、“マ”にアクセントを付けるのは共通語的。現在の市民にはどちらも自然に受け入れられており、慣用的な呼び方を大切にしたいが、それぞれ親しみのある呼び方をして欲しい」とし、平らな発音を大切にしつつも、それを正として統一する考えは持っていない[3]。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important} 123456789101112 インペリアル換算 猛暑本場とも言われており[4]、夏場の高温・猛暑に関する多くの最高記録が観測されている。
概要
熊谷スポーツ文化公園の桜
関東最大の祇園祭「うちわ祭」の山車
気候
37 10-0 32 110 69 144 91 209 115 2514 150 2718 170 3122 183 3223 198 2820 177 2214 54 177 31 122
気温(°C)
総降水量(mm)
出典:気象庁
123456789101112
1.4 5031 1.3 5133 2.7 5838 3.6 6847 4.5 7657 5.9 8165 6.7 8872 7.2 9074 7.8 8267 7 7257 2.1 6245 1.2 5435
気温(°F)
総降水量(in)
2000年9月2日には最高気温39.7°Cを観測した。これは、1984年9月3日に東京都八王子市で観測した最高気温39.2°Cを16年振りに上回り、2020年9月3日に新潟県三条市で最高気温40.4°Cを観測するまでの20年間、9月の国内観測史上最高気温であった[5][注釈 1]。
2007年8月16日14時42分には最高気温40.9°Cを観測した(同日14時20分、岐阜県多治見市でも最高気温40.9°Cを観測)。これは、1933年7月25日に山形県山形市で観測した最高気温40.8°Cを74年振りに上回り、2013年8月12日13時42分に高知県四万十市江川崎で最高気温41.0°Cを観測するまでの6年間、国内観測史上最高気温であった。
2011年6月24日には最高気温39.8°Cを観測した。これは、1991年6月27日に静岡県静岡市で観測した最高気温38.3°Cを20年振りに上回り、6月の国内観測史上最高気温である[6]。
2018年7月23日14時16分には最高気温41.1°Cを観測した。これは、前述の江川崎の記録を5年振りに上回り、国内観測史上最高気温である[7][注釈 2]。前述したとおり、2007年にも国内最高気温記録を更新しており、これにより国内で史上初めて最高気温記録を2回更新した都市となった。なお、それから2年後の2020年8月17日12時10分に静岡県浜松市中区(現:中央区)でも最高気温41.1°Cを観測したため、現在では観測史上1位タイ記録となっている。